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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
47/181

第42話 『桜と不老不死』

どうも、神夜晶です


今回は妹紅です

最近書いてて思ったんですけど・・・

ネタがマンネリ化してますよね。。。?

もう書かない方が良いのかなと思ったり・・・


ま、まぁ・・・頑張ります


でわ、どうぞ

輝夜が来て数日が経っていた

その間に桜は普通の日常を送っていた

小説を読んだり料理本を見て研究したりとしていた

偶に口笛を口ずさんでいたという事もあった

そして、現在も小説を読んでいる途中だった



「……」



今、桜が読んでいる小説は

「絶対神の物語」という神が主人公の小説だった

一人の少年が神になり人生を謳歌するという内容だった



「この絶対神様に共感出来るのは何故でしょうか?

何故か共感が出来ますね……」



小説を読んで主人公に共感が出来ると呟いていた桜だった

桜は「絶対神の物語」を読み終えて違う小説を読み始めた

そんな時だった

コン!コン!



「こんにちは~」



「あ、誰か来られたみたいですね

この声は確か……」



新しい小説を読み始めようとした時に来客が来た

桜は声の感じからするに聞いた事があるようだ

そんな事を呟きながら桜は布団から立ち上がり

ゆっくりと玄関へと向かった

桜は玄関に着き扉を開けた

ガチャ!



「異変ぶりだね、来ちゃった」



「あ、妹紅さんでしたか

何処かで聞いた事のある声だと思ったので

妹紅さんでしたら、納得がいきました!」



「ふふ、そうなの

特に用事って訳じゃないんだけどね

今、暇かな?

あれ以来、会ってないから心配になって来たのよね

大丈夫だった?」



「はい、小説を読んでいただけですので

暇ですよ

どうぞ、上がって下さい!」



「なら、良かった

えぇ、お邪魔するわね」



来たのは異変の時に桜を介抱した妹紅だった

桜は妹紅を見た瞬間に嬉しそうな表情をした

宴会以降に会っていないので、それもそうだろう

妹紅は桜が心配なのと暇なので来たらしい

桜は例え暇だったとしても来てくれて嬉しかった

妹紅を家へと上がってもらい

二人は椅子に座り互いに飲み物を手元に置き

茶菓子を目の前に備えて話し出した



「こうして、ちゃんとした雰囲気で

お話するのは初めてですね」



「そうね、会ったのがアレだけど

でも、桜と出会えて良かったと私は思うわ」



「ふふ、有り難うございます

私も妹紅さんと会えて良かったです♪」



「それは良かったわ」



「はい♪」



二人は、それぞれの思いを語った

それを聞いた二人は楽しそうに話していた

妹紅は突然、楽しそうな雰囲気から真面目な雰囲気へと変わり

桜に話し出した



「桜、聞いて欲しい事があるの」



「何か御相談ですか……?」



「いえ、相談じゃないわ

私が今から話すのは私自身の過去ね」



「過去ですか……」



「えぇ、桜には話しておきたかったのよね

何故、私も話したいって思ったのか分からないけど

桜に聞いて欲しかったのかな?」



「妹紅さん……」



「少し重い空気になっちゃうけど……

それでも、聞いてくれる?」



「はい……妹紅さんの事を

もっと知りたいですから

話して下さい」



「分かったわ

こんな事を言うのは間違いだと分かってるけど

それでも、桜には聞いて欲しい

私は……不老不死なの」



「不老……不死……ですか」



妹紅は桜に過去を話したいと重々しい空気のまま話した

そして、桜に伝えられた妹紅の不老不死という事

それを聞き桜は一瞬だけ目を見開き驚いていたが

直ぐに目を元に戻し悲しみの表情へと変わった

桜が「不老不死」と微かに呟くと妹紅が頷き再び話し出した



「えぇ、慧音から聞いたわ

桜が呪い持ちで10~15年しか生きられない事を

この事を言うのは酷かもしれない

桜も、もっと生きたいと願っている筈……

けど、桜にはどうしても聞いて欲しかった

それは私にも分からないけど

でも、聞いて欲しかった

桜に嫌われようとも話したかった」



「妹紅さん」



「……何?」



「私は嫌いになりませんよ」



「……」



妹紅は自分の心が良く分からない

けれども、桜に自分の事を聞いて欲しい

それだけは分かっていた

故に呪い持ちである桜に不老不死という事実をも話した

妹紅は例え桜に嫌われようとも話したかったらしい

その思いを告げた妹紅に桜は悲しい表情をしていたが

無理矢理に笑顔を作り首を横に振って「嫌いにならない」と告げた

それを聞いた妹紅は泣く寸前の表情をしていた

しかし、桜はそれでも話を続けた



「確かに私は生きたいです

ですが、それは人としての人生をです

妹紅さんが言いたい事は分かります

呪いで死んでしまう私を心配して下さったのですね?

有り難うございます……

人間、誰しもが死にたくはありません

不老不死というのは人々にとって素敵な言葉でしょう

けど、愛する人達が死に逝く中で自分だけが生き残ってしまう

私は少なからず、そういう考えがあります

ですので、私は不老不死にはなりたいとは思いません

妹紅さんを否定する訳ではありませんが

私自身は数十年生きれたら満足なんです

なので、今のままが一番という事ですよ

妹紅さんが気にする事ないですよ

私は今を大切にしているので充実していますから♪」



桜は自分の考えを話した

最後に桜は笑顔になっていた

桜は妹紅を「安心させたい」と思ったのだ

妹紅は桜の思いを黙って聞いていた

桜が話し終わると妹紅は泣いてしまった

それを桜は「あっ……」と呟いたが

だが、妹紅は涙を流してるのに関わらず笑顔だった

それは気持ちに踏ん切りが付いたという事だった

妹紅は徐に立ち上がり桜に近寄り抱き締めた

桜は恥ずかしがる様子を見せずに

静かに、そして、聖母の様に笑いながら

妹紅の背中を妹紅が泣き終わるまで優しく撫でていた

それから、妹紅は泣き終わり桜に苦笑しながら謝った



「あはは、ごめんね

私から話しておいて

みっともない所を見せちゃったね」



「そんな事ないですよ

それに妹紅さんの事を知れて嬉しかったですから」



「そっか……

ふふ、桜には敵わないな~」



「え?」



「ううん、何でもないよ

あ……気付いたら昼だね」



「本当ですね……

少し長話をしちゃいましたね

妹紅さん、お昼を食べていかれませんか?」



「え? 良いの?」



「はい、話してくれた御礼という訳ではないですけど

妹紅さんと一緒に食べたいので!」



「ふふ、有り難う

なら、お言葉に甘えて食べようかな」



「はい♪

何か食べたいものはありますか?」



「桜が作ったものなら

何でも良いわよ

慧音から美味しいって聞いてるしね」



「慧音さんが……

ふふ、それでは腕によりを掛けて作りますね」



「ふふ、有り難う

何か手伝うことがあれば言ってね?」



「はい、分かりました

今の所はありませんので

椅子に座って待っていて下さい」



「は~い」



妹紅が昼に逸早く気付き桜が呆然とした表情をしていた

直ぐに元の表情になり

妹紅に一緒に食べないかと誘い妹紅も食べると言った

桜は妹紅の為に腕によりを掛けて作る事にした

それから、桜は鼻歌を歌いながら作っていった

それを妹紅は微笑みながら見ていた

~数十分後~



「出来ました!」



「良い匂いね、これは……グラタン?」



「はい、手軽に作れて美味しいものと言えば

グラタンですから!」



「そうなんだ、余り料理しないから分からないわね

(グラタンって手軽に作れたっけ?)

なら、頂こうかしら」



「はい、どうぞ♪」



妹紅はグラタンを見て「あれ?手軽に作れた?」と疑問に思っていた

二人は「いただきます」をして食べ始めた



「はむ……うん、熱いけど美味しいわ

しかも、かなり美味しい」



「ふふ、それは良かったです」



「油っぽいかと思ったけど

そんなでもないし……

チーズもトロけててマッチングしてる

本当に美味しいわ」



「気に入ってもらえたようで何よりです♪

では、私も」



「えぇ、作った本人が食べないのは可笑しいわ

私に気にせず食べてね」



「はい!」



「うん、宜しい♪」



二人は楽しく話し合いながら昼食を食べていた

その雰囲気と光景を見ると

先程までの重々しい空気が嘘のようだった

妹紅も何か吹っ切れた感じで前より良い表情になっていた

それから、妹紅は夕方に別れを告げ帰って行った

その日の夜に妹紅は布団の中で何時もより安心して眠れたそうな

どうでしたか?


もこたんは桜との好感度がUPした!

選択肢が増えました!


桜を不老不死にする


桜と結婚する


桜にキスする


貴方は、どれを選ぶ・・・?


うん、まぁ・・ギャルゲー選択肢みたいなねw


次回は5万突破記念PVを書きます

えぇ、漸くです

この後に少ししたら書くので

投稿は夜になります


でわ、暫くお待ち下さい。。。

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