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独り旅10
3人は、ひと通り話を終えると、軽く頭を抱えてしま
った。
「ちっ!右も左も分からない子を監視とは、あのお方
の考えは配慮がないな、まぁ〜分からなくはない
が!」
「仕方がありませんよ、隠し通す事をすれば怪しまれ
私達2人の首が飛びかねませんからね。それほど規模
の大きな話題なのですから」
「でも、少しでもリクトちゃんと別れてしまう前に出
来るだけサポートしたいかな?あのまま何も知らずに
外に出すなんて出来ない、せめて一人で生きていける
ようになってほしい」
「確かに、ここまで関わってしまった以上放って置け
ませんからね」
「あっ!そうだ、各々でリクトちゃんに役にたつ物を
あげませんか?」
次は、独り旅11 です




