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独り旅15
理玖十は、部屋のベットの上に座り、別れを悲しんだ
りもしたが、気持ちを切り替え、この先何をするか、
どう生きるのかを考えることにした。
「ふぅ〜、何をすれば良いのかが全く分からん!きっ
と何も出来ずに白骨化しちゃうんだ、そして人間に戻
るために冒険者になってワイバーンスラッシュとか言
っちゃうんだよ、あはは… あ!そうだ!その手があ
った!」
何かを思いついたようで、太陽が真ん中にあったことも
あり、急いで部屋から飛び出し走り出した。
「結局行けなかった冒険者協会?に行ってみよう。自
分の事で今までは、手一杯でクラスの皆んなのことを
気にできず、何も知らなかったけど、また出会うため
の情報とかも手に入るかも。色々考えていたら時間が
もったいなく感じてきたな、急ぐか。ハァハァ、走り
疲れた、少し遅くなっても大丈夫だよね…」
疲れて歩いている中、思わず聞き耳をたててしまう話
し声を耳にし立ち止まってしまった。
次は、独り旅16 です。




