覆面勇者と覆面ハンター
愛華とレイはカッサ村でホルスターを作るまで一緒に行動することになった。
二人で森の中を南東へ向かう。
分厚い雨雲は西へ行き、もう雷の音はずっと遠くでしか聞こえない。
雨もポツポツと優しいものに変わっていた。
エルカの【瞬発力】アップ効果も自然と消えていた。
「ところで小嶋様は、今夜はどこでお休みになるおつもりですか?」
「え?全然考えていませんけど・・・。」
「え!?」
レイは若干引き気味の声をあげた。
年頃の女子が泊まる所も考えず深い森を一人旅とはどうなんだろう(苦笑)
それとも・・・それだけ腕に自信があるということなのだろうか。
レイは顎に手をあてて考え込んでしまう。
愛華は「それが何か?」と言わんばかりに首を傾げた。
「とにかく・・・、もう夜ですし最優先事項です。」
「ええ!?」
今度は愛華が驚きの声をあげた。
「も、もうそんな時間なんですかっ?」
「ええ。大体20時前後ではないでしょうか。」
天気が悪くなってからは分厚い雲が日光を隠していたので時間の感覚がわからなくなっていた。
「そ、そう言えば凄くお腹が空いたような・・・。」
愛華はチュニックのお腹の穴の開いた部分を撫ぜた。
身体に力が入らないのはそのせいか!!
という謎のカタルシスも得る。
「勇者様はいつからあの化け物と対峙されていたのですか?」
「うーん。」
「悩むほどなのですか?」
えーっと、朝起きて直ぐ妖精たちに案内されたから・・・
「たぶん、朝からです。」
少し考えて真顔で答える。
「!!」
レイは言葉に詰まった。
「あなたは・・・」
「???」
「いえ、なんでもありません。」
何か言いかけたが止めたレイに愛華は何か変なことを言ってしまったのかと不安になる。
「あの、昨日私が寝泊りした洞窟でよければもう少し東にありますがどうしますか?」
愛華が開いた【マップ】画面をレイと一緒に確認する。
「他にあてもありませんし、そこにしましょう。」
二人が再び歩き出すと、ガサガサと少し先の木蔭が揺れた。
「!!」
愛華は咄嗟に『双月』を構え、レイは腰の剣『デュランダル』に手を当てる。
ガサッ!
飛び出したのはトゲトゲの大きな虫。
どことなくタラバガニに似ている。
「スパイクバグですね。」
レイは知っている様で、すかさず愛華とスパイクバグの間に入った。
「あ、そこに立たれると危ないですっ。」
愛華は自分が守られていることに気付かずに、射線上に立たれたことを忠告した。
朝から晩まで戦い通しだった愛華へのレイなりの気遣いなのだが、愛華にその自覚は無かったようだ。
「小嶋様が相手をする程のモンスターではありませんよ。ここは僕が。」
レイは腰の剣に手を当てたままスパイクバグから視線を逸らさずに、愛華にわかるように言った。
「そう・・・ですか。」
そうまで言い切られては仕方がない。
構えていた『双月』を下ろすが、決して油断はせずに危なさそうなら加勢をすると決め下がった。
その間もガサガサとスパイクバグはこちらへ向かってくる。
しかしスピードはそこまで早くない。
レイの数m先まで来た時、急に動きを止めてブルブルと何かをため出した。
何かする気だ!!
遠目に見守る愛華にもそれがわかった。
「あぶなー・・・」
愛華がそこまで言いかけると、スパイクバグの体から360度全方向に沢山の針が発射される。
それとほぼ同時にレイは腰の剣を抜いた。
暗い森に一瞬の光が走ったと思えば、レイはスパイクバグの後ろに剣を振りぬいたまま立っていた。
スパイクバグは何が起きたのかわからず後ろに立つレイにモゾモゾと向き直ろうとする。
しかしその時、スパイクバグの胴体から脚にかけて切断された切り口から勢いよく紫の血が噴き出した。
「えっ!!」
愛華の目玉は飛び出そうだった。
「ふぅ。」
レイが鞘に剣を収めると同時にスパイクバグは力なく崩れた。
普通の人間なら何が起きたかわからないだろう。
だが愛華のレベルならレイの動作も見えていた。
発射された針を全て剣で弾きながら一瞬で踏み込み、深く一刀を入れ振りぬいていたその様子を。
「凄い・・・」
レイさんって何者!?
フリュッセイドのハンターってみんなこんなにレベルが高いの??
っていうか、あの腰の剣の装飾とか凄いしなんかキラキラ光ってるし勇者武器にも匹敵する業物な気がするんですけど!!
それにローブの下の鎧もチラリと見えたけどなんか凄く良い装備じゃない!?
愛華は只者ではないレイの恰好をまじまじと観察し始めた。
というか、この世界の勇者って一応敬われているし、そんな勇者相手にずっとフードを被り続けるだろうか?
あ、でもフリュッセイドは宗教国って聞いたから、もしかして顔を見せちゃいけない宗教とか??
あ。それにそんな事言ったら私だってまだ顔見せしてないしな・・・(忘れてた)。
あーちゃんと挨拶しなくて失礼だったかな。
「うーん。」
レイは愛華から自分へ向けたフード越しの視線に気付く。
はっ、しまった!
レイの頬に一筋の汗が垂れる。
これは戦闘のせいではない。
愛華からの疑いの眼差しを向けられていると感じたレイは自分の行動が妥当だったのか反省を始める。
もう少し時間をかけて倒すべきだっただろうか。
平均的なハンターではない事はもうバレてしまっただろう。
しかし、彼女は疲弊している。
直ぐにでも安全地帯で休憩をとるべきだ。
時間はあまりない。
しかし評議会から接触するなと言われている他国の勇者に正体がバレるわけには・・・
慌てたレイは苦しい言い訳を考える。
「あ、危なかったです。いやあギリギリでしたが何とかなりました。」
「え?」
う・・・嘘だ!
愛華の視線がさらに疑わしいものに変わる。
「ハ・・・ハハハ。」
苦しい!
レイは目を泳がせて苦笑いを続けた。
怪しい!
愛華の怪しむ視線が強まる。
もちろんフード越しにだが。
「あっ!」
レイは思いついたように上空を指さした。
「こ、小嶋様!雨が止んで月が出てきましたよ!」
「え?あ、本当だ。」
「さぁ月明かりが出ている今のうちに進みましょう!」
「え?あ、はい。」
まいっか。
カッサ村まではまだ距離がある。
その道中で見極めればいいし。
愛華は流されやすかった。
リーパーがいた洞窟は左程遠くはなかった。
愛華の【マップ】画面を確認しながら洞窟に着くころには雨はすっかり上がって星空が広がっていた。
愛華が洞窟内を魔法で作った松明(木の枝の先端を≪ファイ≫で燃やしたもの)で照らす。
ボロボロで今にも潰れそうな簡易ベッドは昨日の今日で健在だ。
レイはそれを見てなんとか寝れるか、と確認するがベッド脇の足元に転がる物を見つけてしまう。
「勇者様、これは・・・何ですか?」
「ん??骨です。」
「ええ、見ればわかります。しかしこの髑髏から言って、人間の物では?」
「ええ、人骨です。」
「・・・」
レイは黙ってしまった。
た、確かに私も最初はどうかと思ったけど、動かないし。
それに雨風しのげてベッド付なんて森の中じゃ高級ホテルだし。
あ、レイさんって意外と恐がりなのかしら?
「・・・勇者様。」
「は、はい。」
「こんな洞窟で一晩を過ごされたのですか?」
レイは顔を手で覆っている。
「は、はい。いえ、これは致し方なく。そう、流れで・・・」
私だって好きで一緒に寝たんじゃないと必死に弁明する。
クス。
レイが困ったように笑った。
「お強いのですね、小嶋様は。」
「え?」
愛華はレイがなんだかとっても優しく笑った気がした。
それに自分の事を強いと言ってくれたのはレイが初めてな気がするので驚いた。
いつもビクビクして他人の目を気にして人間関係から逃げてきた愛華にとっては、それは意外な言葉だった。
「私が・・・強い?」
「ええ、でなければこの森をその若さで一人で散策など・・・、それに・・・出会ったばかりの僕と一緒の空間で夜を過ごしてくださるのも強さゆえなのでしょうか?」
レイはニッコり微笑んだ。
フードで隠れて見えないが天使のような笑顔でそんな事を言われた女子高生は皆出血ノックアウトだろう。
一方の愛華は何を言われているのか理解するのに少し時間がかかっていた。
「ん???あ!!!」
そそそそそう言えばそうだわっ!!
会ったばかりの異性と屋根(洞窟)の下で一晩過ごすなんて!!
はははは破廉恥だわ!!!
もちろん、この紳士的なレイさんは私に何もしないでしょう。
でも例え何もなくても世間がどう思うか!!
そんな大事なことに今気付くなんてっ!!!
「ああああああのっ・・・ごめんなさい気付かなくて!!!そうですよね!!よくないですよねっ!!」
顔を真っ赤にしながら私が出て行きますと言いかけたがその前にレイが笑って止めた。
「クスッ、冗談ですよ。僕は洞窟の外で寝ますので安心してください。」
冗談と言いつつも勇者としての愛華を計るつもりで言ったジャブだったのだが思いのほか普通の女の子のような反応にレイもいつもの調子を取り戻す。
「僕は食事の準備をしてきます、小嶋様はどうか休んでいてください。」
そう言って外へ出て行くレイの背中を見送りながら、愛華のお腹は「ぐ~」と鳴っていた。
正直こんな森深くで誰かと会えるとは思っていなかった。
あんな死ぬ思いをした後だと他人嫌いな愛華でも流石に有り難い出会いだった。
しかもご飯の準備までしてくれるとは。
「紳士的だし・・・怪しいけど。」
また、騙されてるのかなぁ私。
それでもいい。
今はとにかく誰かといたかった。
一人は寂しい。
死ぬのは恐い。
「そんな当たり前の事・・・・今頃になって・・・」
わかっていて今までずっと避けて来たことだ。
ソロプレイは自ら決めたこと。
そう、自業自得。
なんだか自分の都合の良さに白けてしまい気分を変えようと【メニュー画面】を開く。
いつもの手慣れた手つきで自らの【ステータス】を開く。
レベルを見ると「93」という数字が見えた。
「!!!レベル93!!いやったー!!」
愛華はニヤニヤが止まらない。
お腹が空いていないならぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいただろう。
「あの牛の悪魔・・・いったいレベルいくつだったのかしら・・・。」
【データ】からNewを探す。
「確か・・・モ・・・モラクス・・・あった。レベル131!?」
そこにはレベル131と確かに表示されていた。
「強いはずだわ。神様だったんだっけ?」
愛華はモラクスの詳細を確認した。
確かに悪魔堕ちした元神で牛や羊、ヤギの神で家畜の神だと記されていた。
「なになに・・・以前は西大陸で幅広く信仰されていた・・・贄を必要とする信仰方針からか次第に人間からの信仰心も薄れ・・・あれ?この世界ってサザンドラ以外に神様っているんだ?」
一通りモラクスの情報を読み終えた愛華は、そんな独り言を喋りながら【ステータス】画面で振分ポイント98を全て【瞬発力】へ注いだ。
一方、レイは食べ物を調達する振りをして洞窟から少し離れた森の中に来ていた。
雨上がりで湿った森を眩しいくらいの月明かりが照らす。
白いフードに隠れたレイの表情は緊張していた。
「接触してくるなら絶好の瞬間なんだけどね。」
自分を見張っているはずの防人の気配を探すが、フクロウの鳴き声や虫の声が響くだけで夜の森に異常は無い。
評議会の意に背いてノーザの勇者と会ってもかまわないということか?
こちらの正体が明かされていない分セーフということなんだろうか?
それとも、行動自体は自由にさせておいて報告だけするつもりなんだろうか・・・
レイは【アイテム】から『子ウサギの死体』を2つ取り出した。
予めアールヴの森の入り口近辺で仕留めておいた物だ。
さらに『塩』『乾燥ミックスハーブ』を取りだし、腰の革袋に移しておく。
防人は評議会付ではなく巫女付だ。
評議会とアリアディーナ様の意見は違うのか?
いや、それなら国境は超えないようにというアリアディーナ様の意見に逆らった僕を野放しというのは合点がいかない。
やはり行動自体は傍観しておいて報告だけするタイプなのか・・・
・・・ならばこの状況を最大限利用してできるだけ勇者小嶋から情報を引き出すしかない!
『調理ナイフ』と『マッチ』『着火剤』『鉄串』を2本異次元空間から引き出して革袋にしまう。
そして最後に『薪』を引き出してウサギの耳を持っている手とは反対の脇に抱え、来た方向へ戻り歩き出す。
その方向は勿論、愛華の待つ洞窟だ。
僕の処遇はヘイゲル神殿に帰ってから決まることだろう。
レイの決意は固まった。
心を決めてからの足取りは早い。
洞窟の前に戻り開けた場所に焚き木をするため石のサークルを作る。
薪を並べて着火剤を挟む。
マッチで着火し薪に火が移るのを待つ。
その間にウサギの処理だ。
皮を剥ぎ内臓を取る。
これらは全てこちらの世界に来てから覚えた技術だ。
プロのような手捌きはまだできないが、通常、数日でここまでできるのは稀だろう。
それもレイが尋常ではない覚えの速さと卓越したセンスを持っているからである。
「こんなもんか・・・鉄之助のように上手くはできないな。」
いつもは鉄之助が肉を捌く担当だ。
フリュッセイドの勇者パーティは一人一人が何かしらの担当で分担作業をする。
例えば、和代と毘奏は洗濯担当、彩乃は食事場所のセッティング、智康は狩りなど。
レイはパーティのリーダーとして全ての作業をできる必要があると考えた。
そのため、ある程度のサバイバル作業はできる。
レイは処置した肉を串刺しにして焚き木で焼き始めた。
それにしても愛華が出てくる気配がない。
レイはハッとした。
「まさか・・・逃げた??」
先程までの戦闘で怪しまれていたことを思い出す。
盲点だった。
急いで洞窟へ入る。
すると直ぐに杞憂だったことがわかる。
ボロボロの簡易ベットにすやすやと寝ている愛華がいたのだ。
ホッとしつつも愛華が黒いローブをはだけて、穴の開いた洋服からへそが見えた状態で寝ているのを見て笑顔をひきつらせた。
「無防備な・・・僕が本当に悪漢だった場合どうするんですか。」
レイは、はだけたローブを愛華のお腹に直しベットの横に片膝をついた。
ローブの下は見るからに元の世界の洋服のままなことに少し驚く。
そのまま足元へ視線を移すと、黒のニーハイソックスもボロボロに破れていてブーツも所々に穴が空いていた。
こんな軽装で戦っていて大丈夫なのか?
そんな事を思いながら視線を上半身へと移すと、その角度からは愛華のフードに隠れた顔が見えそうだ。
思えば勇者小嶋はずっとフードで顔を隠したままだ。
何か隠さなければいけない理由でもあるのか?
女性の許可無しに隠している顔を見るなど、紳士にあるまじき行為だ。
だがレイはなるべく情報を持ち帰ると決めたばかり。
「失礼しますよ、勇者様・・・」
ファーで縁どられたフードにそっと手を伸ばす。
レイの手に愛華の寝息がかかる。
フワフワのファーを少しずつ持ち上げて行く。
既にすらりとした鼻まで見えてきた。
この時点でかなりバランスの良い造形だとわかる。
さらに少しずつフードを持ち上げて行く・・・もう直ぐ目が見える、その時だった。
ぱちり。
愛華の目が開き自分の顔に手を伸ばしているレイと目が合う。
「き」
「ご」
「きゃあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!なななななななっ何を!!!??」
「ごごごごごごご誤解です!食事の準備が出来たので呼びにきたのです!!!」
慌てた二人は背中が洞窟の端に着くまで後ろに飛び退いた。
「ほほほほほ本当ですかっ!!??」
「ほほほほほ本当ですっ!!!!」
確かに外からぷぅんと肉の焼ける良い匂いがする。
寝起きの愛華の身体に一気に食欲が戻ってくる。
嘘ではないと判断した。
「そ、そうだったんですね、すみません。私・・・早とちりしちゃって。」
何て自意識過剰なんだろうと恥ずかしくなる。
「い、いえ、こちらこそ。誤解を招くような起こし方をして申し訳ありませんでした。」
レイは姿勢を正し片膝を付いて謝罪した。
本気の誠意が伝わってくる。
「いえ、こちらこそ、用意してもらっちゃって・・・すみません。」
愛華も立ち上がり軽く頭を下げた時だった。
「プっ!っククククク!」
レイが笑いを堪えられずに漏らしている。
「???」
何が起こったのかわからず首を傾げる愛華。
「ククク・・・!!ぷはははははっ!!!」
ついにレイはお腹を抱えて大爆笑し始めてしまった。
「もう・・・駄目です!可笑しくて・・・!!プッ!アハハハ!!!」
息も絶え絶えに笑いこけている。
だがそんな大爆笑でも不思議な事にグーにした拳を口に当てて笑っているので上品に見える。
名づけるならそう、エレガント大爆笑。
普通の男子ではこうはいかないだろう。
まだ呼吸が荒い中、少しずつ落ち着きを取り戻したレイは大爆笑の理由を話し出す。
「クスクス・・・すみません。かなり久しぶりだったもので。」
「えーっと・・・何がですか?」
愛華は完全に変な人を見る目で見ている。
「こんなに焦ったことがです。」
「は、はぁ。」
愛華は完全に冷めた目だ。
「まさかこの僕があんなに動揺するなんて・・・プっ!・・・っ自分で想像しただけで笑えますよ情けない。ククク・・・!」
「ぇぇー。」
おいおい、自分をそんなにクールな人間だと思ってる人そうはいないぞと愛華は心のなかで突っ込む。
そんな感じで呆れて油断していると、いきなりレイがぐいっと近付いた。
「こんなの特別です。ナイショですよ?」
レイの顔が自分の顔の直ぐ近くにある。
人差し指を立てて囁いたレイの吐息が自分の鼻にかかる程だ。
「は・・・はい。」
近い近い近い近い近い近い!!!!
お互いフードで目は隠れているが、口元は隠れていないので今にもキスできてしまいそうな距離だ。
「クス・・・なんてね。お腹が空いたでしょう?さぁ夕飯にしましょう。」
何事も無かったかのように外へ歩き出すレイを見届けながら、愛華はへなへなとその場に座り込んでしまう。
フードに隠れた顔は真っ赤だ。
これがフリュッセイドのハンター!
恐ろしすぎる!
身体に力が入らないのはドキドキのせいなのか空腹のせいなのかわからない。
そんな中豪快に愛華のお腹の声が洞窟内に鳴り響く。
「もうやだ・・・速く夕飯にありつきたい。」
平気であんな大胆な事をしでかす男の背中を恨めしく見つめながら絞り出した言葉だった。
【名 前】小嶋 愛華 【クラス】マジシャン
【レベル】93
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【H P】 628 【装備中】
【M P】 852 【武器】 双月
【攻撃力】 302 【頭】 なし
【防御力】1634 【腕】 スターブレスレット
【魔 力】1781 【胴体】 夜の帳
【命中力】2300 【脚】 ニーハイ+らくちんパンプス
【瞬発力】 515 【アクセサリー1】なし
【 運 】 338 【アクセサリー2】なし




