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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
95/181

第87話 『妖獣と桜』

どうも、神夜晶です


今回はナズーリンです

口調が合ってないかもしれませんが

御了承下さい。。。


でわ、どうぞ~

あの宴会から約1週間が経った

その間に色々な者達が訪れていた

何故?と聞かれると呪いの進行が心配だからだ

特に霊夢が一日置きに来ては一日中、桜と共に居た

心配も度が過ぎると過保護の域になるだろう

しかし、それが桜には物凄い嬉しかったようだ

そして、現在は料理本を見ていた



「お肉にチーズを乗っけるのですか……

こういうのも良いかもしれませんね」



桜は肉料理の項目を見ていた

ある程度、料理本を見て時計を確認すると11時を回っていた



「そろそろ、お昼ですね

今日は、この料理を作ってみましょうか」



そう言うと桜は布団から立ち上がりキッチンへと向かった

キッチンに着き材料を確かめて料理を始めた



「先ずは、フライパンに油を引いて……

その間に、お肉ですね」



最初にフライパンを準備し

次に肉の準備をする

フライパンが温まったら、肉を入れた

ジューという音だけが部屋に木霊する

焼いている間に桜は野菜とかを切っていく

野菜を切り終わり、タッパに野菜を入れて電子レンジで温める

此処で説明しておくと電子レンジは紫からのプレゼントだ

現代から高性能な電子レンジを持って来て桜にプレゼントしたらしい

桜は電子レンジが来た事で出来る事が多くなったので、とても喜んだそうな

野菜が温め終わり、これも皿に載せる



「これで後は、お肉の仕上げですね」



桜は焼き上がった肉をオーブンに入れる

その上にチーズを乗せて焼いていく

少し待つと肉が焼き上がり完成した



「これで出来上がりですね

早速、食べてみましょう♪」



桜は出来上がったばかりの肉を食べようと椅子に座った

食べようとした瞬間に玄関が叩かれた

コン!コン!



「御免下さい」



「は~い

この声は……何処かで……」



桜は声に覚えがあるようだ

席から立ち上がり、玄関へと赴き扉を開けた

ガチャ!



「やぁ、こんにちは」



「こんにちは、ナズーリンさん♪」



其処に居たのは宴会で見たナズーリンだった

桜は宴会で挨拶しているので、知らない仲ではない

故に来てくれた事が嬉しいようだ

ナズーリンは桜の様子を見て安心したようだ

微笑みながら声を掛けた



「うん、元気そうだね」



「はい、元気ですよ」



「良かったよ、私達の所為で死ぬんじゃないかって思うとね……」



ナズーリンは暗い顔をしながら、そう言った

それに対し桜は微笑みながら、ナズーリンに優しく語り掛けた



「ふふ、大丈夫ですよ

直ぐに呪いで死ぬって訳ではありませんし

まだ時間がありますから

ですから、安心して下さい」



「そっか……」



「はい

あ、ナズーリンさん」



しんみりした話を終えて

桜は気になった事を聞いた

勿論、それは何時もの事で



「何だい?」



「お昼御飯は食べられましたか?」



「いや、まだだよ」



「では、一緒に食べませんか?」



桜が微笑みながら聞くと

ナズーリンが目をパチパチとさせ信じられないものを見るかのようだったが

直ぐに元に戻り、首を傾げながら聞いた



「良いのかい?」



「はい♪

一人より二人で食べた方が美味しいですから!」



「そうか、じゃあ……

お言葉に甘えさせてもらおうかな」



「ふふ、有り難うございます」



「いや、礼を言うのは此方だよ

お昼を御馳走してくれるんだからね」



「ふふ、そうですね

どうぞ、上がって下さい♪」



「うん、お邪魔します」



「はい、いらっしゃいませ」



桜はナズーリンを昼食に誘い家に上げた

ナズーリンも断る理由が無いので、一緒に昼食を食べる事にした

二人はリビングに行き桜はナズーリンの分を準備した

ナズーリンは椅子に座り部屋を見渡していた



「(隅々まで綺麗に掃除されている

家の御主人とは大違いで本当に出来た子だよ)」



そんな事を思っていたナズーリンだった

部屋を見渡していると、桜がナズーリンの分と茶を目の前に置き椅子に座った



「お待たせしました

それでは、食べましょうか」



「そうだね、頂くとしよう」



「「いただきます」」



二人は同時に「いただきます」をした

桜はナズーリンに頼んで先に食べてもらった

ナズーリンは箸で肉を切り丁度良い大きさにして肉を口に運んだ



「……(もぐもぐ)」



「……(ドキドキ)」



「うん、美味しい」



「ふふ、有り難うございます」



「こんなにチーズと肉が合うとは初めて知ったよ

聖達にも教えてやらないとだね」



「そうですね♪

私もハンバーグとチーズは作った事があるのですが

こういう、お肉料理は作った事ないんですよね」



「そうなのかい?」



初めて作ったという言葉にナズーリンは

口をもぐもぐさせながら聞いていた

桜はナズーリンの問いにコクっと頷き返事をした



「はい、今日が初めてなんですよ」



初めてと聞き感心していたが、ある事を思い出し

拳で手の平を叩き「あぁ」と呟いて桜を褒めた



「それは凄いな

初めてで、こんなに美味しいとはね

あぁ、桜は料理の天才だったね」



「そんな事ないですよ

至って普通ですよ」



「そうかな?

宴会の時の料理は桜が作ったって聞いたけど」



そう、ナズーリンは宴会の時の料理を思い出していた

あの時に聖家一行が食べた料理の全てが美味しかったと評判だった



「はい、私ですよ」



「あの時の料理は全部美味しかったよ」



「それは良かったです」



「うん、まぁ……桜の料理は美味しいって事で」



「ふふ、有り難うございます」



「どう致しましてだよ」



二人の会話は少し大人びていた

言い方は悪いが、どちらとも幼女だ

故に少し違和感があるだろうが、気にしてはいけない

それから、二人は食事を終えて世間話し始めた



「ナズーリンさんは鼠さんでしたか」



「うん、そうだよ

鼠は嫌いかい?」



「いえ、見た事は無いので嫌いではないですよ」



「そっか、それは何よりだよ

所で、だが……聞いてくれよ

家の御主人がダラしなくて……」



「そ、そうなんですか……?」



「うん、宝塔は落とすわ

何時も何時も腹ペコだったりで

私の胃が限界に近いんだ……」



「あ、あはは……苦労されてるのですね」



「分かってくれるのは、桜だけだよ……」



「そんな事は無いと思うのですが……

でも、ナズーリンさんは立派ですね

主である星さんを支えているのですから」



「まぁね……ある方に頼まれたっていうのもあるけど

何か放っておけないんだよね、御主人って」



「少し分かる気がします

言ったら失礼ですが、何処となく……

守ってあげたくなるような気持ちになると言いましょうか

そんな感じになるのですよね」



「まぁ、頼りないからね」



「そ、そんな事は無いと思うのですが」



「あはは、全然気にしなくて良いよ

実際、事実だし」



「あ、あはは……」



そんな会話を二人はしていた

その後も桜はナズーリンの愚痴を聞いていた

聞いていく内に桜は「従者さんも大変なのですね」と思っていた

それから、時間が来て夕方になり

ナズーリンは来る前よりスッキリした表情で帰っていった

一方の桜は少し疲れたような表情をしていたんだとか

どうでしたか・・・?


今回はナズーリンの愚痴話でした!


ヤバイ・・・色々な事をしてて書く時間が長引いた。。。


でわ、また次回に><

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