1,転生
「・・・・・・うっ、まぶしい。」
目を覚ますと目の前にあるのは、広い海だった。
どうやら、浜辺にいるようだっのた。
「え?・・・どういう事?さっきまで家にいたはず。」
すると、頭に声が聞こえてきた。
〈目が覚めたようですね。ユウさん・・・それとも、櫻山勇とおよびしましょうか?〉
ユウは、深呼吸して、気持ちを落ち着かせた。
「いや、ユウでいいよ。それよりもここはどこ?」
〈分かりました、ユウさん。私のことは、セルシアと呼んでください。
ユウさん、あなたは、剣と魔法が飛び交うこの世界『ガルタ・セイント』に転生しました。〉
ユウは、最初セルシアの言っていることが分からなかった。
「・・・?何を言って・・・て、転生?」
セルシアは、ユウの言葉にうなずいた。
〈はい、ユウさんあなたは転生をしたのです。女として。〉
「え、ええぇぇぇぇぇぇ!!」
ユウは、大きな声を出して、驚いた。
その反応に、セルシアは笑った。
〈ふふふ、やっぱりそんな反応ですよね。生前は、男ですし。〉
「え?・・・セルシア知ってたの?」
ユウの言葉にうなずいた。
〈ええ、ユウさんの転生を担当したの私ですから。〉
ユウは、思わず大きな声を出した。
「・・・はぁ!?・・・え、ええと。頭整理させて、セルシア。」
〈ええ、わかりした。〉
ユウは、深呼吸をした。
「・・・すぅー・・・はぁー・・・。俺は転生、つまり一回死んだのか。それで、セルシアが転生の担当をしたってわけね。それからこの世界に来たと。」
ユウの言ったことにうなずいた。
〈はい、そういうことです。〉
〈ユウさんには、まず、自分のステータスを見てください。声に出しても、心ので念じても構いません。〉
さっそくユウは、自分のステータスを見た。
ステータス
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名前:ユウ 17歳 女 人間 拳闘士
Lv.1 称号:なし
HP:20 MP:45 攻撃:120 守備:135
瞬発力:162 運:100
スキル:言語理解 鑑定 格闘術 魔装
固有スキル:未来予知
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言語理解:あらゆる言葉を理解し、話したり、書くことができる。
鑑定:あらゆるものを詳しく見ることが出来る。しかし、妨害されたり、相手が自分よりも高い場合最低限の情報しか分からない。
格闘術〈中〉:拳や蹴りなどの体が触れる武術。まだまだ、先は遠い。
魔装:体を強化したり、武器を強化したり、魔力を込めた分だけ、APが強くなる。
また、持続時間も長くなる。鎧などにかけると、DPが強化される。
未来予知:ユウ専用スキル。集中をしていると、たまに、発動する。未来を見ることが出来る。
「・・・だいたい分かったけど、この固有スキルっていう何?」
〈それは、その人しか持っていないスキルのことです。使い方は、慣れてくれば分かるでしょう。〉
ユウは、セントリアに聞いた。
「小説みたいに冒険者ギルドとかあるの?」
〈ありますよ。〉
「近くに街はあるの?そこで、ギルドに入る。」
セルシア少し間を空けてから言った。
〈・・・近くの街は、セントリア王国ですね。街に入るには、少しお金が要りますが、アイテムバックに必要な分が入っているので大丈夫ですね。〉
ユウは、うなずいた。
「・・・そうか。」
「ところで、セルシア。ついて来るんですか。」
セルシアは、思い出したように言った。
〈ああ、神様には、無断で休みを取りましたから。〉
「・・・・・・な、なにやってんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
地獄耳
ユウ:なんで女だったの?
セルシア:ああ、生まれる性別変えることは出来ないでしょ。それと同じ理由です。
ユウ:ああ、なるほど。
セルシア:・・・・・・・・・(ボソッ)本当は、私の趣味で変えたけど
ユウ:おい。セルシア。
セルシア:なんでしょうか?
ユウ:小さい言ったこと聞こえてんだよ!
セルシア:ぎ、ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
※セルシアの趣味で性別を変えることは出来ません。
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