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その男Ethan  作者: ゲイビ女
2/6

夫のこと





夫と私は仕事の関係で出会った。

と、書くと月並みな出会いに感じるが結構意外なのかもしれない。


社長令嬢と営業。一言でいえばこうだ。


私の実家はまあまあな規模の家業を営んでいて、そこに営業としてやってきた夫は人当たりのいいだけの人だった。

背は低く、特にイケメンでもなければ声は高め。

私の望む理想の男性から尽く外れた、年下の男の子。これが最初の印象ではあったけれども、実は頭の片隅で何故か"私はこの人と前世で夫婦か兄弟だった気がする"なんて感じていた。


私よりも遥かに理想の高い母の反対にはあったけれども何とか結婚まで漕ぎ着けた私たちはようやく実家から離れて暮らし始めた。

私の仕事は実家の経理なので完全には離れられなかったけれど。

結婚して半年後妊娠が分かり大喜びしたのも束の間、お腹の子供に異常が見つかった。


その事は子供の章で詳しく書こうと思う。



夫は簡単に言えば心が広い。

なんでも許してくれるとか、受け入れてくれるとか、まあ例外もあるだろうが一般男性なら引く人もいるだろう事柄も彼は結構平気で受け入れてくれる。

BLも、ゲイビも、高額な化粧品も、私が掃除しない事も。何も言わない。むしろ協力してくれる。

私は今までこんなに緊張せず一緒にいられる人に出会ったことが無かったし、自分の好きなことを否定しない人と一緒になった事を心から喜んでいるのだけれど。


でもふと思う。

きっと自分にしか興味がないんだろうな、と。

自分の生活に大きく影響すること以外彼はどうでもいいのだ。


Ethanを呼んだことだって、私のお金だから別に自分には関係ないし、Ethanが部屋に突入とかしてこなければ狭いマンションに一週間くらい居たって構わない。

裸で過ごせないことには多少不満があるだろうが、たった一週間だ。


でも、私の緊張で強ばった顔をルームミラーで確認する彼にはきっと私への愛情もほんの少しはあると信じている。


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