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見過ごせない景色5
2人が話している中で、お茶をいれて戻って来た。
「お待たせしてすまないね、どうぞ。いれたてのお茶
です。さ、長く歩いて疲れたでしょ、飲んで一息つい
てください」
「あ。ありがたいです、はぁー、安らぐ。クルミさん
にいじめられていたので、疲れていたんですよ。本
当、ありがとうございます」
「嬢ちゃんも、飲んで一息つくといい、ほらどうぞ」
「あ、ありがとうございます。(飲んだフリしとく
か。)ん、飲んだ事のない味なので新鮮で美味しいで
す」あのー、そろそろ、本題に戻りませんか?」
「あ、お茶が美味しくて忘れてました、教えてもらっ
てもいいですか?」
「あ、そうでしたね。あのドラゴンは、元々この村の
周辺に住んでいて冬眠をしていたんですが、誰かが叩
き起こしたようで、本来の時期からずれたせいで栄養
素を取るかのように人が住む場所を襲っているような
んですよ、私が分かるのはこのくらいですかね。何と
かなりませんかね!」
次は、見過ごせない景色6 です




