22/141
見慣れない町13
理玖十は、今まで暮らしてきた場所とは、段違いの景
色が広がっていた。その景色は、自分がいた世界と全
くと言えるほど文明が進んでいなかったが、見てる景
色にファンタジーらしさを感じて興奮が抑えられなく
なった。
「うわー、すごい本当に違う世界に来たんだーー!ア
レもコレも見た事ないものばかり、もしかして武器や
防具が売ってるお店もあるのかなー!」
「もしかして楽しいのかな?言葉元に戻ってるみたい
だですし」
「まぁ、勉強だらけで息も詰まるだろうし、気分転換
になってるみたいでいいんじゃないか」
「リクトさんが、アレやコレやに目移りしてしまう前
に目的のものを見に行きましょう」
3人は、理玖十が迷子になってしまわないように目を
極力離さないようにして、行動をする。
次は、生き抜く技術 です。




