私がモテないのはやっぱり私が悪いのだろう
多分、かなり落ち込んでいる状態です。
うわ、これヤバくね?
私はモテない。
モテたことなど人生経験の中で一度も無い。
「そろそろ結婚しないとダメなんじゃない?」
よく言われることがある。
独身貴族を気取りたいわけではない。
結婚願望はある。
かつては30くらいまでには結婚するだろうなと思っていた。
親戚からも『真面目だから一番最初に結婚できるだろう』と思われていた。
だが実際は違う。ああ、ついでにそこまで真面目でもない。
いとこらの方がはるかに早く結婚したし、一番仲の良かったいとこは最近子どもが生まれた。
「高望みしすぎるんだよ」
と言われるがそうだろうか?
そもそも……出会いがない。
介護という仕事をしていたら同僚とかいるだろうと言われる。
はっきり言おう、ウチに独身女性はほぼいない。
若い子が時折入ってくるが結婚していたり彼氏持ちだ。
マッチングアプリというものもやってみた。
何人かとマッチングしてデートをした。
交際に発展した事もあるが結局1週間程で破局した。
恋愛において私は成功経験というものが圧倒的に少なく失敗経験が圧倒的に多い。
「最後に捕まえた人が良ければそれでいいよ」
それはわかる。
だが問題は成功体験が少ない事だ。
繰り返し続けた結果、『恋愛って何だっけ』状態になってきたと思う。
頭ではわかっているが『自分には価値がない』と思ってしまい恋愛そのものが面倒になっている自分が居る。
『どうせ誰かを好きになっても意味がない』
だって、今までそうだったから。これからもそれが続く……
「茶葉さんは良い人だよね」
「茶葉君っていい子だよね」
概ね、私はそういう評価を貰う。
だが、そこで終わりなのだ。
私は何処まで行っても『いい人』だ。
昔、同僚だった人にアプローチをかけた時言われた。
「私は、苦労したくないから介護職とだけは結婚しないって決めているんです」
これはあなたと『だけ』は無いという意味だったのだろう。
そんな彼女の今の夫は介護職だ。お幸せに。
まあ、割とこれは私のハートを抉ってくれた。
私の人生とはそういうものなのだ。
これは何故だろう。
何が悪いのだろう?
まあ、私が悪いのだろう。
この世の中にある様々な事を楽しむ権利というのは許可制ではない。
勿論、お金が必要だったり色々あるが権利自体はあるのだろう。
だが、私はそれを信じることが出来ないのだ。
この世の中には楽しい事がいくつもある。
アーティストのライブだとかテーマパークに遊びに行くとか。
探せばいくらでもあるのだ。
だが私は自分でもわかっているが小難しいタイプだと思う。
自分はその場に相応しくないのだろう、自分にはその権利が無いと考えてしまう傾向にある。
私が書いている連載作品に登場する主人公は私の分身的な所がある。
1作目の主人公。彼は『自分が好意を持たれる人間であるはずがない』と思っているのでヒロインからの明らかな好意に中盤の終わりごろまで気づかない。
ただ、好奇心旺盛で色々楽しもうとするキャラだったので最終的には幸せになっている。
2作目の主人公は彼の娘である。どちらかというと彼女の方がより私に似ている。
彼女は『この世は許可制』と思っている。
才能溢れる家族の中で自分の居場所を守るために無理をする。頑張らないとここに居られないという考えに囚われている。
幼い頃にいじめられた経験も相まって色々とネガティブ思考をしている。
一応、父親譲りの正義感があるのでモンスター相手に立ち向かっていくのはヒーローっぽい。
まあ、そんな感じで私がモテないのは『自分には楽しむ為のポイントが足りない』と思ってしまっている事が原因だ。
そして頭ではわかっているが何というかどうしようもない。
基本ネガティブなのだろう。
ヒーローごっこをした時、私は悪役が多かった。
もし、ヒーローの世界に転生したらどうなりたいか?
私はヒーローでなく怪人になりたいと思っていた。
それも親玉とかそういうのではなく中盤くらいのパワーアップ回に出てくる奴だ。
そこでパワーアップしたヒーローに圧倒され『バカな、こんなこんなぁぁぁぁぁ』とか叫びながら爆散する。
そんなわけで私がモテないのはこういうネガ寄りの嗜好が災いしているのだろう。
そんな自己分析でした。