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見過ごせない景色8
2人は、だだドラゴンから距離をおくしかなくなり、
ひたすらに走り続けた。
「あきらかに俺らの方に来てる!に、逃げるぞ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。私こんなとこで
死にたくないですーー」
2人は、息が上がり走り続けなくなっている頃に物
影から声が聞こえてきた。
「おい!こっちだ、こっちに走れ!」
そう言われて、声がした方に走り彼女の手を引き逃
げ込んだ。そこは、地面に穴が空いていて人1人がギリ
ギリ通れるような道が続いていた。
「あんたら何やってんだよ、あれにちょっかいかける
とあーなるって考えなくても直感で分かるだろ。助け
てやるから、とりあえずついて来い。この先に行けば
広い空間があるから」
次は、見過ごせない景色9 です。




