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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
88/181

第80話 『桜と八咫烏』

どうも、神夜晶です


今回は、お空です

前回の、お燐と同じように空じゃなくて

お空と書きますので、御了承下さい


もしかしたら短いかも・・・?


今回で80話だ~!


でわ、どうぞ~♪

お燐が来てから数週間が経った

その間に再びさとりや、お燐が訪れていた

そして、現在は小説を読んでいた

タイトルは「人と死と戦争と」だ

戦争の愚かしさ、醜さを綴った小説だった

桜は小説を読みながら涙目になっていた



「どうして、人々は争いをするのでしょうか……

意見の食い違いも確かにありますけど

それでも、命を奪い合う戦いというものは……本当に……」



桜は少量だが涙を流してしまった

それから、桜は最後まで読んで戦争というものは何なのかを理解した

桜は次の小説を読もうかと思ったが

時計をチラッと見ると針が11を刺していたので

一旦、読むのを止めて昼食を作り始めた



「今日は何を作るか決めてますし

少し凝った作り方をしてみましょう♪」



桜は何を作るか決めていた

今日、作るのは「ハンバーグ」らしい

桜は合い挽き肉を用意し通常の作り方で捏ねる前まで準備した



「それでは、捏ねていきましょう

そして、コレを入れます!」



桜は、あるものを用意して捏ねる時に一緒に混ぜた

それが何なのかは後ほど分かるだろう

桜は少し多めにハンバーグを作った

そして、捏ね終えて肉を焼いていった



「……(じー)」



桜はフライパンの前で焼き上がるのを見つめていた

その姿は物凄く愛らしかった

そして、数分後にハンバーグが焼き上がり完成した



「上手に焼けました♪

次はソース作りですね」



桜は焼いた時に残った肉汁を残しておき

残った肉汁でソース作りを始めた

まだ肉汁が残っているフライパンに

ワインを少量、ケチャップ、砂糖、醤油、ウスターソースを入れていく

そのまま、数分間、煮込んでトロミが出てきたら

簡単なデミグラスソースの完成だ

桜は出来上がったデミグラスソースをハンバーグの上に掛けていく

ソースを掛けて野菜を彩り良く置いたら主食が完成した



「少し食卓が寂しい気もしますけど

ハンバーグがありますし、良しとしましょうか」



そう言い、桜は茶の用意をし食べ始めようとした

その瞬間にスキマが開かれた



「何方か来られますね

今日は何方が来るのでしょうか?」



桜はスキマを見ながら誰が来るのか楽しみにしていた

すると、スキマから少量の風が吹いた

風が少しづつ強くなっていくとスキマから下りて来たのは

鴉のような黒い羽を生やした、霊烏路空こと、お空だった

下りて来た、お空は桜の方を向いていたので、直ぐに桜の家だと分かった

お空は静かに床へと足を着け桜に声を掛けた



「久し振りだね、桜♪」



「はい!

お久し振りです、お空さん♪」



「今日は私の番のようだから

来ちゃった!」



お空は腰に手を当てて偉そうに桜に言った

それを見て桜は微笑みながらで答えた



「ふふ、お待ちしておりました

お昼御飯は食べられましたか?」



「ううん、まだだよ

だから、お腹空いた~……」



お空の腹からは「くぅ~」という小さい音が鳴った

その音を聞いて桜は更に微笑みながら、お空に話し掛けた



「ふふ、直ぐに用意しますので

椅子に座って、御待ち下さい♪」



「うん、有り難う~!」



「どう致しましてです!」



「(改めて見たけど

桜って可愛いよね~

白い肌に赤い目とか卑怯だよ!

妖怪でもないのに赤い目とか……

確か、さとり様が……アル……アルゼンチンだっけ?

微妙に違うな~……アル……アルコール?

何か知らないけど、カタカナだった気がする!

そのアルなんとかだから、白くて赤い目だって言ってたよね

でも、思うんだけど……桜だからこそ似合ってるんだと思うのよね

桜以外の人がすると似合わない気がするのは私だけかな?

まぁ、難しい事はいっか!

それよりも、今は桜の御飯御飯~♪)」



お空は桜のアルビノを考えていたが分からなかった為に考えるのを放棄した

というよりも、腹が空いて、それ所ではない感じだった

桜が用意して、お空の前にハンバーグを置くと

お空は目をキラキラさせながら見ていた



「それでは、食べましょうか」



「うん!

(ハンバーグだぁ~♪

私の大好物!)」



「「いただきます!」」



二人は一緒に「いただきます」をして食べ始めた

勿論、お空が最初にだ

桜が言うよりも早くに、お空は食べ始めた

それを見て桜は薄く微笑んでいた



「ふふ、そんなに急がれなくても

誰も取りませんよ」



「うにゅ~

物凄く、お腹空いててね

ついつい、先に食べちゃった!」



「そうですか

お味の方は、どうですか?

不味い事ないですか?」



「うん、とっても美味しいよ!

この入ってるチーズとソースがマッチングしてて良いね!」



そう、桜がハンバーグの中に入れたのはチーズだった

ありきたりな発想だが

そのシンプルさが、また良いのだ

桜は、お空に美味しいと言われて微笑みながら答えた



「ふふ、良かったです♪

まだまだ、おかわりはありますから

沢山、召し上がって下さいね!」



「うん!」



「ふふ♪」



桜は、お空の食べっぷりを見て楽しそうに微笑んでいた

それから、お空はハンバーグを全部食べてしまった

文字通りにフライパンにあったのも入れてだ

お空は後から気付いて、桜に謝っていた



「うにゅ~……ごめんね?」



「いえいえ、良いんですよ?

美味しそうに食べて頂いただけで私は満足ですから」



「桜……桜は良い子だね!」



「ふふ、有り難うございます

洗い物をしますので、少し待っていて下さい」



「うん、分かった~

(あ~……美味しかった!

思わず、食べ過ぎちゃった

お腹がパンパンだよぉ~

でも、私が作るハンバーグより何倍も美味しかったな~

何時か、桜に作り方を教えてもらおう!

うん、そうしよう♪)」



お空は桜に上手なハンバーグの作り方を聞こうと心の中で誓っていた

それから、桜は洗い物を終えて椅子に座り、お空と話していた



「それでね、酷いんだよ?

さとり様と、お燐ってば

私を鳥頭鳥頭って連呼して!

私だって一生懸命やってるのに

二人して馬鹿にして……うぅ……」



お空は日頃の鬱憤を桜に話していた

桜は、それを聞いて自分なりの答えを、お空に伝えた



「そうですか……

ふふ、お空さんは愛されていますね」



「愛されてる? 鳥頭って言われるのが?」



「いえ、そうではなくてですね

誰かに接してもらえるというのは凄く貴重でして

私は家に一人ですから

普段、何方か来られない限りは一人ですから」



「あ……ごめん」



「いえ、謝る必要はないですよ

私が言いたいのはですね?

そういうからかわれたり、ふざけ合ったりする毎日こそが

とても大事だと思うんです

もし、さとりさんとお燐さんに話しかけられなくなったら……どう思います?」



「それは……嫌だ」



「そうですよね?

なので、少しイラついても笑って過ごせば良いのです!

それが家族との間柄だったら尚更です

家族を大切にしてあげて下さいね?」



桜は愛おしそうに、お空に話し掛けた

それを聞いて、お空は目を開いて驚愕していたが

直ぐに元通りになり笑顔で返事をした



「……うん!」



「……(ニコッ)」



桜は無言のまま愛おしそうに、お空に笑い掛けた

それからも二人は話し続けた

気付けば外は昼から夜になり掛けていた

二人が外に気付いた時にタイミングが良く紫が迎えに来た

お空は桜に「有り難う~!」と言って手を振りながら帰って行った

桜も微笑みながら手を振り返していた

それから、お空は二人から鳥頭と言われても気にならなくなった

寧ろ、今の日常を大切に思えていたのだった

心の中で「桜の言った事は間違ってなかった!」と叫んでいる、お空だった

お空の変わり映えを見て二人は喜んでいたんだとか、いなかったとか

どうでしたか?


お空の回でした

ハンバーグのネタは分かる人には分かります


でわ、また次回に><

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