むじな3
砂那は前かがみになりながら、紅衣千千姫命に向かって墓の間を駆け抜ける。
紅衣千千姫命は上目使いで舌をだらし無く出すと、迫ってくる砂那に対して、両腕に力を入れ、拝み屋たちの拘束を解いた。
自由になった紅衣千千姫命に向かって、式守神達は一斉に攻撃を開始しする。
動きの速い三火八雷照が紅衣千千姫命の体を駆け抜け、相手が動きを止めた。その隙に、祓戸狭霧神の大きな拳が紅衣千千姫命の顔面を捉える。
さすがに三体の中で一番の霊力をほこる式守神の攻撃だ。紅衣千千姫命は思わず仰け反った。
そこに八禍津刀比売が、左手以外の五本の大剣を突き刺し、追いついた砂那が自分の身長ほどの大きな剣で斬り付ける。
「あの子、すごいな!」
周りの拝み屋からは驚嘆の声が上がった。
電光石火。相手に攻撃の隙すら与えない連続攻撃。
それは、これほどまでに霊力の強い神様を、そのまま囲わずに倒してしまうかと思うほどに。
しかし、何かを感じ取った砂那は、追撃はせずに距離を開けた。
紅衣千千姫命は反り返っていた身体を、ゆっくりと起き上がらせる。その姿は、ジーンズにTシャツとラフな格好をした、未国 蒼だった。
蒼は三体の式守神を無視して、砂那の前まで走って来ると彼女に殴りかかる。
心を読むのだ、蒼の姿をしてこちらを驚かすつもりだったのだろう。しかし、それは………。
「想定内よ!」
彼の腰が入った拳を、砂那は焦らずに頭を低くしてかわし、大剣で下から彼の右腕を跳ね上げた。その、跳ね上げて体勢を崩すつもりの蒼の右腕が、切断され宙を舞う。
「えっ?」
これは想定外だったのか砂那が固まる。
トカゲのしっぽ切りの様に、彼の右腕は宙を舞い、新しく現れた緑色の鱗に覆われた長い腕が砂那を狙った。
蒼の根本的衝動。
ここまで真似るとは思っていなかったので、これには完全に虚を突かれた。
やばい!!
致命的な砂那の硬直に、八禍津刀比売は左手に持っている、実体を斬ることが出来る剣の腹部分で砂那を押しのける。
直後、砂那の鼻先を、蒼の鱗に覆われた腕が掠り抜けていった。
「ケっ、ケホっ、助かったわ八禍津刀比売」
今の攻撃は危なかった。勢いよく押されたのでおなかが痛いが、龍の腕の攻撃を受けていたらそれどころではない。致命傷になっていただろう。
じっとりと嫌な汗が背中をつたう。
篠田が言った通り厄介な神様だ。少しでも気を抜けばそこで終わりだ。
式守神達は彼を砂那に近寄らせまいと、攻撃をいっそう激しくさせる。
蒼は龍の腕を消すと、祓戸狭霧神に向かって、今度は自分の胴体ぐらいの大きな腕を出して殴りつけた。
自分より霊力の強い、自分の腕からの攻撃だ。祓戸狭霧神は巨体を崩し膝をついく。
そして振り向くと同時に、素早い三火八雷照には、それと同等の、素早い炎を纏まとった腕で反撃する。
元々の霊力が高い上に、こちらが思う強者のイメージを読み取った紅衣千千姫命は、強い!
八禍津刀比売が左手以外の五本の大剣で攻撃を続けるが、蒼は余裕があるのか、砂那に目線を合わせると笑った。
それはあまりにも見下されたよな笑い方で、彼女の心をかき乱す。
「っ! その顔で!………」
砂那は「そんな表情をしないで!」と言ったセリフを飲み込んだ。
こちらの感情を逆なでしてくるが、怒りに任せて突っ込んでいっても、それこそ相手の思うつぼだろう。
砂那は一度、目を閉じた。
冷静になれ。
本当の蒼は、力不足な今のわたしを笑ったりしない。認めてくれて、いつか追いつくまでその場所で待ってくれる。
だから………。
「そうね、確かに笑われても仕方ない。あなたと戦うのは、まだまだ力不足かもしれない」
そして目を見開いて、笑い返した。
「だけどそれは、わたしに限ってよ! 祓戸狭霧神、力を貸して!」
砂那の呼び掛けに、突然の濃い霧が墓場を覆い、彼女達の姿を途絶えさせる。
蒼は足を止めた。
その霧は特殊なのか、砂那達の姿だけでなく、霊力も気配も途絶えさせる。
突如、その霧の中から五本の大剣が現れて蒼を貫き、その大剣を通して雷撃が襲う。そして、背後から現れた祓戸狭霧神が彼の左肩を喰らうと、再び霧の中に姿を消した。
こちらは三体の式守神だ。一体一体の霊力は劣るが、協力すれば紅衣千千姫命と遜色はないはず。
今のわたしは一人ではない!
彼の顔が初めて歪む。
攻撃もそうだが、彼女の心も中々折れない。
霧の漂う墓場で、蒼の姿をした紅衣千千姫命が式守神達によって削がれて行く。
蒼も色々な腕を出し反撃するが、霧が邪魔で捕えられない。
彼はついに動きを止め、右腕を消すと、周りを見渡した。
その姿は抗うことを諦めたようにも思えたが、彼の口がゆっくりと動く。
霊体なので声は無かったが、砂那にはこう言ったように思えた。
――――アンナ。
ゾクッと背筋が凍り、式守神達が動きを止め、霧が晴れる。
嘘だ、あれを真似することは不可能だ。あれは簡単に複製できるとは思わない。あれは、この世界のものとは別物のような気がする。
蒼の右腕に現れたのは、少し光った普通の腕。
違う姿を見てるはずの篠田や翠も、何かを察知したのか囲いの足を止め、蒼の姿をした紅衣千千姫命に目を向ける。
アンナの腕と対峙したことのある、三火八雷照と祓戸狭霧神が、なりふり構わず攻撃を開始して、危険を察知した八禍津刀比売が全ての大剣で砂那を守る。
そして、何処からともなく走って来たこぐろが、少女の姿で砂那の前に出ると、牙をむき出しにして蒼を威嚇した。
しかし、実際にアンナの腕を見たことのある砂那には解った。
見た目は同じでも、この腕は違う。
このアンナの腕には魂を震わせるような恐怖は感じない。
「違う、みんな落ち着きなさい! これは違うわ!」
しかし、偽物のその腕を見るだけでも式守神達が冷静さを失う。それほど、本物のアンナの腕は危険なのだ。あの恐怖は魂に刻み込まれる。
好機に転じたのはわずかだけ、再びこの戦闘の主導権を蒼の姿をした紅衣千千姫命が支配した。このままバラバラに攻撃しても先ほどの二の舞だろう。
砂那は自ら前に出た。
蒼が式守神の攻撃を受けながら、うれしそうにその様子を見ている。
砂那は蒼に向かって大剣を振り下ろす。
蒼は式守神達を払いのけると、アンナの腕で砂那に反撃をするが、彼女は冷静にそれを躱した。
いくら偽物であろうと、その腕に触られたくは無かったが、他の腕に比べると長さも普通だし、雷撃が出るわけでも無い。そう考えると同じ危険でも、この腕は躱しやすい。
二人の攻防は続く。蒼は彼女の攻撃を避けずに反撃してきて、砂那はその攻撃をよけながらさらに斬り続ける。その分、砂那が不利なのだが、それは正確で、素早く、見事なものだった。
「――――やるな」
篠田は思わず駆け出しそうになった足を止め、お札の貼り付けに戻った。
その砂那の行動に式守神達も理解したのか、冷静さを取り戻すと、再び連携で蒼の姿をした紅衣千千姫命に攻撃を開始した。いつの間にかこぐろは姿を消している。
再び戦闘を良い流れに持っていけた矢先、激しい雷撃を残して篠田の三火八雷照が透けて消えていった。
距離が開き過ぎて術者の元に戻ったのだろう。ほどなくして、翠の祓戸狭霧神も消える。
ここからは、砂那と彼女の式守神の八禍津刀比売と、使い魔のこぐろだけとなる。
お札の貼り付けが終わるまでは、残り五分ほどの時間。
蒼の姿をした紅衣千千姫命は、消えていく式守神達に対して、つまらなそうに唇を尖らせた。
そんな状況の中、砂那は左手の大剣を消してたずねる。
「その姿のままで良いの?」
蒼は何のことだと問いただす様に目を向ける。
「その姿には、少なからずとも頭にきてるわ。手加減する気が起こらないわよ」
その言葉に、蒼は楽しくて悦を感じたように、だらし無く舌を出して目頭を下げる。
もう、そんな表情にも心を乱されない。
砂那はキツイつり目で蒼を睨みつけた。
「そう。それなら、ここからは情緒もお構いなしに行くから、覚悟してね!」
そして、砂那は後ろに跳び退くと、素早く左手で八芒星を書く。
いつの間にお札を張り付けたのか、蒼は八囲いに囚われた。
しかし、霊力の高い蒼にとっては、その囲いは紙で出来ているのと同等で、右手で殴りつけ簡単に壊す。
砂那はもう一度八芒星を書いた。
蒼が再び、簡単に壊す。こんな囲いは意味がない。
しかし間を置かずにして、砂那は再び八囲いで囲った。
何度やっても無駄と言いたげに、蒼はあきれた表情を作ると、またもや簡単に八囲いを壊した。
しかし、壊した瞬間に再び囲われる。
………。
蒼は動きを止めて砂那を見た。彼女は口元を弛める。
やっと彼女の目的が判った。
彼女は単純な囲いを何度も張って、時間を稼ぐつもりなのだろう。しかし、それならば、その全ての囲いを壊せば良いだけの話しだ。張り付けたお札も限界があるだろう。
蒼は囲いを壊す。
砂那は再び囲う。
蒼は壊す。
砂那は囲う。
しばらくこの攻防が続いたが、再び囲われた蒼の表情が曇った。
優に二十回は超えていると言うのに、まだ砂那の囲いは尽きない。一体いつの間に、どれだけのお札を張り付けたというのであろうか。それに囲うスピードもどんどんと上がっている。早い時など、囲いを壊す間に二重に囲われるほどに。
蒼は少し光った普通の腕を消し、長い龍の腕を出した。
そこで砂那の動きが止まり、一つ後ろに下がる。
やはり厄介な相手だ。こちらの一番使われたくないものを読んでいる。
三火八雷照や祓戸狭霧神の腕は、一緒に居たのでどういった効力があるのか知っている。しかし、龍のようなこの腕だけは、どんな力を持っているか砂那は知らない。
だから、警戒して距離を開けたのだ。
「八禍津刀比売、借りるね」
砂那の左手には、もう一度大きな大剣が現れる。彼女は二刀の大剣を構えた。
蒼が龍の腕で砂那を狙い、彼女がさらに後ろに跳び退く。
この腕のリーチは長い。攻撃に移るならこの腕を躱して、懐まで入らなくてはならない。
砂那と八禍津刀比売は連携で蒼に迫る。蒼は変化のない左腕で八禍津刀比売を跳ねのけ、右腕の長い龍の腕で砂那を狙った。
いくら長くても、一歩下がればその腕は届かない。そう思い、砂那は一つ後ろに跳び退こうとした瞬間、暢気な口調の声がかかる。
「その腕、伸びるぞ」
「えっ!?」
その声に反応して、とっさに左に避ける。髪の毛をかすりながら、蒼の龍の腕はさらに伸びて空を切っていった。
危ないところだ。後ろに下がっていれば、完全にその腕を喰らっていただろう。
「助かったわ、篠田さん!」
お札を貼り終えたのだろう。蒼の後ろには三火八雷照を従えた篠田が立っていた。
「選手交代だ。三十秒時間を作るから、それまでに囲いな」
「わかった。こぐろ、ごくろうさま」
今まで八囲いのお札を張り続けてくれたこぐろを労うと、砂那はその場から走り去る。蒼は彼女は追わず後ろを振り返った。
たしかに彼女との戦闘は楽しかったが、青山墓地に集まった祓い屋たちの中で、だれが一番危険かは解っていた。
犬の化け物の姿をした紅衣千千姫命は彼を睨む。
しかし危険視されている当の篠田は、犬の化け物は見ず、少し離れたビルの屋上を見ながら、そこに向かって話しかけた。
「むじなを開放してまで俺の力を見たいのか? ほんとは見せたくないんだが、その努力を称えて軽くだけ見せてやる。――――理屈は自分で考えな!」
そして、篠田の後ろの三火八雷照が姿を消した。
篠田はつらそうに目を閉じると、一度だけひときわ大きく身体を震えさせて、ゆっくりと目を見開ける。瞬間、紅衣千千姫命の前まで跳び素手で彼女を殴りつけていた。
どんなに霊力が強くても、霊体に物理的攻撃は効かない。
篠田の霊力も強いが、こぐろのように生物の枠から離れていることの無い普通の人間だ。だからそれは意味のない攻撃なはずなのだが、犬の化け物の姿をした紅衣千千姫命は後ろによろめいた。
篠田の素手の攻撃が効いているのだ。
間を置かず、篠田は犬の化け物を殴る蹴る。相手に攻撃の時間を与えないほど、その攻撃は速い。
辺りには火の粉が漂い、その中で霊体を素手で殴っている。そんな不思議な光景だ。
そしてしばらくして攻撃を終えると、紅衣千千姫命に向けて手のひらを広げて言った。
「時間だ。じゃあな」
次の瞬間、篠田の手のひらから放たれた雷撃が紅衣千千姫命を襲う。そして、それが収まった頃には、彼はその場所には居なかった。
長年この地を見てきて、これほどまで驚かされた攻撃は初めてで、彼も自分を見てもまるで怯えてもいなかった。
現世はまだまだ楽しませてくれる。
紅衣千千姫命は紅い牡丹がらの着物を纏まとった、和服の綺麗な女性の姿に戻ると、満足げに笑いその場所で立ち止まった。
それはまるで、自分より霊力が劣っているにもかかわらず、ここまで楽しませてくれた、二人の若い祓い屋に敬意を払うように。
篠田が戻ってくると、砂那は百八囲いを完成させた。
大きく、多角な囲いが青山墓地の一角を包み込む。
これでしばらくはこの場所に入れないが、総本山の位の高い連中が帰って来たらなんとかするだろう。
「すごい! これが百八囲い」
囲い師が張れる、最高の囲いだ。翠には砂那が本当に出来るかは半信半疑だった。
「折坂、あなた本当にすごい………」
翠は興奮気味に砂那に話しかけるが、彼女の表情を見てそこで言葉を止めた。
何故だろうか。
総本山の囲い師たちでさえ、誰も張ることのできない囲いを張ったというのに、砂那は納得していないように、その囲いを睨みつけている。
翠は今度は篠田を見た。
彼は当たり前のように、その囲いを見ていた。
「………」
そんな二人を見て、翠はようやく解ったような気がした。
砂那が最高の囲いを張っても納得していない理由も、篠田が自分をすごく無いと言った理由も。
翠が篠田に追いつきたいと努力しているのと同じ様に、この二人も誰かの背中を追いかけているのだ。
それは、辺りに恐怖を振りまき、バケモノのような右腕を持った同世代の少年。
あれは、まっとうな祓い屋には到底追いつけないと思うが、この二人はそれを目標としている。それは、彼の隣に並ぶためなのか、それとも、その彼を倒すためなのかは解らない。
しかし、最高の囲いと、式守神を持ってしても、その距離はまだまだ縮まった様には思えなかった。
「あなたの娘さん………すごいですね」
黒いスーツに包まれた綾木 優斗が驚きを隠せない表情で、同じく黒いスーツに包まれた隣の男に声をかける。
むじなが解放されたのに気付き、急いで青山墓地にやって来たのだが、どうやら無駄足になってしまったようだ。
折坂 善一郎は砂那達から少し離れた場所で立ち止まり、その様子を見守りながら、苦い物でもかみ砕いた様に眉間にしわを寄せて小さく呟いた。
「………なんて表情してやがる!」
「えっ? 何と言いました?」
「何でもない。………危険は去った、帰るぞ」
折坂 善一郎は背を向けると早々と引き返す。綾木 優斗は慌てて彼に言った。
「でも、娘さんは伝説級な囲いを張ったんですよ。誉めろとまでは言いませんが、せめて一言ぐらい労ってやっても良いのでは?」
折坂 善一郎は何も答えずに、そのまま車の方に歩いて行く。
いくら親子関係が上手くいっていなくても、ここまで頑張っているのだ。一言ぐらい褒めてもいいところだと思ったのだが、彼にとっては違うらしい。
「………」
「何をしている? 早くいくぞ」
その声に急かされ、綾木 優斗は折坂 善一郎の後を追う。
すこし愛想は悪いが、上司としても人間としても彼の事は尊敬できるし信頼も出来る。しかし、面倒見も良い男なのに、娘だけは何故か避けている。
なぜ、そこまで娘と距離を開けようとするのか、綾木 優斗には解らなかった。
戦闘をもう少し簡潔にしたかったのですが、だらだらと伸びてしまいました。戦闘に加わる人数が多くて、ちょっと解りにくかったかもしれません。すいません。
さて、次回はようやく主人公が活躍しそうな予感です。この物語の主人公って、砂那じゃなく蒼なんですよね。
あっ、その前に間章か。まだまだ活躍しないな。
次の間章は短く、そんなに長くならないでしょう。多分。
では、次の後書きで。
早くお会いできるよう頑張ります。
おっと、書き忘れてたので。
なぜ、違う姿を見ている篠田が、砂那が戦っている紅衣千千姫命の姿が蒼で、しかも龍の腕を出しているのが分かったかですが。
まず、三火八雷照が砂那に着いて戦って居た時に、蒼の姿をしていると自分の式守神が思考で教えてくれます。
だから、蒼がアンナの腕を出したのを、篠田も翠も判ったのですね。
次に、砂那に対して、その腕が伸びると教えたのは、砂那が戦っている、距離感から導き出した答えで、勘が働いたということです。
だから篠田は、紅衣千千姫命が蒼の姿をしているのを見ているわけでは無いのです。
あくまでも、彼には犬のバケモノに見えて居ました。
あと、ここに疑問を持ったかたも少ないかも知れませんが、紅衣千千姫命は砂那の思考を読んで、蒼の姿を取りました。
それなら、砂那の知らない技は使えないはずです。
なのに、砂那の知らない龍の腕をなぜ使えたのか。
それは、篠田や翠からも蒼の状況を読み取ったからです。
あと、篠田の技ですが、まだまだ内緒です。
しかし、火の粉を散らす攻撃と、腕から雷撃でわかりますね。ただ、何故かと理由もちゃんとあります。
そして、篠田の技は特別だから使えるものでは無く、砂那でも、翠でも、覚えれば使える単純なものです。
本人曰く、理解の差だけらしいです。
では、又次のあとがきで。