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見過ごせない景色26
村人が魔物になりふりかまわず向かって行くと案の
定と言う結果で、予想できた光景が理玖十の目の前で
起きた。
「ちょ!そんな前に出たら危ない!」
「だから大丈夫だって。ほら今に見てろ!俺だって
ちゃんと戦えてるだ…ろ、え?う、うわーーーー、助
けてくれーーー」
「もうー!だから言ったのに!え、嘘!それは、予想
してなかった!助けるのはもう少し待ってもらってい
いかな」
助けようとすると、目の前にいた原形を留めきれな
い魔物は、村人を捕まえたまま分裂し、理玖十たちを
攻撃をして中々助けれずにいた。
「速く助けてくれーー。あ、やばい!力が強くなって
きた、アガ、く、苦しいーー。お、おい!待ってく
れ。連れてかれる!」
次は、見過ごせない景色27 です。




