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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
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第2話 『霊夢と桜』

どうも、神夜晶です


今日は雨で警備が中止・・・


さぁ、終焉(小説)を始めようか。。。


あ、それとですね

東方自然癒というゲームをクリアしました

面白いし感動もしますので

皆さんも是非ともやってみて下さい!


でわ、どうぞ!

「私達“神呪”一族は

御先祖様が神様から、お怒りを買ってしまい

その呪いが代々に受け継がれて

今に至るんです」



「何で末裔にまで先祖の失態を

受け継がせるのかしらね……」



「私も聞いた時に思ったわ」



「これじゃ、桜が余りにも可哀想じゃない!

自分達の罪を末裔まで受け継がせるなんて……

神も神よね

どんだけ怒れば気が済むのかしら?」



「確かに可哀想ね

けど、どうしようもないのよ

私も呪いを見たけれど駄目ね」



「どうして、駄目なの?」



「呪いが魂にまで刻まれてるのよ

どうしようもないわ

一時期は貴方に解呪してもらおうと考えたけど

魂となると無理ね」



「そうね……

幾ら私でも魂に刻まれてたら

どうしようもないわ」



霊夢と紫が暗い雰囲気の中で

桜は「ふふ」と笑いながら礼を言った



「お二人共、有り難うございます」



「どうして礼を言うの?

私達は何も出来ないのよ!?」



霊夢は桜の礼に叫んだ

それを、またも笑いながら答えた



「確かに何も出来ませんでした

ですが、私の呪いを何とかしたいという

その気持ちだけで私は嬉しいんです」



「桜……

アンタって変わってるわね……」



「そうですね

普通の人と比べたら変わってるかもしれません

でも、私には、お二人のように思ってくれる人が居る

それだけで、私は笑って逝けます」



桜は何処か悲しい瞳で笑みを見せていた

それを見て、霊夢は……



「どうして、桜なのかしらね……

もっと、どうでもいい奴だったら

出会ったばかりの桜を失わずに済むのに……」



「本当に、聞いた通りに

お優しい方なのですね……」



「聞いたって紫に?」



霊夢は隣の紫を指差した

それに答えるかの様に頷いた



「はい、何時もはダラけて寝てばかりで

お茶ばかり飲んでる駄目巫女だって聞いてました」



「ちょ、ちょっと、桜!」



「ゆ~か~り~?

一遍、真面目に話し合う必要があるわね」



「あ、あはは……」



「でも」



「ん?」



「でも、何処か優しくて

異変を解決する時は真面目にするって

それはそれは、優しい声と表情で言ってましたよ!」



「……」



「桜、アンタって実はドSなの……?

そうなのよね? そうって言いなさい!

何で本人が居る目の前で言うのかしら!?」



「あー、はいはい

紫は黙ってなさい」



「ふふ♪」



「ん? 笑ってどうしたの?」



「いえ、こういうのも

良いかなって思ってました」



「……(桜は長い間、一人だった

私も魔理沙と出会う前までは紫が居たし

紫も最近になって会ったみたいだし

本当に何で、こんな小さい子を運命は苛めるのかしらね)」



「どうしたんですか?」



「ううん、何でもない

呪いを、もうちょっと詳しく教えてくれる?」



「はい、呪いは身体全体に移ると終わりなんです

それが大体、約10~15年とされてます」



「……今、何歳?」



「私ですか?

今年で5歳になりました!」



「5歳……私の10歳年下じゃない

5歳なのに割り切るなんて凄いわね」



「いえ、凄くないですよ

諦めてるだけです」



「でも、諦めたら

其処で終わりなのよ?」



「他に手が無いと

紫さんに言われて……

だから、諦めるしかないんです

それに、悔いのない様に生きなさいって

母にも言われたので

私は私で楽しく人生を謳歌しようと思ってます」



「ふ~ん……

その呪いってさ

もしかして、だけど

眼の下にある模様みたいなの?」



「はい、そうですよ

良く、お分かりになりましたね」



「普通は分かるでしょ

明らかに何かありますって感じだし」



「そうですよね……」



「例え……」



「「?」」



今まで黙っていた紫が

突然、喋り出した



「例え模様があったとしても

桜は桜よ

それだけは変わらないわ」



「そうね、桜は桜

それだけで十分よ」



「有り難うございます……

でも、私は……」



「ん? どうかしたの?」



「この模様もですが

私はアルビノもなんです

それに異常ですよね……

呪いだけなら、まだしも

アルビノもなんて……

母と父は普通の容姿でしたが

私は突然変異らしいです……

なので、余計に自分が

醜く思えてしまって……」



桜は笑いながら一粒の涙を零した

それを桜は「ごめんなさい」と言いながら、指で拭った

その光景を二人は黙って見ていた



「「……」」



「呪いが発動してからは良かったのですが

段々と身体が思うように動かなくなってしまって……

今も立って歩くのが、やっとなんですよ」



「そうなのね……

因みに聞くけど、走るのは?」



「駄目ですね……」



「そう……」



桜の話で段々と空気が重くなっていった

それに追い討ちを掛けるかの様に

桜は、ある話題を繰り出した



「母が死ぬ前は走ったり

外で遊んだりして友達も居たのですが

母が死んで呪いによる死という事実が噂になり……

手の平を返すかのように

私に誰も寄り付いて来なくなってしまって……

ですので、買い物とかは

慧音さんがしてくれるんです

今では家の外に殆ど出ません……」



桜は慧音の名を口にした

霊夢は誰?と思い質問をした



「慧音って誰?」



「人里の守護者よ」



「あぁ、成程ね」



「はい、人里の人達を見て

私を助けてくれたのが慧音さんでした

前は私も料理が出来なかったのですが

慧音さんに教わって出来るようになったんです」



「今じゃ、慧音より上手だけどね」



「いえ、とんでもないですよ

私が慧音さんより上手なんて……」



「なら、試してみる?」



「いえ、いいですよ」



「料理対決とか面白そうなのに……」



「面白そうで桜を困らせるな」



「冗談よ、冗談」



「全く……」



「ふふふ……」



二人の様子を桜は愛おしそうに見ていた

こんな日常も悪くないと思い始めていた

どうでしたか・・・?


これで、霊夢と対面は終わります

次は・・・言わなくても分かりますよね?


でわ、また次回に!

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