番外版:夕日の人 後編
「夕日の人」後編です。前編を読んでくださった方、お待たせしました。
まだ前編を読んでない方は、こちらからどうぞ → [夕日の人 前編](https://ncode.syosetu.com/n7586kw/25/)
ショックはなかった。
そう、、、
それだけ
それなのに出張に行くことを言うと泊まりにこいと言う。
いつものお泊まりの朝
電気代置いておくから払っておいてくれ
帰る時鍵は閉めないでいいからと
朝早く彼は出て行った。
そのまま仕事に行き
その日は誰もいない部屋に帰ってきた
彼は一度も避妊をしたことがなかった。
だのにその日はコンドームに流された彼の性液がゴミ箱にあった
私はふとメールした
あなたの性液を見、ふと思うみたいな、、、
その日は彼の結婚式だったようだ。
そのメールを彼の奥さんになった人は見て逆上したらしい。
なんで見せる?
いつもは入らないかの部屋に入った。
机の上に、万里の頂上で撮ったツーショットのコーヒーカップがあった。
前の奥さんとの離婚届。慰謝料の内容等等が置いてあった。
ふーんと淡々と見た。
数日その部屋で1人過ごして帰る日、靴箱に鍵を入れようとしたら、とても可愛いミュールがあった。
私には履けそうもない細いミュールだった。
私のヘアクリップをそれに挟んで帰った。
その後も彼はメールはくれる、電話は毎日と変わらない生活が続いて行った。
中国に遊びに行った時に出会った女性で、それは美しく誰かが彼女を欲しがったらしい
写真が送ってきた
確かに、美しい
あのミュールが似合いそうな羨ましい限りのスタイルと美しい顔。
淡々とそれを受け入れた。
でも時が進むにつれ、かれは自慢から愚痴になっていった。
彼はその女性に溺れどれだけ中国に通い、
家も与え、甘い生活をしてきたか。
彼女はあなたは中国の英雄誰とかに似ていると煽てられたことなど。
会った時これは彼女に買ってもらったセーターだときてきた。
どう思う?
私はなんでそんなことを淡々と聞き、ヤキモチも妬くことなく彼を受け入れていた。
彼女は妊娠していた。
結婚をせばまれ逃げれなくなったらしい。
誰の子だ?と思いながらも受け入れるしかなくなったようだ。
家族会議が行われ、孫より年下の子が生まれる事実を家族は猛反対をしたようだ。
彼は家族からもボロボロにされていった。
生まれたのは女の子
彼自身イケメンだったし、奥さんも美女だから確かにその子は生まれたばかりでも輝いていた。
彼は女の子が目に入れても痛くないほどに可愛かった。
彼の息子からのお姉さんは苛立つ
彼らそんな泣き言を私にぶつけてきた。
なぜお前がそばにいなかったんだと
あんなに強がり続けた人が弱音を吐いた。
彼にはたくさんの女性がいた。
彼女たちは家に足跡を残していっていた。
それを見つけるたび奥さんは逆上する。
私が知らずにメールを入れるとその携帯は投げつけられ
何度も携帯を変えたそう。
奥さんは私の電話番号を空で覚えてて何度もかかってきた。
私の夫よと
うんそうだね。
あなたのご主人よ。わかってるわと言う。
英語で捲し立ててくる。
そのままラジオの前に携帯を置き淡々と私は仕事をしていた。
奥さんは子供を人質に中国に帰っていった。
彼は子供あいたさにお金を送り続ける。
その頃には奥さんは金の亡者になって言ってたよう。
彼の会社もよこせと言ってきたらしい。
息子は気が気じゃない。
たくさんのバトルが行き交ってたと思う。
京都に出張に行かなくなって合わなくなった。
そのまま私は海外へと出た。
ある日日本に帰って電話するとその番号は使われてなかった。
パソコンのメールアドレスは生きてた。
妻は子供はやる、別れてもいいと言ってること。
引っ越したこと、会社は息子がしていることを書いてきた。
会えないかと言ってきたが、そのまま日本を出た。
昨年メールを出した。
リターンメールとなった。
彼の元会社に電話したが、取り次いではもらえなかった。
足掛け8年
今ではなんだったんだろう彼の存在はと思う。
そうやって夕日の彼は沈んでいった。
振り返ると、長いようであっという間の8年でした。燃えることはなかったけれど、淡々と心に残る何かがあったのも確かです。夕日が沈んでいくように、ひとつの関係が静かに終わっていきました。




