散策に行きたい。
剣術で父さまにコテンパンにされた翌日、予告どうり朝のチューはを求めてくる母さまに対してぼくは、チューをしてあげた。…ほっぺたにね。
「アルザール!アルがほっぺにチューをしてくれたわ!」
「それはとても喜ばしいことであるますね!」
アルザールとは、母さまの専属の召使いだ。
「では母さま、父さまの朝の訓練に行ってきます。」
「えぇー行ってらっしゃい、アークに何かされたら私に言ってね!」
「はい!その時はよろしくお願いします!お母様」
もう一回ほっぺにチューをしてあげた。
「おぉーアルよ、よく来たな。」
少し神妙な顔をして言ってきた。でも僕は知っている。昨日、母さまに怒られているのを、そして今少し脂汗をかいているのを。
「はい父さま、おはようございます」
と言っていつも通りの素振りをして、模擬戦をすることになった。
「では、模擬戦をするぞ、おい、来てくれー」
「「「はい」」」
出てきたのはここの領地を守っている父さま直轄の部隊だった。
気がつくと昨日と一緒のだった…何もかもが
こんなことを毎日して、5ヶ月たっていた。
そろそろ剣術では、父さま直轄の部隊が残るは、隊長だけになってしまっていた。
「父さま、お願いがあります」
「なんだ?ゆってみろ」
「領内の散策の許可をください」
「………」
「ダメですか?」
少し可愛らしく言ってみた。
「いいだろう、しかし身分を隠していけ」
「それは、なぜでしょう?」
「待ちの皆が急に貴族を見たらおどくだろう?だからだ。あと冒険者ギルドには近づかないことを守れるなら行っていいぞ」
「それも、なぜでしょう?」
こてんっと首を横にして聞くと、冒険者ギルドに行くとカードを作りたくなるのが男だからだと、あまりにもしょうもない答えが返ってきたものだ。
「わかりました。約束は守ります。」
「では、お小遣いをやろう……金貨10枚だ」
「10枚!? ありがとうございます!父さま」
日本の感覚で行くと金貨は10万円と同じぐらいだと思う。ちなみに銅貨は100円で銀貨は1000円ぐらいだ。
「では行ってきます」
「あぁーいってこい!」
さぁー貰った金貨でなに買おうかなー