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王の器  作者: アマリリス
旅路
6/12

風使い…陸軍大将現る

申し訳ありません><。

戦闘話に持って行くことが出来ませんでした。

次話は確実に戦闘話になりますので、今後ともよろしくお願いします。

次話は夜には載せれるよう、がんばります!

ある情報から、パラジウム王国の近くに存在する島を目指す事にした二人は、早朝にホテルを後にする。

二人が居る地点から、パラジウム王国までは四百㎞…目指す島はさらに奥にあるため、五百㎞近い距離があった。


「遠いな~。歩くのは好きだけど、ここまで遠いとな~」


「まぁ~先は長いんだし…ゆっくり行こうよ!」


島を目指し歩き始めてから二時間…五十㎞近く歩いた二人は、近くにある川原で休憩する事にした。

健一が釣った魚を焚火で焼いている最中に、上流から男の人がぷかぷかと流されてくる。二人は目を合わしすかさず川に跳びこんだ。

何とか助ける事に成功し、濡れた服を乾かそうと男の服を脱がしている最中に健一がある事に気づく。


「これって…陸軍の紋章か?」


「ホントだ!しかも黒竜の紋章って事は少将以上の階級の人だよね?」


二人が紋章の事について話し合っている最中に、男は突然目を覚まし大きな欠伸をしながら、二人に視線を向ける。


「ん~?俺また気絶しちゃってたのかな?」


「あ…えっと、私、一応医療使いの卵なんですけど…持病か何か…あるんですか」


「ん~?いや…原動力が切れて倒れただけなんだけど…俺の鞄見なかった?」


「助けるのに必死で…見落としてしまったかも知れないです」


男は気難しそうな顔をすると、ゆっくりと立ち上がり川の中に入って行く。

川の中に手を入れると、突如として川の流れが止まり、水が竜巻の様に集まりだした。その中から鞄と数匹の魚を弾き出すと、ゆっくりと川を流れを元に戻す。


「ふぅ~。何とか見つけ出せたな~」


男は鞄の中からコーラを取り出すと二人に手渡した。


「俺の原動力だ!お前等は命の恩人だから…惜しみせんよ!」


「え…ありがとうございます」


コーラを飲む二人の横で、包丁も無しに魚を空中で捌き始める。


「あの…貴方って陸軍の方ですよね?」


「ん~?俺の事はそっちの彼氏さんに聞いた方が良いと思うけど?」


真由が健一の方に目を向けると、健一は青ざめた顔で刀に手を掛けている。


「ちょっと…健一さん!どうしたの?この人は悪い人じゃないよ?」


「この人は…元S級犯罪者で、現陸軍大将の一人…風使いのストムだ」


「はっはっは!俺もすっかり有名だな~困った困った!」


ストムは笑いながら二人に刺身を差し出すと、乾かしていたコートを羽織る。

三人はコーラと魚を口に運びながら、話をする内に意気投合し会った。


「何で元犯罪者の人が…軍に入ろうと思ったんですか?」


「ん?俺の場合は入らざるを得なかったさ」


「ふ~ん…大将さんは何でこんな田舎の方に来てるんですか?」


「ある男を探しに来たのさ…出来たら捕まえたいが、無理だろうな」


「大将さんでも苦戦するって…そんなに強いんですか?」


「ん~?いや、相性が悪いだけさ」


ストムはコーラを一気に飲み干すと、移動する準備を始めた。


「日も暮れて来たし…お前等をこの先のホテルまで送ってやるよ」


「ホントですか!?ありがとうございます!」


二人も移動する準備を始めると、後ろから品の無い笑い声と共に武装した男達が絡んできた。

S級犯罪者…軍の少将か中将レベルが動かなければ捕えられない。

      懸賞金は能力によって違うが、10億越えが平均。

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