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見慣れない町4
女性は、目の前の女の子をなだめるのに時間がかかっ
た。女の子は、ずっと、見てはいけないものを見てし
まったような反応をしていた。その騒ぎようで、女性
のメンバーが集まってきた。
「おい!大丈夫か?」
「何か、ありましたか?」
2人は、部屋の扉を開くと、とっさに目をそらした。
「お2人ともまずは、何か羽織ってください。」
「あ、すみません今隠します、ほら、あなたも!」
「へぶ、え、何?どうかしたの?とりあえず羽織れば
いいんだね。」
「よし、2人とも大丈夫です、もう見て良いですよ」
「もう一度聞くが、何があったんだ、すごく大きな音
が聞こえたんだが。」
2人は、何があり何が起きたのか、一つ一つ聞くこと
にした。
次は、見慣れない町5 です。




