第78話 『桜と覚』
どうも、神夜晶です
今回はさとりです
えぇ、桜の考えを覚ってもらいましょう。。。w
でわ、どうぞ~
勇儀達が来てから数日が経った
その間に勇儀は勿論
蓮華も再び訪れていた
またしても、頭を撫でたようだ
桜も蓮華に撫でられて気持ち良さそうにしていた
そして、現在は掃除をしていた
念入りな掃除ではなく、埃を払う程度の掃除だ
「うんしょ……うんしょ……」
床を一生懸命に雑巾掛けしている桜だった
その後は窓などを拭いていった
軽い掃除な為に余り長い時間を掛けてはしないようだ
桜は掃除を止めて風呂で汗を流し、椅子に座りながら料理本を見た
「今日は何を作りましょうか?」
桜は首を傾げて料理本を見ていた
ページを一枚、また一枚と捲っていく
捲っていく途中で気になった項目を見つけたようだ
その項目とは……
「パスタですか
今の季節は暖かいものが良いですけど
偶には、こういうのも良いかもしれませんね
そろそろ、お昼には良い時間ですし
これに決めましょう!」
桜はパスタの項目を見て作ってみたいのがあったらしい
時計を見て11時半を過ぎていたので
余り時間もないのでパスタに決めたようだ
「先ずは玉ねぎをみじん切りにして
飴色になるまで炒めます
次に挽き肉のミンチとトマトと茄子を入れます
ある程度、炒めておきます
その間に鍋でパスタを茹でます
パスタを茹で終えたら、パスタにオリーブオイルを絡めます
いっぱい絡めると良いかもしれませんね♪
次に炒めておいた具材にケチャップ、オイスターソース、塩コショウで味を整えます!
味を整えましたら、パスタに乗せて完成です♪
あ、上に葉っぱを乗せておくと見た目が綺麗になります」
桜はトマトと茄子のパスタを作り終えた
パスタの入った皿を机に置き、茶の準備をした
その時だった
静かに後ろにスキマが開いたのだ
其処から静かに地霊殿の主である、さとりが下りて来た
しかし、桜は茶の準備をしているので気づいていない
さとりはキョロキョロと何処か確認していると、桜を発見したので
此処は桜の家だと理解した
さとりは桜に声を掛けた
「桜さん」
「っ!?」
桜は行き成り声を掛けられて身体がビクッと反応してしまった
さとりは「あ……」とやってしまった感が半端なかった
桜はギギギという古びた機械が出す音をさせながら後ろを振り向いた
さとりは出来るだけ笑顔で顔を合わせるようにした
「こんにちは」
「さ、さとりさんでしたか……
お化けが出たのかと思いました……」
桜は冷や汗を流しながら苦笑していた
それを見て、さとりは微笑んで謝罪した
「ふふふ、吃驚させちゃったみたいですね」
「いえ、私も気付かなかったので大丈夫ですよ
今日は紫さんに?」
「はい、スキマで送ってもらいました
(そろそろ、心を読んでみましょうか
少し罪悪感がありますけど……ちょっとした好奇心ですから
大丈夫ですよね……?)」
さとりは心を読んでみる事にした
そんな事を知らずに桜は話し始めた
(※此処からは心の声が混じりますので御注意下さい)
「そうでしたか
あ、お昼御飯は食べられました?
(突然、居なくなって
こいしさん、お隣さん、お空さんが心配してそうですね
大丈夫でしょうか……?
さとりさんは無理矢理に連れて来られた感じでしょうか?
もし、そうでしたら……紫さんに言っておかないと駄目ですね
無理矢理は駄目ですよ!って言っておかないとです……)」
「いえ、食べる前に連れて来られたので
まだ食べてませんね
(心の声が可愛いですね
思わず、鼻血が出そうでした)」
「そうですか、分かりました
それでは、一緒に食べませんか?
(紫さん、間が悪いです……
でも、そのお陰で私はさとりさんと御飯を食べれるかもしれませんし
うぅ、でも……こいしさん達の気持ちを考えますと心が痛いです)」
「良いんですか?
(な、何て他人思いの良い子なんでしょうか
宴会の時もでしたが
此処までくると、本当に凄いですね)」
「はい、一緒に食べますと
お料理が美味しくなりますから♪
(さとりさんと、お食事♪お食事♪)」
「ふふふ、そうですね
それでは、お言葉に甘えて頂きますね
(か、可愛い……
私と食べる事が、そんなに嬉しいのでしょうか?
うぅ、この調子では本気で桜さんを好きになってしまいます)」
「はい♪
用意しますので、椅子に座って御待ち下さい!
(やりました!桜はやりました!
さとりさんと、お食事する権利が与えられました!
いっぱい、お話して楽しんでもらいたいですね
此処に居る間だけでも、自分を大切にして欲しいです
覚妖怪という形ではなく、一人の女性として……)」
「分かりました
何から何まで、すみません
(桜さん……本当に貴方は……)」
桜は心の中で、さとりの事を考えていた
せめて、此処に居る間だけは能力の事を忘れ楽しんで欲しい
それだけが桜の願いだった
その考えを聞いて、さとりは泣きそうになったが
泣くと心を読んでいるのがバレるので、我慢した
さとりは「家で泣こう」と決めていた
それから約1分後にさとりの分が用意されて桜が椅子に座った
「すみません、待って頂いて
(さとりさんも、お腹を空かせて居ますのに
もう少し早く行動したいです……)」
「いえ、良いですよ
(約1分ですけど
誰も文句は言わないと思いますよ?
それよりも、美味しそうですね……
いえ、美味しそうではなく美味しいんですね
これは外の世界のパスタでしたっけ?
別名、スパゲティですね)」
「それでは、食べましょうか」
「そうですね、では……」
「「いただきます!」」
二人は一緒に「いただきます」をした
最初に、さとりが食べ始めた
桜が心の中で「感想が欲しいですけど……」と呟いていた為だ
さとりが気を利かして、最初に食べたという訳だ
「美味しいです……
(こんなにも食材が生かされた料理は初めてですね
トマトと茄子の味も確りと生きてて物凄くパスタと合います
挽き肉の旨みも出てて良い感じに仕上がってます)」
「ふふ、良かったです
(不味いって言われなくて良かったですぅ……
さとりさんも美味しそうに食べて下さりますね
他の皆さんも本当に私の料理を美味しそうに食べて頂いて
私は……幸せですね)」
「はい
(美味しい料理を食べる姿を見て幸せですか
小さな幸せですね
でも、桜さんにとっては……それだけで嬉しいのでしょうね)」
「では、私も食べましょうか
(さとりさんと、お食事♪お食事♪)」
「そうですね、作った本人が食べないと駄目ですからね
(反応が一々、可愛い子ですね
抱き締めたくなっちゃいますよ
でも、今は桜さんとの食事を楽しみましょう)」
二人は楽しく話しながら昼飯を食べた
食事が終わり皿を洗っている時も楽しそうに話していた
桜が洗い物を終えて椅子に座り
午後の、お茶タイムが始まった
桜は、さとりに気になった質問や
地霊殿で何をしているか等を聞いていた
「こいしさんは分かるのですが
お燐さんと、お空さんは何の妖怪なのですか?」
「お燐は火車で、お空は地獄鴉です」
「死体運びの妖怪と地獄の方達を食べてしまう妖怪ですね
有名な方達を家族とされていて凄いですね~」
「そんなでもないですよ
お燐は良いんですが
お空の扱いには困ります
何分、鳥頭で馬鹿ですから
(火車と地獄鴉の事を知っている、桜さんの方が
凄いと思うのは、私だけでしょうか?)」
さとりは火車と地獄鴉を知っている、桜の方が凄いと思っていた
自分で自分の従者を鳥頭と呼んでいる、さとりだった
しかし、桜は苦笑した後に微笑みながら答えた
「あ、あはは……
でも、大事にされている事は分かりますよ」
「ふふふ、バレちゃいました?」
「はい、バレバレです」
二人は探り合いではないが、そんな事を話していた
それから、二人は夕方まで話して
さとりは夕方になるとスキマで帰っていった
地霊殿に帰ると何時もより、家族との時間を多く過ごしていたようだ
余談だが、桜の言葉を思い出して少しだけ泣いたらしい
どうでしたか・・・?
さとりの回でした!
次回は、お燐です
桜の死体運びなんてさせませんからね?
でわ、また次回に><




