プロローグ
初作品です。よろしくお願いしますm(_ _)m
いつもの日常だった。
部活が終わり、1人で学校からの帰り道を歩いていた。
家に着き、カバンの中にある鍵を探していた。
なかなか見当たらず少しイラついていて気づかなかった。
もっとわかりやすい所に鍵を入れておけば少しは違ったんじゃないかと思う。
鍵が見つかりホッとして気がついた。後ろに誰かいる。
ボソボソなにか言っている。振り返っては行けない気がする。
俺は恐る恐る振り返った。
女がいた。
「…………んで……なんで!なんで無視するのよおぉぉぉおお!!」
女は顔を歪めてこっちを見ながら叫んだ。
「いつもいつもいつもいつも気がついてくれない。私はこんなに康平くんのこと見てるのに!」
俺は寒気がした。冷や汗が背中を伝う。
「ふふふふっ」
女は笑いながら何かを取り出した。
「一緒に死にましょう?」
ナイフだった。
俺は咄嗟に動けず、女が目をギラギラさせて嬉しそうに笑いながら俺の腹部を刺した。
父さんや母さんが仕事から帰ってきて家の前に俺が血を流して倒れていたら、酷く驚き悲しむだろうな。
親より早く死ぬなんて、親不孝な息子でごめん。
なんてことを考えていると視界が真っ黒に染った
是非ともご贔屓に。