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せっかく冒険者になったので28
理玖十は、相手に面白がられずっとくすぐられてい
た。どうにか振り解いて、素早く着替え部屋を出た。
「離れろ!今のうちに着て、よしこれでいいな。では
また」
「あ!待ってくださいよ、あれ開かない?ちょっとな
んでこんなことするんですか?もうしませんから開け
てくださいよー」
「さぁ、何のことかな?よく分からないなー、このま
ま行こっかなー、あの場所にでも行こうかな。」
「いいですか?このまま勝手に行ったら所長に嘘でも
報告すれば残念なことになちゃうかもですよ!まぁ、
嘘じゃなくて今起きてる事を言ってもそれなりの罰を
くらうかもですよ、いいのかなーいいのかな、このま
ま放置してもいいのかなー」
ガチャ
「あ、開けてくれたんですね。今言ったことは全て無
かった事にします。イテ、急に何するんですか?」
「ぐだぐだ喋ってないで行こう。って言ったけと何を
するの?何も聞かされてないから分かんないから」
次は、せっかく冒険者になったので29 です。




