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見過ごせない景色24
急いで音のする場所から離れて隠れて、様子を見る事
にした。
「で、出た!う、ウワーーーー」
「キャーーーーー」
叫び声と同じタイミングで物陰から正体を表した。そ
れは、犬のようだった。しかも村人によく懐いている
みたいだ。
「って、犬か!ビビって損した、ん?待てよ!お前も
しかして、俺ん家に遊びに来てた奴か?よく生きてい
たなーー」
「脅かさないでくださいよ!飼っている犬ならちゃん
としつけておいてくださいよ。死ぬかと思いました
よ」
しかしまた、物音が聞こえてきて、音がだんだん近
くなっていた。
「2人ともそこから離れて!モタモタしないで!はや
く!」
次は、見過ごせない景色25 です。




