27/140
生き抜く技術5
理玖十は、3人に任せろと言われたが、納得が出来な
かった。理玖とは、この世界に来て、3人にこの町ま
で連れて来られる中で、魔物のような物たちと戦う姿
を何回か目にしていたので、1人で旅をしようと思うな
らば戦う術を知っておかないといけないと、思ったの
で、もう一度言ってみる事にした。
「ダッタラ イノチヲネラワレタバアイノ タタカウ
スベヲミニツケタイ」
「戦う術ですかー、確かに、私達がいない時に襲われ
でもしたら危険ですしね」
「だったら、俺の出番じゃないか!この最強の俺が直
々に教えてあげようじゃないか!」
「ジュン、まだ誰も許可していませんよ、しかし私も
リクトさんが、身を守る術を身につけようとする事に
は賛成です」
3人は、理玖十に護身術を身につけさせるか迷ってい
た。
次は、生き抜く技術6 です。




