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独り旅32
理玖十は、魔法を使うため剣を振ってあえて近づき相
手に触れゼロ距離で放つ準備を進める。
「ふ!はぁ!(なかなか近づけない、このままじゃ、
俺の体力が無くなって負けちゃう。一か八かで、認知
出来ない速さで近づく!)
「おいおい、魔法はアレでおしまいかい?しょぼくて
も良いからさぁ!(はぁ、思っていたより楽しめなか
ったな、もう新しい物はでなさそうだな、そろそろ終
わらせるか、)もうおしま…、は?」
「今気づきましたか?あの時のあの魔法は、このため
のフェイクです。これで、俺の勝ちですね!」
「な!う、あ、あばばばばば…」
「割と苦戦したな、ふうー、てか本当に勝っちゃっ
た、この空気感どうしよう…、あの〜ギルマスさんも
う起きていいですよ。あれ?もしかしてやり過ぎ
た!」
次は、独り旅33 です。




