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プロローグ
「お母さん、なにかお話しして。」
「そうねえ。なんの話をしましょうか。」
少し考えて、手をたたいた。
「そうだ!あのお話をしましょうか。」
本棚にある一冊の本を手に取って、話しはじめた。
むかしむかし、セントリア王国という国がありました。
その国は、とてもとても、美しい国でした。
その国の浜辺に、2人の兄妹がけがをしてうちあげられていました。
おじいさんとおばあさんの手厚い介護により、2人のけがは治り、すくすく育っていきました。
あるとき、その国に魔王という者が攻めてきました。
その国は、闇に覆われていき、その国の人達は倒れていきました。
そのときです。2人の体が光り出し、変化していきました。
2人は時空をつかさどる精霊『スフィア』と『メイフィア』だったのです。
2人は力を合わせて闇を打ち払い、魔王を倒しました。
2人は、おじいさんとおばあさんに『時の宝玉』と『空間の宝玉』を渡しました。
それ以来、その国を攻めようとする者は、現れませんでした。
時々、その国には、スフィアとメイフィアが現れるようになったのです。
「・・・おしまい。」
話し終えると、寝息が聞こえてきました。
「・・・zzz。」
「あらら、寝ちゃたのね。おやすみなさい。」
本を戻して、部屋を出たのだった。




