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せっかく冒険者になったので14
ギルドマスターたちは、まだ理玖十の後を追う。見た
目によらず中は結構広いようで迷子にならないように
慎重に進んでいた。
「なぁーオッサン、ココってこんなに広いのか?」
「いや、調査員たちが調べた時の報告書には少なから
ずこんなに広いとは書かれていなかったな。てか、オ
ッサンって呼ぶな!せめてマスターにしろ」
すると交戦しているような音が聞こえだす。反響し
てうまく方向が判別出来ないが、2人は音のする方へ
向かう。
「ん?この音は、もしかして。急ぐぞクソガキ!」
「方向があまりよく分かってないのに急に走ったって
意味ないだろ!。あと、クソガキってわざわざ言うん
じゃねーよ、脳筋が!」
「ついてこないと迷子になって泣いちゃいますよー、
泣きたくないならちゃんと来ましょうねー。カギ
が!」
次は、せっかく冒険者になったので15 です。




