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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
38/181

第33話 『異変終結と桜』

おはようございました、神夜晶です


はい、今日も連投になります

妹紅は活躍しました~!


輝夜さんは後で妹紅から

ボコボコをプレゼントされます


では、どうぞ~

あれから女性は桜から離れ

桜の傍に付いていた

そんな桜は寝転がったまま女性と話していた



「あ、私の名前を言ってませんでしたね……」



「そう言えば、私もだね」



「私の名前は神呪桜と言います

こんな状態ですが、宜しくお願いします」



「えぇ、宜しくね

そんな状態になったのは

殆ど私の所為だから気にしなくて良いわよ

私の名前は藤原妹紅よ」



「そうですか、良かったです

妹紅さんですか……

素敵な、お名前ですね」



「えぇ、気に入っているわ

有り難うね

桜も良い名前だと思うわよ」



「ふふ、有り難うございます

この名前は母が付けてくれたので

とても気に入ってるのです♪」



「そうなのね

桜の、お母さんは……」



「はい……3年前に亡くなりました」



「そうだったのね……

辛かったでしょ……?」



妹紅と桜は会ったばかりなのだが

今まで出会った事があるような感じに話していた



「最初は泣いたり叫んだりでした

ですが、段々と落ち着いていき

今では一人に慣れちゃいました」



「お父さんは……?」



「父は……母が亡くなった時から行方不明で

今は、この家に私一人だけです」



「そう……」



「そう言えば、気になってたのですが

何故、私の家に来られたのですか……?」



「あぁ、その事ね

私は知り合いから里の警備を頼まれてね

空を飛びながら妖怪が居ないか探してたのよ

その時に偶然、桜の姿が見えて下りて来たって訳」



「そうだったのですか……

里の警備の時に、態々すみません……」



「良いのよ、これも警備の一種だし

それに……(桜とも出会えたから)」



「どうしました……?」



「い、いえ

何でもないわ

それより体調は、どんな感じ?

さっきから血を吐かなくなったけど」



「あ、そう言えば……そうですね

何故でしょう?

妹紅さんが来てから落ち着いて来ましたね

もしかしたら、妹紅さんには能力とは別の

何か特別なものを持ってたり……」



「あはは、まさか

でも、嘘だとは言えないわね

まぁ、呪いが関係してるかもね

あ、家に入って良いかしら?」



「はい、どうぞ」



「ごめんね、流石に……この縁側を

このまま放置って訳にはいかないでしょ?」



「確かに、そうですね……

私は、まだ動けないので

すみませんが、お願いします……」



「良いのよ、これも何かの縁だし

雑巾って何処にあるの?」



「雑巾でしたら

洗面台に纏めておいてありますので

見たら分かると思います」



「そう、分かったわ

桜は其処で休んでて頂戴」



「ふふ、有り難うございます」



「どう致しまして」



妹紅は縁側に靴を置き家の中に入った

そして、洗面台に入る

妹紅は思った、洗面台に入るまでに

床や壁が綺麗にされていると

桜が一人で毎日掃除しているのが分かった

「小さな身体なのに凄い……」と思っている妹紅だった

妹紅は洗面台で雑巾を一枚取り水で濡らし

桜の元へと向かった



「本当に、すみません……」



「だから、謝らなくて良いって

それに、これは私の自己満足の行動だから

桜は何も気にする必要はないわ

元を正せば知り合いの所為である

私が桜に謝る必要があるんだけど?」



「それは、そうなのですが……」



「だから、気にしなくて良いわ

さてと、雑巾で拭くから少し待っててね」



「はい、お願いします」



「お願いされたわ!」



「ふふ、妹紅さんは面白い方ですね」



「そう?

まぁ、知り合いには良く「面白い奴だ」って言われるかな」



「そうですか

面白い方は誰と話しても

楽しく話せますからね

その分、妹紅さんは凄い方ですよ♪」



「そ、そうかな?

そんな風に言われた事ないから

嬉しく思えて来たよ」



「こんな私で良ければ

何時でも話し相手になりますよ!」



「有り難うね」



「いえいえ、こちらこそ

妹紅さんに来て頂いたからこそ

呪いが治まったのですから

本当に感謝してます」



「そっか……」



「はい」



桜と妹紅の二人は数時間と話していった

妹紅による雑巾拭きも終えて一段落し

桜は妹紅に抱えられて中へと入った

その際に妹紅は心の中で「軽い……」と思っていた

桜は赤面をしていたが何とか恥ずかしさに耐えていた

そして、抱えられながら桜は部屋の中に入った時だった

ガチャ!

桜の部屋の中に霊夢が入って来た



「……」



「……」



「……」



「誰よ、アンタ……」



「貴方こそ誰?」



「え、えっと……

お二人共、落ち着いて下さい

妹紅さん、此方が博麗の巫女をしてらっしゃいます

博麗霊夢さんです

霊夢さん、此方は私が苦しんでいる時に来て下さった

藤原妹紅さんです

喧嘩は……止めて下さいね?」



「それを聞いたら喧嘩なんてしないわよ

桜が呪いで苦しんでる時に居られなかったのは歯痒かったけど

アンタが来てくれたそうね、有り難う」



「え、えぇ

(聞いていた話と大分違うわね

やっぱり、この子には人を集める何かがあるって訳ね)」



霊夢は最初、喧嘩腰だったが

桜により誤解は解け紹介された

呪いで苦しんでいる時に来たと聞いて

霊夢は険しい顔から笑顔になった

そして、妹紅に頭を下げ礼を言った

妹紅は内心、不思議に思っていた

自分が聞いた噂と霊夢は違うと

そして、桜には人を集める何かがあると……



「アンタも用事があると思うから

桜は引き受けるわ」



「あ、そうね

それじゃ、桜

また会いましょう」



「はい、妹紅さん

来て頂き有り難うございました!」



「ふふ、どう致しまして」



妹紅は霊夢に桜を渡して

縁側に歩いていった

その途中で桜は来てくれた礼を言った

それに対し妹紅は笑顔で返事をして何処かへと飛び去っていった



「桜、ごめんね……

私は早く異変を解決しようと

こっちには来なかったわ……

本当に、ごめん……」



「いえ、大丈夫ですよ

それに私は霊夢さんが来られなかった、お陰で

妹紅さんと出会えたのですから

ですので、来られなかったのを気にしないで下さい」



「本当に……桜は優し過ぎるのよ」



「こんな呪い持ちで優しい私は……

お嫌いですか?」



「そんな訳ないでしょ

大好きよ……」



「有り難うございます……」



霊夢は来れなかった事を悔やみ桜に謝罪した

しかし、桜は霊夢が来なかった、お陰で

妹紅と出会えたから気にするなと告げた

それを聞き霊夢は泣きそうな表情で笑いながら返事をした

桜は優し過ぎる自分が嫌い?と聞いた

それを霊夢は大好きと答えた

桜も満足そうに微笑んで礼を言った

そんな二人の光景は、まるで恋人のようだった

どうでしたか・・・?


気が付いたら30話超えてましたw


そして、昨日のアクセス数が2000突破!

本当に皆さん、有り難うございます(´;ω;`)


これからも頑張ります><


でわ、また次回に!


後で新作の短編を書こうかなと思ってます(ぇ)

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