第3話 『桜と魔理沙』
どうも、神夜晶です
更新遅くなりまして申し訳ないです><
先週は休み無しで仕事でしたので。。
今週は休みを貰えたので
書きますよー!
今回は魔理沙との対話です
でわ、どうぞ
霊夢と桜が対面してから数週間が経っていた
桜は何気ない日常を何時もの様に送っていた
其処に朝から霊夢がやって来た
つまりは朝食を集りに来たのだ
「今日も朝食を頂くわ!」
「ふふ、良いですよ
何時でも好きな時に来て下さいね」
霊夢はドヤ顔で言い切った
普通の者なら帰れと言うだろうが
桜は嫌な顔をせずに笑顔で『良いよ』と言った
「もしかして、知らない奴にも
朝食を上げたりする……?」
「いえ、そんな事はないですよ?
本当に困っていたら考えますけど
基本的には知り合いだけですよ?」
「そう、なら安心したわ」
「私を心配してくれたんですか?」
「当たり前よ、私達は
既に“友達”なんだから」
「……」
「ん? ボ~っとして、どうしたの?」
「い、いえ……
友達って言われるのは初めてで」
「ふ~ん……」
「でも、嬉しいです
以前は他の子と遊んでたのですが
今は遊ばなくなったので
誰かと一緒に居るのが普段以上に嬉しくて」
「安心しなさい
これからは嫌って言っても、一緒よ」
「有り難うございます♪」
桜は嫌でも一緒と聞いて笑顔で礼を言った
その笑顔に霊夢も次第に頬を緩ませ笑顔になった
そして、朝食が出来て食べ始めた
「御馳走様でした」
「御粗末様です」
「本当に何度食べても
桜の料理は飽きないわね」
「お世辞でも嬉しいです」
「お世辞じゃないんだけどな~
まぁ、良いけど
それじゃ、神社に帰るわね
またね」
「はい、またです」
二人は朝食を食べ終わり
霊夢は神社へ
桜は台所で洗い物を済ませて
布団に戻りカーディガンを羽織って座り読書をした
「……」
パラ!パラ!と1ページ
また1ページと捲っていく
桜が読んでいるのは料理の本だった
紫が外の世界から拝借して来たらしい
桜の料理のレパートリーが増えるのは
彼女も嬉しいのだ
なので、外の世界の料理の本を渡した
桜は料理の本を11時頃まで読んでいた
そして、「少し休憩を……」と時計を見たら
「11時……?
もう、こんな時間ですか
楽しい事をしてると
時間が経つのも早いのですね
さぁ、お昼御飯の準備をしましょうか」
そう言い桜は布団から起き上がった
物や壁に伝いながら台所へと向かった
「今日は先程、料理の本で見た
茄子とチーズと味噌の炒めをしてみましょう
初めてですが、張り切ってやってみましょう!」
桜は胸の前でグッ!と拳を握った
そして、エプロンを付けて
食材を切ったり炒めたりしていった
そうしてる内に12時になっていた
桜は手順や味付け等を
間違う事なく完成させた
「一応、3人分は作りましたけど
霊夢さんと紫さんは来るのでしょうか?
少し待ちましょうか」
桜はエプロンを外して椅子に座って待つ事にした
待つ事、5分後に桜家の玄関が開かれた
ガチャ!
「桜~!
お昼も食べに来たわよ!」
「おいおい、そんな勝手に入って良いのか?」
「良いのよ、桜は優しいんだから
それに、この位で怒る子じゃないわ」
「なら、良いが……」
玄関を開けて霊夢は中へと入って来た
霊夢は桜が初対面な者を連れて
「朝振りね、桜」
「はい、朝以来ですね
其方の方は霊夢さんの、お知り合いですか?」
「これ? 異変解決仲間みたいなものね」
桜は霊夢に、もう一人の人物の事を聞き
霊夢はコレと言って指差しながら適当に説明をした
「指差して、これとか言うな
突然押し掛けて、すまないな
霊夢が無理やり引っ張ってくるものだからさ」
「アンタは一遍
桜と話して心を清めるべきなのよ」
「私と話しても心は清まりませんよ?
寧ろ悪化するだけだと思うのですが……」
「大丈夫、普段の行動と性格からすれば
きっと清められる筈よ
呪いは関係ないわ」
「呪い? どういう事だ?」
「あー……
その話は御飯後にしましょ
桜も作って待っててくれたみたいだしね」
「お、私も食べて良いのかな?」
「はい、霊夢さんの、お仲間さんとあれば大歓迎です!
お好きなだけ、食べていって下さいね♪」
「……」
桜は、もう一人の人物に、笑顔で言った
それを聞いた、もう一人の人物は口を開けながら固まって
桜を指差しながら霊夢を見た
霊夢も「あー……」と言いながら頭を掻き答えた
「言いたい事は分かるわ
この子は、これが素なのよ
だから、早めに慣れなさい」
「わ、分かったんだぜ」
もう一人の人物は普段と違い
少しだけ戸惑っていた
そして、三人は昼食を食べ始めた
「「いただきます!」」
「はい、どうぞ♪」
霊夢と、もう一人の人物は御飯を食べ始め
桜は、それを嬉しそうに見つめていた
「ん? この、おかずって……」
「はい、紫さんから
外の世界の料理の本を渡されまして
それを見て作ってみました!
お口に合うと良いのですが……」
「大丈夫よ、桜の料理は
何でも美味しいからね(紫グッジョブ!)」
「有り難うございます」
「それじゃ、私から食べてみるんだぜ」
「あ、私が先よ!」
「私だぜ!」
「あ、あの……
お二人で食べて
感想を頂けると嬉しいのですが……」
桜は二人に涙目になりながらも言った
それを見て二人は一緒に食べた
「分かったわ、あ~む!」
「分かったんだぜ、あ~ん!」
「……(ドキドキ)」
「「お……美味いんだぜ(美味しい)!」」
「本当ですか?
味見をしてなかったので良かったです!」
「「えっ!?」」
桜の一言で二人は固まった
それも、その筈だ
味見をしていないのだという
「何て言うんでしょうね……
慣れてくると、味見とかしないで
こうすれば良いって言うのが分かってしまうんです
なので、味見はしません
もう一つ理由はありますけど……言えません」
「ふ~ん……
やっぱり天才ね」
「だな~……
私は料理が余り出来ないから
羨ましいんだぜ」
「誰でも出来ますよ
私も最初は出来なかったのですから
やっていく内に出来る様になってましたので
結論から言うと慣れです!」
「まぁ、全然出来ないって訳じゃないし
その気持ちは分かるわ
私も最初は出来なかったもの」
「そうなのですか?
霊夢さんは最初から
何でも出来そうなイメージがありました!」
「私を美化し過ぎよ」
「そうだぜ、コイツってば神社で……
何でもない」
「?」
もう一人の人物は話そうと思ったら止めた
何故なら、霊夢が物凄い形相で
桜には分からず、もう一人の人物にだけ分かる様に
睨んでいたからである
なので、話すのを止めたのだ
すると、霊夢は顔を戻し
気になっている事を聞いた
「そう言えばさ、さっきの質問だけどさ」
「はい、何です?」
「味見しない、もう一つの理由って何?」
「あ、それは私も気になったな」
「え、えっと……
どうしても言わなきゃ、駄目ですか?」
「えぇ、言わないと駄目」
「隠し事する子には、お仕置きだぞ~」
もう一人の人物は笑いながら腕を上げて
手をワキワキとさせていた
それを霊夢もニヤけながら真似していた
桜は勘弁したのか、話し始めた
「絶対に誰にも言わないで下さいよ?
後、笑わないで下さいね?」
「えぇ、約束するわ」
「おう!」
「実はですね……」
「「実は?」」
桜が言う時に、二人は顔を近づけた
それを見て桜は横を向いて恥ずかしそうに言った
「一人で食べる時は味見をするのですが……
何方か来る時は味見をしないんです……
えっと、その……
最初の一口目は食べて欲しくて……(カァァァ)」
「「……」」
桜は顔を真っ赤にして両手で隠した
少し涙目になりながらも二人に話し掛けた
「や、やっぱり、おかしいですよね……
ごめんなさい……」
「いや、悪くないんだけど」
「あ、あぁ……」
「ほ、本当ですか?」
「えぇ、大丈夫よ
ちゃんとした理由で逆に安心したわ」
「あぁ、そうだな!」
「よ、良かったです」
「「(純粋過ぎて、こっちまで恥ずかしいなんて
口が裂けても言えない)」」
二人は、こんな事を思っていた
桜は二人に良い理由と褒められて嬉しそうにしていた
それから三人は昼食を食べ終わり
もう一人の人物、“霧雨 魔理沙”と呼ばれる女の子に
桜の事情を全部話した(因みに自己紹介は互いにしていた)
それを聞いた魔理沙は……
「何で……何で桜なんだよ
何で桜が呪いで死なないといけないんだよ
先祖の罪を末裔に擦り付けるなよ……」
そう言って魔理沙は涙目になりながらも
怒りの表情を見せた
それを見て桜は……
「霊夢さんと同じ反応なんですね
霊夢さんも私の為に怒ってくれたんですよ
本当に私は幸せ者ですね♪」
と笑顔で答えていた
それを見て魔理沙は何かを思ったのか無言だった
そして、三人は話が終わり
二人は元の所へと戻って行った
桜は夜御飯の準備と風呂の準備を行い
何時もの変わらぬ夜を過ごしていった
どうでしたか・・・?
思ったのですが
タイトルは桜と霊夢と名前ですよね?
それを桜と博麗の巫女と二つ名?にした方が
良いのかなと思ったりも
どっちが良いでしょうか?
でわ、また次回に><