第九話 出発
朝はかなり早く目が覚めてしまった。まだ日が登り切っておらず、日の出が綺麗だった。
『ん〜!いい朝だな〜』
身体を伸ばし、身体を目覚めさせる。
チェリッシュがベッドから起き、重たそうな瞼をこすっていた。
『悪い、起こしてしまったな』
『いえ、ご主人様が起きる時間が私の起きる時間ですから』
『そうか、今日は団長からの任務があるからあともう少ししたら出発する』
『わかりました。では朝食の準備をいたします。』
『ああ、任せたよ』
チェリッシュがベッドから降り一階のキッチンへ向かう。
さて俺は任務の準備でもするかな。
タブレットを開き使う兵器を考える。どうやら戦闘機や戦車、船は兵士型のロボットが操縦してくれるみたいだ。しかも兵士の数は俺が任意した数出せるみたいだし。
とりあえず作戦でも練るか。
カミールの地図を出し広げる。
カミールは3方向が草原で後ろに海が広がっているみたいだ。
海に空母を1隻配置して草原に装甲車を20両でそれぞれの装甲車に5人ずつと戦車を30両、兵員輸送ヘリと攻撃ヘリを6機ずつ配備するか。
ちなみに、空母はアメリカ軍のミニッツ級、艦載機はラプターを40機、装甲車は陸上自衛隊で使われているLAVだ。これはガンナーをつかせたら5人しか乗れないしな。戦車は10式戦車を使い、兵員輸送ヘリはオスプレイとチヌークを3機ずつ、攻撃ヘリはコブラを使う。
使う兵器はとりあえずこれで大丈夫だと思う。負けそうだったらタブレットから出せばいいだけだしな。
『ご主人さまー?朝食のご用意ができました。』
『ああ、わかった今行くよ』
下からチェリッシュに呼ばれる。いいタイミングだな。丁度腹が減ったしなチェリッシュは良く出来たやつだと思う。
キッチンにむかい驚いた。かなり朝食が豪華だったからだ。
すごいなチェリッシュ、料理が上手いなんてものじゃないぞ。店が開けるレベルだ。
とりあえず席に座りいただきますを言い、チェリッシュと食べる。
うん、美味い。どの料理も美味かった。ふんわりしたパン、温かいスープ、シャキシャキのサラダにみずみずしいフルーツ、俺の胃袋はかなり満たされた。
『ごちそうさまでしたっ!』
手を合わせて、チェリッシュに礼を言う。
『ありがとなチェリッシュ任務、がんばってくるわ』
『はいっ!行ってらっしゃいませ!!ご武運を!』
『ああ家の事はまかせたぞ』
『はいっ!』
チェリッシュが眩しい限りの笑顔を俺にむけてくれる。ああやっぱりかわいいな。
玄関をでて門へむかう。チェリッシュは俺の姿が見えなくなるまで見送ってくれた。
門に着いたらミラー団長が2人の兵士と待っていた。
『おはよう、神谷殿』
『おはようございますミラー団長』
『神谷殿、護衛の兵士をお連れくだされ我が憲兵団の精鋭です。』
『ありがとうございます』
団長が連れてきた兵士をチラッと見る。
二人とも筋肉の塊のような男で身長は180はあると思う。1人は短髪の金髪でものすごい厳つい顔をしている。もう1人は赤髪で短髪でこっちも顔が怖い。
『金髪の方がアルド、赤髪の方がカルマです』
『よろしくお願いします』
『ああ、こちらこそよろしく頼む』
『ではさっそく出発しますか』
『ああそうだな、時間もないことだしな』
『ではこちらへ馬を用意しております』
『わかった』
見ると門のところに馬が3頭繋いでいた。
馬に跨りカミールを目指す。