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独り旅8
3人が、軽い雑談をしていると魔道具から声が聞こえ
だした。
「長く待たせてすまない、そちらから連絡をよこした
と言うことは、何か手掛かりがあったのだろう。しか
し、この魔道具がまた使えるようになるとは、まぁ魔
法が使えるようになったことは、分かっている。」
「はい、あの遺跡を調べたのですが、特に何もありま
せんでした。」
「本当に何も無かったのか?ちゃんと調べたのか?あ
のような事がおきたのだそ!何も無いわけがないだろ
う」
「しかし、不思議な事がありました。それは、正体不
明の少女がいました。しかもそこが言うには、魔法が
使えなくなった原因は自分にあるかもしれないと言っ
ているのです」
次は、独り旅9 です




