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せっかく冒険者になったので13
一方で、冒険者協会のギルドマスターは、理玖十の後
を追っていた。洞窟の中に入るまではよかったが、目
に見える光景に絶句してしまう。
「何で、ダンジョンの方がもっと悲惨な状況なんだ
よ。辺り一面魔物の死体だらけじゃねーか!一体どう
したらこんな事が出来るんだ?」
ギルドマスターがつぶやいているともう1人の人物が
喋りだした。
「これって本当に新人の子がやったのか?いや、やっ
てなかったとしてもこのレベルの魔物がこんなに傷が
少ない状況で死ぬハズがねー」
「まぁ、アイツは、俺でもびっくりした規格外だから
なー、俺だって…なんでもねぇー、先行くぞ。」
「あ!それ聞きましたよ。調子に乗ったんでしょ、し
かもそれでボロ負けしたって、ププw!いや生で見た
かったなー、勝つ気満々の貴方の姿をw!」
次は、せっかく冒険者になったので14 です。




