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独り旅19
冒険者になれるのか聞くと、受付の人が、冒険者にな
るための準備をしてくれているようだった。
「登録ですね、ては、まずこれに触れてください。こ
れは、貴方の魔力を調べるものになります。もう離し
て大丈夫ですよ。次は、貴方の実力を調べます。準備
をするので、待っていてください。」
お話が終わると、こちらの様子をみていた冒険者が話
しかけて来た。
「嬢ちゃん、やめときな!命を棒に振るきかい?
まっ、死にたいなら勝手にすればいい。何を言われて
いるのか分かってないみたいだな、お前みたいに、魔
力が少しも無いやつは、冒険者として要らないってこ
った。」
理玖十は、男がだす威圧によって、声を発声なくなり
ただ棒立ちするしかなかった。
次は、独り旅20 です。




