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せっかく冒険者になったので25
理玖十は、ギルドを出て宿に戻る。帰る道中で、何が
ないかと見渡したりしたがめぼしいものは無くおとな
しく休む事にした。
「少し遊びすぎたかなー、みんなの事を見つけないと
いけないのに、寄り道なんかしちゃったし。こんな世
界だから死ぬ可能性だってあるのに…、はぁー、とに
かくまずは、情報だな情報を得ない限り何も出来な
い。でも、先にあいつから受けたやつを終えてからだ
な!やりたい事があるからって言って放り投げるのは
違うし。」
独り言を呟いていると宿の前に着き借りている部屋に
入った。
「水浴びしてから横になろっと」
ベッドで明日に備え睡眠を取って、朝日が上がる頃
になってもまだ寝ていたら誰かの声が聞こえ身体を揺
さぶられた。
「クルミさん!起きてください!仕事の時間です
よ!」
「ん?にゃ、何?え?だれ、不審者!」
次は、せっかく冒険者になったので26 です。




