散策に行きたい2
「お疲れ様です! 」
お小遣いをもらったアルは、門の警備隊に一言言ってこの町の大通りまで走って行った
「ふぅーやっと着いた」
アルが街に着くと、やっぱり旅人や商人がいた
(お腹すいたな)
そこで人があまりいないベンチで休憩しがてら出店で買った何かわからないフルーツをかじった
(りんごと梨を足して二で割だだ感じだな)
少し懐かしさを感じて帰りに買えろうと誓い、そして、散策の続きを再開した
(やっぱり町には僕の知らないものがいっぱいあるんだな)
次々と品物を見て行くアルは、どんどん奥へ進んでいった
「…また…だ…い」
「え?!」
少し驚いて声のした方に行ってみる
「やめてください!離して!」
「げへへ、離せって言われて離す奴がいるかってんだ」
(うわぁー嫌なとこ見ちゃった、そうかーこんなことも起こるのか)
「だっ誰か、助けて!」
(僕が行くしかないのか?いやでも、武器ないし、仕方がない)
「誰かー!」
(あぁーもう!わかったよ!やられればいいんでしょ
!日本でこんな感じになった時はどうしたっけ?…そうだアレで行こう!)
そして、立ち上がり、手の中指以外を折りたためて
「おい!そこのお前、俺の溜まり場荒らしてんじゃねーぞ!」