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見過ごせない景色33
理玖十は、2人を逃すために物を渡す事にした。
「はい、君にはこれ。身につけていれば、シールドを
はってくれる物だよ、もしも使えなくなったら地面に
叩きつけて割ってくれればいいから」
「え!ありがとうございます。これで死なない、けど
トラブルが起きるってなに?恐怖すぎ!」
「お兄さんには、これを、剣です。ここまで使ってい
た武器とは言えない物よりは十分に使えると思います
よ」
「おお!これはいいな!今までのより全然使えるなん
だか申し訳ないな」
「これで準備ができたね。じゃ、2人とも住民の避難
を任せるね!」
「いくら俺が否定しても辞める気はないんだろ!なら
俺の負けでいい。でも必ず戻ってきてくれよ」
「必ず戻る!行ってくるね」
次は、見過ごせない景色34 です。




