71/141
独り旅34
すると、その場所に今いる人たちより上の役員のよう
な人が割って入った。
「全部見てたよー、凄いことしてたよねー、それで今
は何を話し合っているんだい?」
「あのー、マスターの事故処理(おしり拭き)の方を
話し合っていました。」
「あーね、何か賭けをしたのか、全く人騒がせな人
だ!今の現状は大体理解した。よし、責任は自分で取
ってもらう、その賭けと言うやら全部許可してあげ
て、手続きとかもまるまる責任を取ってもらって、俺
は、お相手さんとお話ししてくるから」
そう発言し、カウンターの外に出てなぜか棒立ちして
いる人物の前に行った。
「おい!アンタ!あれ、聞こえてないな、自分の世界
に入ってやがる、しかもなんか死にそうな顔になって
行ってやがる、おい!そこ嬢ちゃんちょっと話しがあ
る、こっちに来い!」
「は!?え、は、はい!」
次は、独り旅35 です。




