VS群狼01
主人公の戦い方
・戦いでは、パワーファイトや接近戦を好む脳筋。逆に搦め手や中・長距離戦を苦手としている。
・逃げる事も作戦の内と考えているため、直ぐに逃げるが多くがブラフやハッタリのために精一杯頭を働かせた結果である。
・相手に慈悲をかけず、敵には容赦がない。何より、殺すことにためらいがない。
くっそ……。俺は今、狼たちに囲まれている。数は見回した感じ5体程。そして体の大きさから見て恐らく全て成体。対して俺は産まれてきたばかりの幼体。逃げれる要素は………ゼロ。
ははは、まじかよ。………いや、絶望するのはまだ早い、一か八かの賭だけど逃げれる可能性はある。だけどそれは余りに無謀な賭。どうしようか……。
いや、やってやる。僅にでもこっちに勝率があれば乗ってやる。何としてもこの状況を打開してやる!
「ヒヒーン!!」
俺は元いた世界の馬の鳴き声を真似つつ目の前にいる狼に突進する。ここが第一の賭だ。これに勝たないと確実に死ぬ……!
「グルァア!?」
狼いきなり突進してきた俺に驚き、僅に後ろに下がった。よし、一つ目の賭に勝った!
俺はそのまま狼に頭から突っ込み狼の頭に額の角を突き立てる。
「グルァアァァァ!?」
そして頭と前足を振り上げ、脳と頭蓋骨を強引に引き裂く。よし、まずは一体!
「「ウオオオオオォォォォン!?」」
仲間が殺されて怒れたのか二体程の狼が真後ろ鳴き声を出しながらから襲いかかってきた。声がするならそこに本体がいる、なら!
俺は前足を勢いよく振り下げる。そして、狼たちに後ろ足でキックを繰り出す。
「「キャイン!?」」
二体の狼に俺のキックがあたり、ザバアアアン!という音が聞こえてきたためどうやらあの二体は湖に落ちたようだ。
よし、これで逃げれる!俺は後ろ足を地面に付け、全力で地面を蹴る。
「「ウオオオオオォォォォン!!」」
後ろから殺気を感じる。残った二体は俺を追跡ようだな。
なら全力で逃げきってやる!ここからが正念場だ!!
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