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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
98/181

第90話 『桜と船長』

どうも、神夜晶です


今回は村紗です


村紗って・・・砕けた口調でしたよね?

原作プレイしてないので、分かりませんが。。。


取り敢えず・・・どうぞ!


というか・・・90話だ~!


イェ──ヽ( ゜Д゜)人(゜Д゜ )ノ──ィ


これも、皆さんが読んで下さるお陰です(`・ω・´)


これからも頑張りますゆえ!

一輪が来た日から数日が経った

その間に小説や料理本などを見ていた

現在は家の掃除をしていた

家というよりも中庭の掃除だ

此処で説明しておくと、中には大きな木が生えている

なので、桜の家は外から見ると木が生えている家に見えるのだ

しかし、自然豊かなのか動物達が多く集まってくるのだ

故に桜は動物達に、とても気に入られている



「今日も良い天気ですね、雀さん」



「~♪」



話し掛けられた雀は桜の肩に乗っていた

雀は桜の頬を軽くつついたりしていた

それを桜は微笑みながら撫でていた

此処の動物達は桜が居ると撫でられても逃げないのだ

しかし、桜が居ないと逃げるが……



「あ、皆さんも来られたのですね」



『♪』



桜が言う皆さんとはトビ、タカ、ワシ、キジ、コノハズクだった

何故、こんなに居るのかは原因不明で紫でさえも知らない

というよりも、勝手に幻想入りしたらしい

此処には珍しい鳥が居るが

更に珍しい鳥が居た、その鳥とは……



「あ、白さんもおはようございます♪」



「……」



桜が白さんと呼んだ鳥

アルビノを持つ鴉だった

つまり、全身が物凄い白い鴉だ

現代でも珍しいのだが、何故か此処に居るようだ

しかも、此処に居る理由は良く分かって居ない

鳥が主にだが、違う種族も居るのだが、また別の機会に紹介しよう

桜は掃除を手早く済ませて縁側に座り鳥達と和んでいた



「本当に良い天気ですね~」



『……』



桜は鳥達を撫でながら日向ぼっこしていた

鳥達も寛いでいるのか、普段からは考えられない姿で日向ぼっこしていた

桜は、それを見て微笑んでいた

それから、日向ぼっこをしてから時間が経ち11時を過ぎていた

桜は膝の上に居る白を下ろして昼食の準備に取り掛かった



「ふふ、今日は何を作るか決めてありますし

直ぐに作れますね♪」



今まで日向ぼっこしていたのは、その所為である

本来ならば、もう少し早くに準備に取り掛かるのだが

今日は決めてあるようだ



「では、作っていきましょうか」



桜は材料を用意し慣れた手付きで切っていく

切った後に鍋を取り出し、鍋の中で炒めていく

次に水を入れて強火で煮込んでいく

煮込んでいる最中に灰汁を取っていく

それから、弱火にして野菜に火が通るまで煮込んでいく

数十分後に鍋を見て野菜に爪楊枝を刺して火が通ってるか確認し

すんなり通ってれば、火を止めてカレーのルウを入れて暫く放置する

暫く経った後に弱火に掛けながら混ぜていき、完成だ



「出来ました!

私特製カレーです

途中で隠し味に、ある物を入れてますけど内緒です♪」



そう言い桜は皿を用意し、予め炊いておいた御飯を装い

御飯の上にルーを掛けていく

ルーを掛けた皿を机の上に置き茶の用意をし椅子に座った

そして、「いただきます」をしようとした時だった



「すみませ~ん」



「は~い

何方でしょうか?

確か、この声は……」



食べようとした時に誰かが尋ねて来た

またしても、声に覚えがあるようだ

桜は椅子から立ち上がり、玄関へと向かった

玄関に着くと、扉を開けた

ガチャ!



「やっ!こんにちは、桜ちゃん」



「あ、村紗さん!

こんにちは♪」



玄関の前に居たのは宴会で会った村紗だった

桜は村紗と分かると微笑みながら挨拶をしていた

それを見て、村紗は笑いながら頷いて口を開いた



「うんうん、元気があって宜しい

体調とかは大丈夫かな?」



「はい、問題ないですよ」



「そっかそっか、良かった

私達の所為で何かあるって聞いたからさ」



「そうですね、あるにはあるのですが

今という訳ではないので、大丈夫ですよ!」



「それなら良いけど……」



「ふふ、心配して下さって有り難うございます♪」



桜は心配されて嬉しく思い微笑みながら礼を言った

礼を言われ、村紗は左腕で頭を掻き苦笑しながらに喋り出した



「あはは、お礼を言われる程じゃないよ

これは私達が引き起こした結末だからね」



「でも……」



「良いの良いの」



「は、はい……

あの、村紗さん」



桜は頑固な所もあるのだが、今回は珍しく村紗に押し負けた

しかし、引けない桜は何時もの調子に戻り昼食に誘おうと決めた



「ん? 何かな?」



「お昼御飯は食べられましたか?」



「ううん、まだだけど」



「それでは、御一緒にどうですか?」



「良いの?」



突然の事で少しビックリしている村紗だった

桜は村紗の問いに頷きながら返事をした



「はい、村紗さんさえ宜しければですが」



「そっかそっか

それじゃ、お言葉に甘えて貰おうかな」



「ふふ、それでは

どうぞ、中へ」



「うん、お邪魔しま~す」



「いらっしゃいませです♪」



桜は微笑みながら、村紗を家の中に入れた

二人はキッチンへと向かった

キッチンへ着くと桜は「座って御待ち下さい」と言い村紗の分を用意し始めた

村紗は椅子に座りながら待った



「(此処が桜の家のキッチンか~

家より少し時代が進んでる感じかな?

キッチンも見た事が無いし

というか、カレーじゃん!

ふふふ、私にカレーを出すとは……

カレーに関しては五月蝿い私を黙らせる事が出来るかな!)」



村紗は心の中で色々と騒いでいた

そんな事を思っていると、桜がカレーと飲み物を持って来た

少し苦笑しながら、桜は口を開いた



「すみません、お待たせしました」



「ううん、そんなに待ってないよ~」



「ふふ、それなら良かったです

それでは、食べましょうか」



「うん!」



「「いただきます!」」



二人は一緒に「いただきます」をし食べ始めた

言ったと同時に村紗が最初に食べた



「……(もぐもぐ)」



「ふふ、お腹が空いていたのですね

おかわりも沢山ありますから

いっぱい食べて下さいね♪」



「……(コクコク)」



桜は村紗の行動を見て微笑みながら、おかわりがあると言った

それに対し村紗は頬をカレーで満杯にし頷いていた

桜は味がどうか知りたかったので、恐る恐る聞いてみた



「あの、お味の方は……どうでしょうか?」



「……(ゴクッ)

うん、めっちゃ最高!!」



「ふふ、其処まで喜んで頂けたら嬉しいですね

私も作った甲斐がありました

村紗さんが美味しそうに食べて下さるので

自分の事のように嬉しいです!」



「あはは、実を言うとね

私ってばカレーに目がなくてね~

カレー大好きでカレー料理を多く作るんだよね

私も作ってみて研究したりするんだけど

桜のカレーを食べてみて分かったよ

上には上が居るんだとね!」



村紗はカレーが大好きだと言った

自身で研究もしてると言い桜は微笑みながら聞いていた

桜は自身のカレーが上だと言われ微笑みながら口を開いた



「ふふ、有り難うございます

でも、褒め過ぎですよ

研究も為さるのですか……凄いですね!」



「そんな大した事じゃないけどね

カレーを作って何を入れたら美味しくなるとかだよ

因みに、このカレーは何を入れてるのかな?

隠し味に何か入れてるって分かるんだけど……」



村紗は随分とカレーマニアだった

そんな村紗なのか、隠し味があると言い当てた

桜は驚いた顔をしながら、村紗に聞いた



「分かるのですか……?」



「うん、何か引っかかると言うか……

何かあるな!っていうのは分かるね」



「……ふふ、村紗さんには敵いませんね

そうです、隠し味にある物を入れてます

それが何かは……秘密です♪」



桜は観念したのか、隠し味があると言った

しかし、何を入れたのかは秘密だった

村紗は秘密と知ると苦笑しながら喋り出した



「そっか、秘密か~

それじゃ、いっぱい食べて当ててみせるよ!」



「ふふ、頑張って下さいね

余り食べ過ぎて、お腹を壊さないで下さいね?」



「大丈夫大丈夫

こう見えても、身体は頑丈だから!」



「ふふ……♪」



桜は村紗を見て薄く微笑んでいた

村紗は、まるで子供のような反応だった

しかし、それが桜には楽しく思えた

それから、二人は食べ終わった

桜は片付けをし、村紗は椅子に座りながら自分の腹を撫でていた

つまり、食べ過ぎたのだ



「あはは、桜の言う通りに食べ過ぎちゃった!」



「ふふ、そうですね

ですが、私は村紗さんが美味しそうに食べて下さるので

本当に嬉しかったです♪」



桜は洗い物しながらだが

顔だけを村紗に向けて微笑みながら言った

それを見て、村紗は少し顔を赤くして頭を掻きながら言った



「其処まで言われると、何だか照れるな~」



「ふふ、事実ですから」



「食べるだけで喜んでもらえるから

私ってば、張り切っちゃったね!」



「有り難うございます♪

とても嬉しいです!」



「何の何の!

これくらい、お安い御用さ!」



「ふふ♪」



村紗に、お安い御用と言われ桜は嬉しかった

それも、その筈だ

何日間分のカレーが半分以下まで減ったのだから

それ程までに村紗は食べていたのだ

桜は微笑みながら、片付けに集中した

片付けが終わり、桜は椅子に座り村紗と世間話に入った



「それで、私は船幽霊になった訳ですよ

いや~……

あの頃は荒れてたね」



「そうですか……辛い思いをされたのですね」



「そうだね~

死んだ時は辛かったけど

でも、聖達と出会えて良かったとも思えるかな

死んで良かったとは言えないけど

それでも、聖達と会えたのは感謝してるよ」



村紗は前世でも船に乗っていて

その時の事故で死んだらしい

一時期は船幽霊として荒れていたが

其処に聖が現れて救われたらしい

村紗の表情を見ると本当に引き摺ってはいないようだ

それを見て桜は「ふふ」と小さく呟きながら



「村紗さんは、お強いのですね」



「う~ん……どうだろうね?

そういうシリアス的な感じは好きじゃないからね

単純に空元気だったかも」



「ふふ、そうですか

ですが、今は聖さん達と一緒に過ごしてらっしゃいますので

気持ちも落ち着いてるようですね」



「うん、昔を思い出す事はあるけど

そんな事もあったな~って言う感じかな」



「ふふ、参考になりました!」



「こんな体験話が何の参考になるか分からないけど

お役に立てたようで何より!」



「ふふ、秘密です」



「そっか、秘密か~」



「はい♪」



村紗の人生話を聞いて参考になったと言う桜だった

何の参考になったのかは謎だ

それから、二人は夕方まで話して別れた

昼に食べ過ぎた所為か、夜御飯は食べれない村紗だった

御飯を食べない村紗を本気で心配する、命蓮寺の者達も居たんだとか

どうでしたか・・・?


村紗はカレーのネタで書いてみましたw


漫画とかでもカレーネタがありますし

Wikiでカレーの事が書いてあったのでカレーにw


桜のカレーの隠し味は想像に任せます!

実際・・・其処まで深くは考えてません><


でわ、また次回に!

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