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せっかく冒険者になったので29
理玖十は、ようやく内容を知る事になった。
「あ、あの、普通じゃないので、心して聞いてくださ
いね。今回貴方には調査のクエストが発行されていま
す。調査と言う事なので、ほとんどの情報がありませ
ん!今ある情報は断片的なものです。例えば、大きな
かぎ爪の跡があり周辺を破壊してるなどです」
「結局は何をするかの内容は、あってないようなもの
ってことか。うん〜〜、つまり、モンスターの詳細を
出来る限り調べるってこと?」
「いや、実はどんな奴かは分かってまして…、まぁそ
の事に関しては現地周辺に行ってから見てもらった方
が理解がはやいと思いますよ」
「なんか、そのじらし嫌だなー、でもやるしかない
か!よし、さっそく行きますか!」
「あ!一つ言い忘れてた事がありました。もしそのモ
ンスターが暴れて被害が拡大してたり、生き物が死ぬ
ような事になっているなら問答無用で倒せって言う伝
言を預かっていました」
「え?何その言い方?え、行くのやめようかな」
次は、せっかく冒険者になったので30 です。




