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四葩 (よひら) の月  作者: 八興 心湖翔
四章 四葩の月
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八何の原則

 ICUから一般病棟に帰室した桐生蓮(きりゅうれん)に、制限時間内での面会の許可が下りた。覚醒から人工呼吸器が抜管(ばっかん)され、自発呼吸が可能になったからだ。しかし、会話はまだ不十分であるとのことだった。


 主治医の指示を受け、看護師付き添いの上で、ナースステーション前の個室の扉を開けた。心電図モニターの規則的な音が聞こえる。その隣で若い男が眠っていた。そばに行き、男を見下ろす。血まみれでストレッチャーに乗せられ、救急搬送されたときの印象とずいぶん違って見えた。


 桐生蓮。三月二十四日で二十六歳になったばかりだ。


 煌星鳥大学医学部附属病院・初期臨床研修医。前期の二年を終えてこの春から三年目の後期研修、すなわち新人外科医になるはずだった男だ。


 白雁山(はくがんやま)公園ではじめて目にした。細身だが肩幅の広い体躯の男だった。背丈もあった。


 あどけなさが残る顔に相反した、整った鼻梁(びりょう)に意志の強さを感じた。見目(みめ)だけでは、あの大それた犯罪に手を染めた被疑者として結び付けることは、差し詰め困難だった。いまのところは──だ。


 桐生が薄っすらと瞼を開いた。

「島根県警の水草です。今回の事件について時間の許す限り、あなたに伺いたいことがあります」


 警察手帳を呈示した水草を(うつ)ろな目線が辿り、数回瞬きをした。


 右手は固定されており、看護師が左手の指にパルスオキシメーターで酸素数値の測定をした後、水草を椅子に(うなが)した。


「具合はどうですか」

 桐生蓮は首を傾け、水草と視線を合わせた。


「まあ、あまりよくはありません」

 痰の絡んだ掠れた声だった。


「手短かに終わらせます」

 真っ黒な瞳が、(うなず)いたように見えた。


「桐生さん、羽澄彩音(はすみあやね)さんとは面識がありましたか」

「──はい」


「どういった間柄でしょう」

「顔見知りなだけです……あの家のことも知りません」


「あの家とは、被害者の死体を運んだ家ですか」

「そうです」


「一緒に運んだ相手は、誰ですか?」

「羽澄彩音さんです」

「それは、第三者に指示をされたんでしょうか」

「いえ、自分の判断です」


「自分で? 顔見知りというだけの相手にですか? 相手がそう簡単に、死体運搬に同意しましたか?」


「──しました」

「桐生さん、あの借家の穴の存在をどうやって知ったのですか」


 桐生が咳込んだ。看護師が慌てて、桐生を仰向けにする。頭上の吸引器の圧を調整し、カテーテルを回転させながら手際良く痰を吸引する。桐生が眉を歪めた。


「刑事さん、できれば、はいか、いいえでお願い出来ないでしょうか。まだ無理があります」

 看護師が訴える。


「分かりました。できるだけ沿うように、こころがけます」

 看護師が桐生の傍で心配げに、電動ベッドのボタンを押した。リクライニングを上げ、話しやすいようにヘッドレスを起こし上げた。


「桐生さん、羽澄彩音さんは亡くなりました」


 ベッドにもたれていた桐生の身体が傾き、心電図モニターが不規則に音を立てる。見開かれた大きな眼で水草を見た。


「桐生さんっ、動かないでください、刑事さんっ」


 水草が立ち上がった。

「残念です。今後の処罰などは県警本部監察官により、立件によって送検され」


「あの女性はただの知り合いです──」


「羽澄彩音さんはあなたを、幼いころに病で亡くした息子の生き写しのようだと言っていたそうです」


「僕は……二歳半のときに母親と死に別れました。あの人は全くの他人です」


 水草を見上げた大きく真っ黒な瞳と彫りの深い顔立ちは、羽澄彩音そのものだった。


「桐生さん、羽澄彩音さんは、遺棄現場となった無人家屋の亡くなった世帯主の長女です。ご存知でしたか」


「知りません、初めて聞きました」


「死体の運搬先を、南八雲町の無人家屋に指定したのは誰ですか? あなたですか? それともあの借家で生まれ育った、羽澄彩音ですか?」


 桐生蓮に動揺の表情は(うかが)えない。斜め下の白いシーツに視線を落とし、呟いた。


「羽澄……彩音さんです」


「二月七日から八日にかけての深夜、羽澄彩音があなたの自宅マンションに訪ねてきたことに、間違いはないですか?」

「……はい」


「そのときにどういう会話があったのか、端的で構いません。話せる範囲で教えてもらえますか」


「あの夜──男を殺しました。ナイフを……使いました。後頭部の強打で動かなくなった握世が、目覚めるかもしれないという恐怖感がありました、だから──」


「椿知武のためですか」

 桐生が、潤んだ黒い瞳を水草に向けた。


「違います──彼は関係ありません。マンションで一緒に居ただけです。握世が無理推しに、僕の自宅に不法に侵入してきたんです」


「再度、伺います。羽澄彩音が来たとき、あなたは居住しているマンションの一階で対応しましたか?」


「はい」

「どんな──対応をしたのでしょうか」


「なんども言うように、死体運搬の手伝いを頼みました」

「いきなりですか?」

「そうです……」


「八日の深夜に二人で死体の運搬を企て、翌日の九日の深夜に実行したということですか?」


「──はい、間違いありません」


「死体の運搬を終えた時刻を、覚えていますか?」


「車に戻ってエンジンをかけたときに、時計を見ました。未明の四時くらいだったかと……」


「顔見知りと言われますが、どこで知り合ったんでしょうか」


「患者です」

 水草が怪訝な面持ちで、眉を(ひそ)めた。


「僕は初期研修医でしたが、勤務ではローテーションで各科を回り、指導医や上級医と共に経験を積んでいくのが主な仕事です。救急外来や当直にも対応します。初期の二年間でも、実際に多くの患者さんと接しました」


「院内で知り合った患者を、真夜中に自宅に招くほど懇意にしていたのですか? ご存知だとは思いますが、羽澄彩音は死亡時で五十歳です。桐生さんとは、二十四の年齢差がありますよね」


「薬を、違法に手渡していました」

「なんの薬でしょうか」

「SNRIです、軽い抗うつ剤です」

「羽澄彩音は、鬱病だったんでしょうか」


「そんな大袈裟なものではありません、不安や不眠を和らげる薬です。当然、ドラッグストア等で入手できる代物(しろもの)ではありませんが」


「それで、顔見知りですか」

「そういうことです」


 痰が絡むのか、咳払いしながら桐生が続けた。

「月にいちど手渡していたので。あの日が丁度、薬が切れる頃だったから」


「ずいぶんな偶然だ」

「殺人だって偶然じゃないですか。僕だってあの日に狙いを定めて、握世をやったわけじゃありません」


「SNRIを違法に譲渡していたのは、違う人物ではありませんか?」

「なんのことでしょう」

「椿知武のことです」

「彼になぜ、薬が必要なんでしょうか」


「医師の桐生さんが知り得ないことは、詰まる所わたしには分かりません。椿さん本人に訊いてみてください」


 水草を一瞥(いちべつ)すると、桐生は前を向いた。


「自分は殺人犯です。あの人に会うことは、今後いっさいありません。県警の刑事さんが、それを知り得ていないわけがない。見くびらないでください」


 桐生が左手で顔を覆った。その手を離し、じっと見下ろす。

「俺は──殺人を犯しました。早く刑に服したい……いま、俺を逮捕してください」


「桐生さん、証拠がなければ逮捕はできません。軽傷であったとはいえあなたには別件で、強盗致傷、公務執行妨害、銃刀法違反の罪で逮捕状が発布されています。しかし白潟市南八雲町の死体遺棄事件及び殺害に於いては、あなたに容疑はかかっていますが、確実な証拠がありません。罪を償いたいのなら、事実を述べるべきです。いまあなたから伺った内容と椿知武の供述に差異があるのは、どちらかに虚偽があるということになります」


「椿──知武さんは関係ありません。あの人に罪はありません。なぜ勾留しているんですか? 取り調べが終わったのならもういいでしょう? なんの容疑があるっていうんですか」


「犯罪に関与しているからです」

 桐生の目に怒りの色が浮かんだ。


「関与もクソもない。あの人は名ばかりの継父という肩書きの男から、長期に(わた)り虐待を受けてきた被虐者です」


「では、あなたが握世実を(あや)めたのは、加虐から椿知武を護りたかったからですか?」


「違います。自分の意思で、俺のためだけにやりました。誰のためでもありません。自分がそうしたかったから……殺したんです。許せなかった──あんな人間に生きる価値なんてない」


「なぜ瀕死の握世を数回に亘り、刺したのですか」


「息を吹き返す──意識が戻るのが、怖かったからです」


「救急搬送の要請は虚偽ですか? 椿知武が供述しています」

「虚偽です」

「家に帰すために?」


「そう言わなければ帰らないからです。あの人こそむしろ被害者です。殺人は俺の意思でやったことだ。椿さんは無関係です、彼はあの男とは赤の他人です」


「椿知武は、犯罪に加担しています」

 桐生がベッドから起き上がった。弾みで右腕が動き痛みに顔を顰め、唸った。


「刑事さんっ、きょうはこれで終わりにしてくださいっ、患者さんはICUから移ってまだ二週間です。これ以上は無理です、主治医を呼びます」


「待ってください」

 桐生が看護師を制した。「……問題ありません、大丈夫です」鋭い眼差しを水草に焚きつける。


「なぜ、そんなことがわかるんですか」

「自白しています」

「なにをですか」


「死体遺棄当夜の羽澄彩音に対する、アリバイ偽装をしていました。これは刑法一六九条、偽証罪の対象になります」

「そんな……」


「桐生さん、嘘はいちどめが肝心です」


 桐生がゆっくりと視線を水草に向ける。鋭さの奥で、黒い瞳が水を湛えたように揺らいだ。


「虚偽を重ねるうちに、少しずつ最初の嘘を忘れていきます。最終的には、辻褄合わせが困難になります。要は首が絞まります。勿論、桐生さんの首のことです」


 桐生蓮は唇を固く結んだ。


「椿知武の自白に虚偽はありません。彼はあなたが意識不明であった最初の二日間、睡眠はおそらく皆無で取り調べに応じました」


「二日の取り調べ? 椿さんは、公園に居合わせただけだっ」


 語気を強める桐生を(たしな)むように、水草が述べる。


「偶然にですか? あなたと死体遺棄で共謀した、患者という名の女の車に同乗してですか? シナリオがないにしても、出来たストーリーだ」


 ベッドから身を乗り出す桐生が、今にも下に落ちそうな勢いだった。


「自分の育った生い立ち、握世との関係性。事件への関与、羽澄彩音に対するアリバイ偽装。事件当夜の行動。そして、桐生さんとの関係性に於ける全てです。供述調書に署名押印もしています」


「なぜ、そんなことをさせるんだ、あの人は……」


「いつ、どこで、誰が、誰と、何ゆえに、誰に対して、いかにして、如何にしたか──」


 諄々とことばを連ねる水草に対する、桐生の眼差しは変わらない。あどけなさは消え、眼光は鋭かった。


「殺人事件の真相を暴ききり、犯人を検挙し逮捕することが、私の仕事であり任務だからです」


「あんたに、何がわかるんだっ」

 冷静さを失った桐生がいきり立った。


「わからないから、ここに来たんです。桐生さん、椿知武は事実を述べています。あなたが事実を述べ、状況証拠を裏付けなければ、彼は逮捕され被疑者になります。四十八時間以内に再度詳しい取り調べを受けた後に、検察に送致されます」


「人質を盾にとる、凶悪犯の脅しみたいな言いかたですね。交渉というわけですか──では成立させるために、たったいまから事実を述べます」


 桐生が左手で着衣の首元から手を突っ込み、心電図モニターの電極を剥がし、三つともベッド上に放り投げた。点滴の輸液ボトルが大きく揺れる。


「桐生さんっ」看護師が悲鳴と同様な声をあげた。

「すみません、邪魔なんですコレ」桐生が苦々しく微笑した。


「せっかくなので、八何の原則で。二月八日の深夜、俺の家で、俺自身が、俺だけで、以前から怨恨を抱いていた、握世に対し、殴って失神させたうえで、ナイフを使い十数ヶ所を刺し殺害しました──水草さん、これでいいですか?」


 この病室に入り、桐生が目覚めてから表情を変えたことは、皆無に等しかった。水草を捉えた桐生の眼の奥には、真実味よりは闘争心が垣間見えた。


 桐生蓮の顔色が悪かった。聴取は約束の一時間を超え、二時間に亘っていた。水草は椅子から立ち上がった。

「桐生さん、また来ます」


 病室の引き戸に手をかけたときだった。

「あのひとはっ」

 自分の肩越しに桐生を見た。

「なんでしょう」


「椿知武さんは、大丈夫でしょうか……元気ですか? 睡眠は? もう、苦しめないでください……自由に、してあげてください──」


 桐生が初めて、弱々しく項垂(うなだ)れた。



 怪物の正体は、二十六歳の新人外科医だった。しかしほんとうなのか。桐生は怪物になどなりたくはなかったはずだ。捨て身の自己犠牲を以って、悪に報いるはずだった。


 ふと、ニーチェの善悪の彼岸に於ける〝善悪の基準〟を想起した。

 ニーチェは『力への意志』こそが、人間の生きる理由であると説き伏せた。自己犠牲や献身、隣人愛といった『意図』を持った道徳は、単に甘美で魅力的に見えるだけだと切り捨てた。


 悪を倒す為ひとつの目的が高じて、その下で手段となり入れ替わった。相対的に桐生も悪となった。(しこう)していま水草の前で、悪になった怪物は供述を装っている。


 果たして目の前の怪物は、桐生の〝悪〟か──。


 ドアを開ける前に、もう一度振り返った。

「桐生さん、()えて使ったのは何故ですか」

「え?」


「握世さんを殺害したのは、息を吹き返すのが怖かったから──そうでしたよね」

「……はい」


「敢えて、果物ナイフを使ったのには何か理由がありますか」

 桐生の大きな瞳が水草を追う。ベッドの方に再び歩み寄った。


「後ろからの刺し傷には、生活反応がありませんでした」

 桐生は、表情を変えなかった。変えないふりをしていた。


(あらかじ)め、おおよその死ぬ時間帯が予兆できた。そういう見解はありませんか?」 


「まさか……いくら自分が医療に携わっていても、たった二年足らずでそこまでは知り得ません」


「殺したいのならナイフではなく、口と鼻を塞いでも死に至ります。敢えてナイフを使う必要性に疑問が生じます」


「無我夢中でしたから……」


「まだ、生きていた──のでしたよね?」

「ナイフを使う前……倒れたときに、脈拍や瞳孔の確認をしたので……」


「──簡単には死なないから大丈夫だ、もう関わるな」

 桐生の眉が動き、上目がちに水草を見た。

「椿さんに言った、これも虚偽ですか?」

「そうです──」


「今から殺すつもりの相手の脈拍を測り、瞳孔の確認をした。予め死ぬのが分かっていた。しかし猶予があった。その隙に椿さんを家に帰した。その後ナイフで滅多刺しにする。なにかこう、順番がおかしくはないですか?」


 水草を捉えて離さない、桐生の瞳の奥に護りたいものが映り込み、見え隠れしていた。


「ジーンさんに……椿さんに、殺害の意思を知られたくなかったからです」


「死ぬのを知っていた──では、桐生さんは被害者を二度殺したということですか?」

「死ぬことなど、俺には分かりません」


「さっきも言いましたが、後ろからの刺し傷には生活反応がありませんでした。ナイフの創口──向きは平行でした。胸腹部の十二ヶ所の傷には、生活反応がありました」


 桐生は目を逸らさなかった。意志の強い表情で、水草を見据えた。


「要は死んだ後で、更に背面を刺したということです。おそらくこれは、前面を刺していた途中で死に至ったことに気づかなかったからです。まさに無我夢中です。桐生さんも床も周辺も、血飛沫で血だらけです。何しろ、胸腹部に十二ヶ所もの刺し傷ですから」


 水草が、もういちど椅子に腰掛けた。

「桐生さん、もし私だったら頭を打って死ぬ予定のある人間を、ナイフで滅多刺しになどしません。後処理も大変です。私なら放置するか、さいあく窒息させて死に至らしめます」


「だから、俺に死ぬことなんかわかるわけが……」

「いちどめの殺人を無きものにするためには、二度殺さねばなりません。桐生さん」


 桐生の顔色が、薄っすらと赤みを帯びる──何かを考えていることが、分かる。こいつは賢い。つぎの返事を考え張り巡らし、答えようの無いカードで切り札を呈示してくるはずだ。純朴で儚さを秘めた、椿知武とはまるで違う。


「生活反応で、犯人探しですか……いくら刺し傷で生活反応がわかったとしても、刺した順番がわかったとしても、あの場には俺しかいない。二度だろうが三度だろうが、刺して殺したのは俺です。なぜ自分が殴ったことが原因である、いちどめの後頭部強打を無きものにする必要があるんでしょうか? 十把一絡(じっぱひとから)げにして、すべて俺がやったことです」


 鼻梁の整った横顔が、羽澄彩音と重なった。


「言われるように胸腹部を刺したとき、かなりの血飛沫を浴びました。飛び散った床の血は全て拭き、髪や身体にも浴びたのでシャワーに入り、服を着替えました……すみません、少し具合が悪いので、きょうはこれで終わりにしてもらっていいですか」


 桐生は蒼ざめた顔で、こめかみを左手で押さえた。

「長くなりすみません、また来ます。大事にしてください」水草が立ち上がった。


 血飛沫ではなく、いつの段階でなんのために刺したかが、重要だった。水草は病室の扉を後ろ手に閉めた。

 

 看護師たちの行き交う姿が、後を絶たない。医療機器の音が、扉を開け放した病室や目の前の詰所からひっきりなしに聴こえてくる。老人の声なのか、断末魔のような叫びがした。機械と人間の中を潜り、部屋を後にした。




 桐生蓮はしくじった──前面から血飛沫を浴び、床に飛散した血痕を拭き、髪や身体に浴びた血をシャワーで洗い流したと言った。医師であるあいつは生活反応を熟知しているが、呈示した〝順番〟の意味に気づかなかった。


 病棟を離れた水草は、廊下に響く自分の靴音を耳にしながら、エレベーターに向かった。





最終章です。長編にも関わらず、いつも読んでくださりありがとうございます。皆さまのおかげでランクインすることが出来、感謝の念で溢れています。

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