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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
36/181

第31話 『永夜と桜』

どうも、神夜晶です


今回は永夜異変に入ります

ネタは余りありませんが・・・w


何とか書きたいと思います


でわ、どうぞ~

桜が寝て約7時間が過ぎた

早朝の6時だ

慧音の弁当を作る為に早起きしたのだ

何時もなら7時に起きるのだが

1時間早く起きて1回目の弁当は気合を入れようという事らしい

そして、桜は起きて洗面台に向かったのだが

此処で、ある異変に気が付いた

それは……



「今日は結構暗いですね

昨日は7時に起きた時は

明るかった筈ですが……」



そう、暗いのだ

朝6時という事もあるが

今は夏の終わりもあり

もう明るい筈なのだ

取り敢えず桜は洗面台で顔を洗い

外の様子を見る為に縁側に出た

其処で見たものとは……



「嘘です……よね?

まだ日が明けていないなんて……

もしかして……異変でしょうか?

もし、そうでしたら

また私は……」



桜は異変と知り悲しそうな表情をした

満月を眺めるのを止めて台所へと歩いていった

気持ちを切り替える為に朝御飯と慧音の弁当を作り始めた

桜は慧音の弁当を健康的かつ量があるのにしようと考えていた



「野菜も沢山入れて

そして、手作りのハンバーグを入れてと

トマトとポテトサラダを入れて……

最後に海苔を、お米に混ぜ混ぜして完成です!」



桜は約30分くらいで弁当を作ってしまった

時刻は、まだ6時45分だ

まだ慧音が来るには時間があった

弁当を作り終えたので桜は朝食を作りに掛かった



「どんな朝食にしましょう……

この前は萃香さんの所で

トーストが出来なかったですし

今日はトーストにしましょう!」



桜は朝食が決まり、早速作りだした

そして、作ってる最中に慧音が来た



「おはよう、桜」



「おはようございます、慧音さん!」



「桜、大事な話があるんだが

大丈夫か?」



「あ、はい

大丈夫ですけど

もう少しだけ待っていて下さい

トーストを作り終えるので」



「あぁ、分かった」



慧音は真面目な表情で桜に話し掛けた

それを桜も真面目な対応で話した

そして、作り終えて

二人はテーブルに座った



「それで、どうかされたのですか?

予想は付きますが……」



「あぁ、思ってる通りさ

昨日の晩から時間が進んでない

というよりも、夜が続いていると言った方が正しいな

つまりは異変だ」



「夜が続いている……ですか?

そうですか、矢張り異変でしたか……」



「そうだ、夜が続いているからこそ

外は危険だ

夜行性の妖怪が人里にまで来る可能性がある

普段、外に出て心配はないと思うが

念の為に注意しに来たんだ

もう人里全域には家から出るなと告げてある

だから、間違っても外から出るなよ?

辛いだろうが、頑張ってくれ……」



「分かりました

これから慧音さんは、どうされるのですか?」



「私は、ひたすら人里の警備さ

この異変が終わるまでの間な」



「そうですか

では……この、お弁当が

お役に立てますね!」



「桜……

ふふ、そうだな

有り難く食べるとするよ

では、くれぐれも戸締まりには気を付けるんだぞ」



「はい!」



「うむ、宜しい」



「♪」



慧音は桜に異変だと告げた

夜が続いているので夜行性の妖怪が出ると注意し

慧音は外に出るなと告げ警備に行くと言った

其処で桜は用意していた弁当を渡した

弁当を見て慧音は硬い表情から笑みになり桜の頭を撫でた

そして、慧音は外に出ていった



「矢張り、これは異変……」



桜は、そう呟きながら朝食を食べ始めた

数十分後に食べ終わり食器を片付け

桜は縁側に居た

縁側で座りながら満月を見ていた



「満月が綺麗ですね……

この満月が異変なのでしょうか?

分からないですね……っ!?

ぁぁぁっぁあっぁぁぁっぁああああ……」



ドクン!

心臓が脈打つように桜の身体に響いた

それと同時に桜は心臓を押えて苦しみ出した



「うぅぅぅ……ぁああっあぁぁぁっ……

ごほっ!ごほっ!

はぁ……はぁ……けほっ!けほっ」



桜は暫くすると心臓の痛みではなく

血を吐き出した

何時もの様に、直ぐに気絶をするかと思った桜だが

今回に限り、まだ気絶をしていなかった



「はぁ……はぁ……はぁ……

霊夢……さん……ごほっ!ごほっ!」



桜は息を整えたが

直ぐに血を吐いてしまう

それを何度も何度も繰り返された

桜は苦しい状況の中で何故か頭に、ある人物の顔が浮かんだ

そう、霊夢の顔が頭に浮かんだのだ

走馬灯ではなく、霊夢の顔が浮かび

涙を流し血を吐きながらも

再び霊夢と会えると信じ

今日、死なないように

大切な者を思いながら苦痛を耐えていた

暫くすると血を吐くのが止まったが

それでも桜は縁側に寝転がったままだった



「はぁ……はぁ……

うぅぅっぅう……

お母様からの呪いですが……

後悔していない筈なのですが……

それでも……私は……」



桜は腕を目に当てて前を見えなくし

誰にも聞こえないように

小さな、とても小さな声で泣いていた

どうでしたか・・・?


すみません

今回は重くなりましたね。。。



次回も重くなるかも・・・?


でわ、また次回に(´;ω;`)

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