群狼襲撃
う~ん、俺はいつの間にユニコーンになっなっているんだ?
俺は湖の近くの木陰に座りながらこの状況について考えていた。とは言っても俺はテストは下から数えたほうが早かったし、内申点は2以外取ったことのない馬鹿だから全くいい考えが、浮かんでこない。
あああああああ!もう考えるのも面倒くさい。取り敢えず、今何が出来るか試したほうが考えるより良い。
とはいえ、やれることはそう多くない。見た感じ俺はユニコーンの幼体のため、出来ることが限られているからだ。
取り敢えず今出来るのは歩くこと、座ることや眠ること、くらいだ。喋ろうとしたら鳴き声しか出ないし、後ろのほうは見えないしこんな状態では、人と話すことすらできず、背後から襲われた時に対応できない。
…あれ?おかしいな。なんで俺は『背後から襲われる』なんてことを考えたんだ?そんなこと今まで一度も考えたことがないのに……?
いや、気のせいか。取り敢えず、今出来ることはこれくらいだし、この姿だと恐らくここにとどまると湖に水を飲みに来た生物と争うことになるかもしれない。直ぐにでもここから移動した方が良さそうだな。
「ガウゥゥン!!」
俺は動物の鳴き声を聞きびっくりして横に避けた瞬間、灰色の狼が俺のいた場所に飛び込んできた。な、なんだ!?取り敢えず逃げよう!
「「「 グルルルルルルル」」」
しかも周りには、同じ種類の狼が俺を睨み付けながら囲んでいた。こ、これじゃあ逃げれない………!
異世界に来て初日。いきなり大ピンチです。神様、俺は悪いことしたのか?
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