第45話 『花が映える宴と桜』
どうも、神夜晶です
今回は・・・えーきたんです
さぁ、桜には閻魔も落としてもらいましょう!!
でわ、どうぞ!
異変解決後に霊夢が来てから数時間が経ち
時刻は夜の7時を回っていた
あれから桜は数時間ほど寝て起きたら
隣に霊夢が居て泣いて微笑んでいたらしい
過酷な思いをして起きた後に大切な人が居るのだから無理もないだろう
それから桜は霊夢と一緒に博麗神社に行き
料理を作ったり皿を並べたり宴会の準備を進めた
そして、現在……
「やっぱり桜の料理は美味しいわね」
「だな~
このロールキャベツを初めて食べたけど
物凄く美味しいな」
「あぁ、それね
外の世界の料理で
最近入って来たメニューね」
「よく作れたわね」
「ふふ、有り難うございます
紫さんから外の世界の、お料理の本を貰ってますので
大抵の、お料理なら乗ってるんですよ!
私も作り甲斐がありますので
作っていて楽しかったです!」
宴会の真っ最中だった
桜の料理に誰もが絶賛していた
特に魔理沙が言ったロールキャベツは美味しいようだ
「そうか
まぁ、私達は美味しいのが食べられて満足だからな
しかも、桜は楽しく作る
一石二鳥じゃないか!」
「調子良いわね」
「そうですね、魔理沙さんの言う通りですね!
私は楽しく作れて
皆さんに美味しく召し上がってもらえる
作る人達からしたら、これ以上ない幸せですね♪」
「そうね
お嬢様に喜んで食べて頂くのが
私にとって一番の幸せね」
桜は女神のような微笑を見せて
作った料理を美味しく食べてもらえるのが幸せと答えた
その答えに咲夜も同意して頷いていた
こんな風に盛り上がってる所に
あの者が桜に声を掛けて来た
その者とは……
「少し良いですか?」
『っ!?』
「?」
「あぁ、博麗の巫女に用はありません
其処の貴方です」
「……?
私ですか?」
桜を尋ねて来たのは二人組だった
幻想郷の閻魔「四季映姫」と部下の「小野塚小町」だった
そして、映姫が貴方と言ったのは……
何故か桜だった
それに対して勘が良い者は映姫と小町を睨んでいた
桜は呪い持ちで寿命がある
それに対して映姫は閻魔
そして、何より小町は死神だ
この三つが組み合わされば自ずと
何故、睨んでいるのか分かるだろう
しかし、映姫が尋ねて来た理由は違っていた
「えぇ、貴方です
私が起こしたとはいえ
貴方に迷惑が掛かってしまったようで……
申し訳ありませんでした」
『っ!?』
「え?」
映姫の行動に部下である小町でさえ驚いていた
突然来て何をするかと思えば
自身が巻いた種とは言え桜を傷付けたので謝りに来たらしい
その事で映姫は桜に自ら頭を下げた
これには桜以外の全員が吃驚していた
肝心の桜は首を傾げて何が何だか分からない様子だった
「つまりは異変を起こしたのは私なんですよ
色々とありまして
起こしたという訳です」
「そうだったのですか……
何か理由があってされたのですよね?
でしたら、私からは何も言いませんよ!」
「貴方は死ぬ思いをしたのですよ……?
それでも、私を許すと?」
「はい、私は……
自分の運命を受け入れてますから♪
ですので、苦しみを伴うのは当たり前だと思っています
閻魔様が気にする事ではありませんよ!」
「……ふふ
貴方は稀に見る穢れ無き魂の子ですね
其処に居る博麗の巫女にも見習わせたいですね」
「どうせ、私は怠け者ですよ~だ」
桜は映姫を許すと言った
映姫は桜の事を穢れ無き魂の子と言った
それも強ち間違いではないだろう
霊夢を見習わせたいと映姫は言って
言われた霊夢は、そっぽを向き頬を膨らましてイジけていた
その言葉を聞き桜は映姫の言葉を否定した
「そんな事はないですよ?
霊夢さんは私の為に
何度も何度も異変解決を急いで下さりました
それだけでも私は本当に感謝しております」
「貴方は優し過ぎます
少しは怒るという事を覚えなさい」
「怒る……ですか?
余り怒る気持ちにはなれないのですよね……」
「まぁ、それは良いです……
それよりもです!
何故、私が閻魔だと分かったのですか?」
「何故……ですか?
それは……手に持っている卒塔婆が
閻魔の証拠ではありませんか?」
「卒塔婆を知っているのですか?」
「はい
卒塔婆を持たれているという事は……
亡くなられた方達に関係している方
もしくは、それを管理してらっしゃる方と思いましたので
それに格好も、お上品ですので
閻魔様と予想で言ってみました♪」
「成程……貴方は幼いながらも賢いのですね
良い心がけです」
「基本的に、お家の中で過ごしてますので
本を読んでるのです
ですから、嫌でも知識は入って来るのです」
「そうですか」
映姫は微笑みながら桜を見ていた
余り他人を褒めない映姫は桜を褒めていた
それには小町も吃驚だった
少し話が落ち着いて来たのだが
桜は思っていた事を口にした
「閻魔様が来て私は
今日で終わり……と思ったのですが
違うみたいですね」
『……桜』
「終わり? どういう事ですか?」
「あれ? 私の呪いが早まって寿命が尽きたのかと思いまして……
違うのですか?」
「呪い? その模様みたいなのですか?」
「はい、知らなかったのですか?」
「えぇ、言われるまで知りませんでした
少し見ても宜しいですか?」
「どうぞ」
桜が思っていた事とは違い
まだ桜は寿命が来て居ないらしい
それを聞き周りの者は一先ず安心していた
桜の呪いを見る為に映姫は桜に近寄った
映姫は桜の頬を触れたり、マジマジと見ていた
それに対し桜は少しながら頬を赤く染めていた
「この模様の呪いは……
(あの神の呪い?
どうして、この子に呪いが?
この子に聞く必要がありますね……)
少し質問を良いですか?」
「はい、良いですよ」
「この呪いを持ったのは何時ですか?」
「5年前の母が亡くなった時です……」
「……そうですか
少し失礼しますね」
「?」
映姫は懐から「浄玻璃の鏡」を出した
これは対象の過去を見る閻魔の道具だ
映姫は5年前の桜を見た
其処に映し出された光景を見た映姫は少し目を細めた
そして、数秒後に見終わり「浄玻璃の鏡」を懐に戻して桜に声を掛けた
「その呪いは貴方にとっての罪のようなもの
貴方は……死の呪いであっても受け入れる覚悟はありますか?」
『……っ!』
突然、映姫は桜に問い掛けた
その雰囲気から察するに閻魔としての問い掛けだった
二人の光景を見ている周りの者達は
今にも映姫を殺しそうな程に怒っていた
しかし、桜の事を思い何とか踏み止まっているのだ
桜自身は何もしていない
なのに何故、罪を着せられなければいけないのだろうか?
そんな思いが桜を思う全員の心に浮かび上がった
桜は映姫の問い掛けに微笑みながら答えた
「ふふ……私は母から呪いを受け継いだ時から
覚悟は出来ています
そして、死ぬ覚悟も……また同じ様に……」
「そう……ですか
試すような事を言って申し訳ないです
その覚悟は見事です
しかし、閻魔でもありますが
神でもある私は少しでも長く生きて欲しい
微力ながら私も呪いを消す方法を探してみます」
「閻魔様……有り難うございます
ふふ、素敵な方なのですね」
「なっ!?」
「?」
桜の微笑みと言葉に映姫は顔を真っ赤にした
それを見た者達は全員が心の中で思った
「落ちたな……」と
映姫は恥ずかしさを紛らわす為に桜に当たった
「閻魔を、からかうものはでありませんよ!?」
「からかってませんよ?
本当の事を言っただけなのですが……」
「~~~~っ!?」
映姫は更に顔を真っ赤にした
それから映姫は何処かへと言ってしまった
そんな一悶着があったにも拘らず
小町は別の場所で酒を飲んでいたようだ
後で映姫にバレて説教をプレゼントされたのは言うまでもない
こうして花が咲き乱れる異変は終わりを告げた
桜の呪いは腰の辺りまで来ているようだ……
どうでしたか・・・?
即興で書いたのですが。。。;;
今日は別現場で早く終わったので書きましたm9(^Д^)プギャー
次は・・・誰だっけ?
取り敢えず花映塚の1番目の相手が話です
そして、何か記念話?というか
何かとコラボとかの案を募集中です
でわ、また次回に!




