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召喚主と召喚者2
急に変わった光景にクラスの全員が混乱しているなか
奥から人が歩いてきた。
「召喚の儀をしたのは確かだが、召喚された物が多す
ぎる。召喚陣の規模では、1人くらいしか召喚されない
はずだが?」
奥から来た人物が発言すると皆んなは、その人物を見
ることしか出来なかった。
陣川は、奥からの人物を気にせず、理玖十の事を心配
し続けていた。意識がなくなるとマズイと思い声をか
け続ける。
「寝るな!理玖十!起きろ!起きろ!」
謎の人物の登場により周りは静かになっていたので、
クラス全員が理玖十に何かが起こっていることを知っ
た、謎の人物も声が聞こえた場所に注目した。
「ん?おい、お前何をしている? なんだそいつは、
腕や脚が無いじゃないか。もしや私の陣が欠陥してい
たのか?いやそんなはずはない。」
謎の人物は、自分のプライドが傷ついたのか、失敗を
取り消すかのように、理玖十に近づいた。
次は、君は誰 です。