少年魔導師の魔法スポーツ部活録〜これでも最強戦闘組織に所属してます〜

【お知らせ】あらすじやら題名やらを変えました。
理由:何かしっくり来るのが突然浮かんだから。つまり気分！

〜〜以下あらすじ〜〜

そこは多世界間での交流が一般的となった時代。世界はそれぞれの文化、【魔法】や【科学】といった世界独自の技術を伝え合い、大きく発展していた。
舞台となるのは、そんな多世界における主要世界の一つ【レストレード】。
レストレードに暮らす少年の1人、水無月ナナは少々変わった肩書きを持っていた。1つは元ストリートチルドレンであるということ。そしてもう1つは、多世界全体の治安維持を担う機動隊と呼ばれるエリート戦闘組織の嘱託職員であるということ。
そんな珍しい肩書きを持つナナであるが、とある事情から学生として生活することになった。……尚、事情と言ってと特殊な任務などではなく、保護者兼上司からの『学校の思い出って大事だよね』という気遣いである。
そんなこんなで学生という身分を手に入れたナナだが、そこでとあるスポーツの世界に足を踏み入れることになる。

【魔導戦技】。次元世界における超人気スポーツ。魔法有りの格闘技である。

学生として過ごしながら、治安維持部隊としての戦闘力を鍛えるのに丁度良い。そんな安易な気持ちで魔導戦技の世界に踏み込んだナナだが、そこは大変な魔境であった。
ルール無用の実戦では10代最高クラスの実力を誇るナナでも、ルールの有りのスポーツ世界ではそこそこ強い程度の評価が下される世界。【実戦】とは違う強さが求められる【スポーツ】。
そんな世界に足を踏み入れ、その世界で戦う子供たちと交流を持つことにより、大人の世界で生きてきたナナは年相応の喜びを知っていく。

これは誰かの為に戦う英雄の1人であった少年が、子供としての青春を歩む物語。

薄暗い世界で育ち、様々な罪と向き合ってきたことで優しい大人となっていた少年が、【子供らしさ】を取り戻していく日常のお話である。