第62話 『桜と風神』
どうも、神夜晶です
今回は神奈子です
まぁ、何時も通りのつまらない話ですが;;
見てやって下さい><
それとですね
お気に入りが100件を超えました><
本当に有り難うございます!!
これからも頑張って書いて行きますよ~!
そして、先程ですが
YOUTUBEで東方幼霊夢という動画を見まして
物凄く感動しました!
普段、涙を流さない私が涙目になりかけて流す手前までいきました
本当に感動しましたので
皆さんも見てみて下さい!
でわ、どうぞ~
早苗が来てから数日が経った
今日は料理本ではなく、小説を読んでいるようだ
内容は『風神と土着神の戦い』という小説だった
「……」
桜は小説にハマっているようだ
ページを1枚、また1枚と捲っていく
そして、最後のページが読み終えてパタン!という音を起てて本を閉じた
「ふぅ~……面白かったですね
お二人の、その後の続きが気になりますけど
仕方ないですね……
次は何を読みましょうか……」
次は何を読もうか決めようとすると
不意に時計に目が止まり時間を見ると
10時半を過ぎていた
「もう10時半ですか……
先程まで9時でしたのに
時間が経つのは早いですね
小説を読みたいですが、お昼御飯の準備をしましょう♪」
桜は布団から出て、ゆっくりと台所へ向かった
置いてある具材を見て何があるのか確認して何を作ろうか悩んでいた
「う~ん……
何を食べましょうか?
あ、そうです!
最近は、お魚を食べてませんでしたから
焼き魚を食べましょう♪」
桜はメニューを決めたようなので
早速、料理を開始した
先ずは魚をコンロで焼いておいて
違うメニューを作り出した
「お魚だけでは栄養が偏りますから
他のものも作りましょうか」
そう言うと桜は野菜を、まな板に置いて切っていく
野菜を切り終わるとボウルを取り出して、その中に入れる
次にマヨネーズを取り出してボウルの中に入れて野菜と混ぜていく
「うんしょ……うんしょ……」
混ぜるのにも体力を使うので、桜には重労働だった
満遍なく混ぜ終えたら皿へ盛って行く
皿を食卓の上に並べて台所へと身体を向け料理を再開する
「ポテトサラダの完成です!
次は……」
桜は次の品を何にしようか数秒間、悩んで
直ぐに頭に次のメニューが浮かんだので調理に掛かった
それから、着々と調理が進んでいき
あっという間に豪華な昼食の出来上がりだった
「少し作り過ぎちゃいましたね……
夜も食べれば、何とか大丈夫ですね!
では、早速……」
桜は椅子に座り食べようとしたが
誰かに玄関を叩かれた
「御免下さい」
「は~い
あれ、この声は確か……」
桜は来訪者の声を聞いて何処かで聞いた事がある声らしい
椅子から立ち上がり玄関へと向かった
玄関に着き扉を開けると……
「久し振りだな、桜」
「神奈子様!
お久し振りですね♪」
来訪者は神奈子だった
神奈子が来たと知ると桜は一瞬にして笑顔になり出迎えた
「うむ、久々に会いたくなってな
来てしまった」
「ふふ、有り難うございます
どうぞ、中へ!」
「あぁ、邪魔するぞ」
「はい!」
神奈子は久々に桜に会いたくなったので来たようだ
それだけで桜は嬉しかった
桜は神奈子を家へ上げてリビングへと案内した
二人はリビングに着き、最初に神奈子が口を開いた
「む、食事の最中だったか
すまないね」
「いえ、お気に為さらずに
神奈子様は食べられましたか?」
「いや、まだだが……」
「でしたら、一緒に食べましょう♪」
「良いのかい?」
桜が一緒に食べようと言うと
神奈子が首を傾げながら聞いた
桜は微笑みながら頷き答えた
「はい!」
「そうか、有り難く頂くとしよう」
「はい♪
椅子に座って、御待ち下さい!」
「あぁ、分かったよ」
桜は神奈子を椅子に座らせて
神奈子の分を用意し始める
直ぐに用意出来たので、二人で「いただきます」をした
神奈子はメニューを見て「ふむ」と心中で呟き口を開いた
「豪華だな」
「そんな事ないですよ?
小皿が多いだけですよ」
「それを豪華と呼ぶのだが……
まぁ、良い
先に頂くとしようか」
「はい♪」
「はむ……(もぐもぐ)」
「……(ドキドキ)」
「うむ、美味しい」
「ふふ、良かったです」
神奈子から美味しいと聞き桜は心の中で「ホッ」として
直ぐに微笑んで答えた
「中まで火が通っていて
火加減も丁度良い感じだ
まさに食べ頃というやつだ」
「大袈裟ですよ
其処まで気にして焼いてないですよ?
焼けた時に、もう大丈夫そうと思ったので
取り出したら、その焼き加減だっただけですよ?」
「それが食べ頃という事だ」
「ふふ、そうですか♪」
「うむ、私だけ食べてては食事にならん
お前も食べると良い」
「はい!」
桜は神奈子に言われて話しながら食べて行く
それから他愛も無い話をしていった
時には能力を聞いたり
今まで、どんな生き方をして
どんな、時代を見たのかを話していた
「そんな事があったのですね~」
「あぁ、あの時から諏訪子は面白かったな」
「ふふ、楽しそうですね♪」
「そうさ、楽しくて仕方がないさ
だから、今の日常が気に入ってるよ」
「そうですね……」
神奈子が「今の日常が気に入ってる」と言った瞬間に
桜は一瞬だけ寂しそうな表情をした
神奈子は、それを見逃さなかった
「辛いか?」
「え?」
「呪いで死んで
自分だけ置いていかれるのが……辛いのか?」
「辛くない……と言えば嘘になります
けれど、余り意識はしてないのですが
そうですね……怖いというべきでしょうか」
桜は神奈子に気持ちを言われて苦笑しながら答えた
「怖い」、その感情が今の桜の感情だった
それを聞いて神奈子は悲しそうな表情だった
「そうか……」
「死ぬのが怖い……という訳ではありません」
「ん……?」
桜の不意な呟きに神奈子は首をかしげた
死ぬのではなく別の事で怖いらしい
「私が死んで……皆さんに忘れられるのが怖いのです……」
「……」
桜は悲しみの表情で、そう言った
それを聞いた神奈子は寂しそうな表情をしながら無言で桜に近付き……
ギュッ!
「え……?」
「そんな……そんな悲しい事を言ってくれるな
死んだ後に、お前を忘れる?
そんな事ある訳ないだろう!
忘れるくらいなら、最初から会ってもないし放っておくさ
だけど、会って確かめて気に入ったから
こうして、来たんじゃないか
だから……そんな悲しい事を言うんじゃない
例え幻想郷が、お前を忘れようとも
私だけは覚えていよう
この身が朽ち果てるまで覚えていると約束しよう」
「神奈子様……」
神奈子が抱き着きながら感情任せに自分の思いを喋った
それを聞き桜が目をパチクリさせて聞いていた
神奈子の涙が桜の頬を伝う
一柱が、人間一人に涙を流すのは、とても有り得ない事だった
それに釣られたのか桜は少しだけだが涙を流した
そのまま神奈子は抱き着いたまま数十分は動かなかった
それを優しく抱き締めていた桜だった
どうでしたか;;?
最後が微妙・・・
次回は諏訪子になりますw
ケロちゃ~~~ん!!
でわ、また次回に><




