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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
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第89話 『入道使いと桜』

どうも、神夜晶です


今回は一輪ですが・・・

タイトルがめっちゃ悩みましたwww


案外、一輪って・・・特徴がない。。。

今回は雲山も出ます

お爺ちゃんキャラになるかも・・・w?


でわ、どうぞ~

小傘が来て約1週間が経った

その間に霊夢が来た時に桜は小傘に驚かされた事を言いそうになり少し焦ったらしい

何とか言わずに、その場をやり過ごせたようだ

そして、現在は小説を読んでいた

タイトルは「神と邪神」という本だった

文字通りに神と邪神が戦うだけの本だったが

暇つぶしには丁度良かったらしい



「神様達は、こういう戦いも為さるのですか……

本当に凄い方達ですね」



神々の戦いを知って感心していた

最後まで読み終わり時計を見ると針は11時を差していた

桜は料理本を手に取り見た

何を作ろうと思いながら見ていると、ある項目に目がいった



「和食レシピ……良いかもしれませんね

普段は洋食ものですから

たまには和食も良いですね

色々、選んでみて作ってみましょう!」



桜は和食を作る事にした

布団から立ち上がりキッチンへと向かった

材料を確かめてから何を作れるか料理本で確認して作り始めた

先ずは普通に豆腐だった

豆腐を鍋で茹でて湯豆腐にした

次に魚料理のようだ

何を使用するかと言うと、鰹だ

鰹は焼かずに鰹のたたきにするらしい

次は和風のサラダを作り

最後にきんぴらごぼうを作るようだ

きんぴらごぼうを作り終えて、皿に盛り付ければ完成だ

桜は出来上がった料理を机の上に並べて茶の用意をした

茶の用意が出来て桜は椅子に座り食べ始めようとした

しかし、その瞬間に玄関から声が聞こえて来た



「御免下さい」



「は~い

この声は……確か……」



桜は声に聞き覚えがあるようだ

そんな事を呟きながら、玄関へと向かった

玄関に着き扉を開けると其処に居たのは……



「こんにちは、桜さん」



「こんにちは、一輪さん♪」



そう、宴会で知り合った一輪だ

桜は一輪と分かり微笑んで挨拶をした

一輪の背中には変な雲が浮かんでいた

宴会の場にも居たので桜は驚きはしなかった

一輪は桜の言葉に嬉しそうに話し出した



「ふふふ、覚えてくれてたのですね」



「はい!

立ち話もなんですから

どうぞ、中へ」



「分かりました、お邪魔しますね」



「ふふ、いらっしゃいませ♪」



「(宴会の時も合わせて、話すのは2回目だけど……

口調が丁寧な良い子ね

この子が私達の所為で……と考えると姐さんみたいになっちゃうわね

でも、本当に気配りが出来て良い子ね)」



二人は家の中に入りリビングへと向かった

リビングに着き、一輪は料理の皿を見て途惑いながらも桜に質問した



「もしかして……食事前でしたか?」



「はい、一輪さんが来られましたので

食べる前でしたけど……」



「そうだったんですか

あの、出直しましょうか?」



「あ、いえ

あの、一輪さん

宜しければ、御一緒に食べませんか?」



桜に昼食を誘われ一輪は途惑った

しかし、途惑いながらも一輪は桜に聞き返した



「良いのですか……?」



「はい、二人で食べる方が美味しくなりますから♪」



桜は微笑みながら頷いた

一輪も諦めたのか、苦笑しながら返事をした



「そうですか……分かりました

迷惑でなければ、御一緒させて頂きますね」



「迷惑だなんて、誘ったのは私の方ですから

お気に為さらないで下さいね」



「ふふふ、分かりました」



「椅子に座って少し御待ち下さい

直ぐに用意しますので」



「はい」



桜は、そう言うと一輪の分を用意し始めた

一輪に椅子へ座るように桜は言った

座った一輪は部屋全体をキョロキョロと見渡した



「(掃除が行き届いてて綺麗な部屋ね

外から見たけど、人里で一番か二番に大きいわよね

一人で掃除してるとなると相当な根気が必要……

でも、埃一つ見当たらないとなると……

効率が良い、もしくは慣れかしらね?

本当に一人で凄い子ね……)」



「お待たせしました!」



一輪が部屋と桜を見て心の中で呟いていると昼食の準備が出来た

桜は一輪の分の皿を置き、自身も椅子に座った

そして、二人は「いただきます」をした

桜は一輪に先に食べるようにお願いをし食べてもらった



「それでは、お先に頂きますね」



「はい♪」



一輪は近くにあった鰹のたたきから食べた

桜は「あっ」と小さく呟いた

何故、呟いたかというと今日のメインだからだ



「……(もぐもぐ)」



「……(ドキドキ)」



桜は一輪の感想をドキドキしながら待った

一輪は良く噛んで飲み込んだ後に感想を言った



「とても美味しいです」



「ふふ、良かったです」



「鰹のたたきは作った事はないので、余り味は分かりませんが

でも、味を知らない私でも美味しいと分かる程に美味しいです」



「ふふ、褒め過ぎですよ

ですが、悪い気はしませんね」



桜は一輪に褒められて顔を赤くしながら照れていた

それを見て一輪は微笑んでいた



「ふふふ

(反応が可愛いわね

姐さんが物凄い気に入ってるのが分かるわ)」



一輪は桜の反応を見て和んでいた

それから、二人は話しながら昼食を取り終えた

桜は食器の片付け、一輪は雲山と話していた

食器の片付けが終わり、桜は椅子に座り新しい茶と茶菓子を用意して世間話を始めた



「あの、一輪さん」



「どうしました?」



「前々から気になってたのですが

その雲は一体……」



「あ、雲山の事ですか?」



「雲山さんと言うのですね?

生きて……らっしゃいますよね?」



「はい、一応は生きてます

というよりも、雲入道と言った方が良いでしょうか?」



「そうなんですか……

雲の妖怪さんって素敵ですね♪」



「っ!?」



「そうですか?

まぁ、珍しいとは思いますが……

(雲山が反応した……

しかも、めっちゃ喜んでるし

あぁ、こら!桜の頭を撫でようとしない)」



桜が雲山を素敵と言うと雲山が反応し桜に興味を示した

一輪が心の中で驚いては楽しそうに呟いていた

しかも、一輪の言う通りに雲山が動いて桜に近寄り頭を撫でようとしたのだ

それを一輪が止めようとしたが、桜は微笑みながら「大丈夫ですよ」と答えた



「ふふ、雲山さんは面白い方ですね」



「……」



桜が微笑みながら雲山を褒めると

雲山が桜の頭を撫でていた

二人の様子を見て一輪は溜め息を吐くものの、楽しそうに見ていた

それから、二人は夕方まで笑いながらも話して別れた

最後の最後まで雲山は桜にベッタリだった

どうでしたか・・・?


なんか、一輪・・・書きにくいw?

というか、雲山がw


決して・・・桜はホモとかゲイじゃない!

お爺ちゃんに甘える孫です!!


でわ、また次回に><

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