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~アネモネ~ 歌詞

作者: Kite



  【 アネモネ 】


春風、花が咲いた。

アネモネの香りが

僕の心に融けて消えてった。


アネモネの花が咲いて、

真っ白だった僕の世界を彩ってくれた。

はじめからはかなく終わる恋だとしても、

それでもよかった。嬉しかったんだ。


二人だけの時間が愛しくて

期待に心を躍らせてた。

廃ビルに住んでいた僕に、

微笑んでくれたのは君だけだったから。


アネモネの花がまた一つ咲いた。

このはかない恋が、実ることはない。

僕は期待に見捨てられた。

これが現実だった。

僕はアネモネに呪われている。


それでも、もしこの恋が叶ったとしたら、

君がこの先50年間生きるのなら、

僕は50年と-1日まで生きたいよ。

そうしたら、僕は君なしで生きなくていい。

それがいいよ。それが……

アネモネの呪いだ。

けど君を信じて待っている。


咲き乱れたアネモネの花が今、

夏空に吹く風にのって散って、

呪いが舞ってった。


君を裏切ったとしても、

僕は君を愛している。

僕は君なしでは生きられない。

これが現実だ。真実だ。

はかない恋に終止符を、

はかない恋の苦しみに侵されてしまった。


それでも、もしこの恋が叶うなら、

君がこの先50年間生きて、

僕は50年と-1日まで生きたいよ。

二人で生きたいよ。

それがいいよ。それでいいじゃん。

僕は君なしで生きたくないんだ。

アネモネの呪いが蝕んでいる。

だから僕はここで、

君を信じて待っている。


そして……

彩られた世界は、

再び色を見失い、空虚に染まってった。






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