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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
29/181

第26話 『鬼と桜』

どうも、神夜晶です


今週は休みが無いので

今日、書いとこうかなと思いまして・・・


でわ、どうぞ!

あれから桜は宴会を楽しんだ

今まで出会った者達が揃っていたので

桜は終始、笑顔が絶えなかった

そして、宴会が終わり

桜は眠いのか頭がコックンコックンと上下に動いていた

それを見たレミリアは美鈴に送る様に命令した



「美鈴、桜を家まで送ってくれる?

そろそろ桜も眠いみたいだしね」



「分かりました!」



「桜、また会いましょ」



「は……い……」



桜はレミリアの言葉に眠そうな顔をしながらも

笑みを見せて返事をした

それを見た者達は順番に桜の頭を撫でていった

そして、撫で終わり美鈴は抱き抱えて家まで送った



「はい、桜さん

家に着きましたよ」



「有り難う……ございます……」



「いえいえ、御安い御用ですよ!

では、お休みなさい」



「はい……お休みなさい……」



カチャ!パタン!

美鈴は扉を優しく開け締めをして出ていった

桜は睡魔が限界に近付いたのか布団に入り

直ぐに眠ってしまった

~次の日~



「う~ん……

良く寝れました!

美鈴さんには

宴会が、ある度に毎回毎回送ってもらって

本当に申し訳ないです……

今度、何か御礼をしましょう!

さぁ、今日も一日楽しく過ごしましょう♪」



桜は布団から起き上がり伸びをした

美鈴に送ってもらってる事を呟きながら

今日の朝御飯は何にしようか考えていた

桜は今日も今日とて楽しく過ごそうと張り切っていた

それから桜は朝食を取り

ゆっくりとした時間を過ごしていた

そんな時だった……

コン!コン!



「は~い

何方でしょうか?

声が無いので誰か分からないのですが……

取り敢えず、出てみましょう」



桜は珍しく椅子に座り本を読んでいた

そんな時に誰か分からないが来客が現れた

桜は誰か分からない事に疑問を抱きながら玄関の扉を開けた

玄関を開けると、其処に居たのは……



「やっ、初めまして」



「……」



「うん? どうかしたのかい?」



「え、えっと……鬼さん?」



「さん付け……アンタみたいなのは初めて見たよ

私達、鬼にさんを付けるなんてね

これは噂通りの人間かな?」



「と、取り敢えず……

目立ってますし、中へどうぞ」



「お、すまないね

あがらせてもらうよ~」



「はい、どうぞ!」



桜が扉を開け見たのは

小さい少女の姿ながらも妖怪と分かる鬼だった

頭部の左右に大きい角が生えていたのだ

鬼が居る事で人里の者がチラチラと桜と鬼の少女を見ていた

これでは、人里で何かと噂されるので

取り敢えず、桜は鬼を家に上がらせた



「ふ~ん……

中は、こういう風になってるんだね」



「えっと……

何故、私の家に訪れたのですか?」



「あぁ、そうだったね

あ、自己紹介がまだだったね

私は伊吹萃香だよ、宜しくね

昨日、宴会があったよね?」



「はい、何故か突然ですけど

博麗神社で宴会がありましたね……

はい、宜しくお願いします

私の名前は神呪桜と言います!」



「その宴会が起きる前に変な気持ちにならなかったかい?

例えば宴会がしたいとか、そういう気持ちに」



「う~ん……」



どうやら鬼の少女……“伊吹萃香”は桜に用事があって来たらしい

そして、昨日の宴会について話し出した

桜は萃香の質問に首を傾げながら考えた



「ならなかったんだね?」



「そうですね……

気付いたら夕方でしたし

夜御飯の準備をしようと思っていた所ですし

何も思わなかったですね……

ですが、何故それを?」



「うん、まぁ……

それを言う前に、もう一つ

この宴会が起きた事

不思議に思わないかい?」



「確かに不思議ですね

何時もなら異変解決の後なのですが……

もしかして……」



「そう、異変だよ」



「何故、萃香さんは異変と分かるのですか?

霊夢さんでさえ分かって居ないというのに……

まさか、萃香さんは……」



「うん、私が異変の主だね」



萃香は自分が異変の主と言った

それを聞き桜は吃驚していた

桜は、何故自分に教えるのか萃香に聞いた



「っ!? ……どうして私に伝えに来たのですか?」



「それを言う前に……

私は鬼だから寿命は長いんだ

だから長く生きて来たし

色々な者と出会ったり戦ったりした

でも……私は生まれた時から孤独だった」



「……」



「そして、今の母親に拾われ

孤独から解放された

そして、この前から……

桜、お前を見ていた」



「私をですか?」



「そう、お前を

過去に何かあったか分からないけど

私が見る限りは人里以外の者で

出会った者達、全てに愛されている」



「そんな愛されてるだなんて……」



「いや、これは紛れもない事実だ

桜から親切をし仲良くなったのも居るだろうけど

基本的に好かれている」



「そう……だったのですか」



「あぁ、そうだよ

何が言いたいかと言うとね?

興味がありながらも羨ましいかな?」



「羨ましいですか?」



「うん、私は偶にだけど

孤独を感じる時がある

だから、愛されている……お前が羨ましくも興味がある

教えてくれないか?

何故、愛されるのか

何故、好かれるのかを……」



「別に私は何かをしたという訳ではないのですが……」



「これと言ってないと?」



「はい、ないですね」



「ふ~ん……」



萃香は色々な思いを語り

何故、桜は愛されるのかを聞いた

しかし、桜は自分自身も分からなかった

何故に全ての者から愛されるのかが

桜は先程から気になっている事を口に出した



「えっと……

少し、お願いがあるのですけど

良いでしょうか?」



「ん? 何だい?」



「えっとですね?

私と握手して下さい!」



「……は?」



桜は行き成り握手してと萃香に言った

それを聞き萃香は意味が分からなかった



「空想上の鬼さんが目の前に居るのですよ?

格好いいじゃないですか!

握手してもらっても良いですか……?」



「あ、あぁ……良いけど……

(なんだ? なんなんだ?

何故、怖がらずに優しく接する?

鬼は人間にとって恐怖の対象なのに……)」



桜は萃香に握手をしてもらい幸せそうな顔をしていた

しかし、萃香は分からなかった

何故、桜は恐怖せずに優しく接するのか

その意味が萃香には考えても理解出来なかった



「あ、あの……

角も触ってみても良いでしょうか?」



「あぁ、良いよ……」



「有り難うございます!」



「(不思議な気分だ……

桜と居ると心が安らぐ……

何故なんだ?)」



桜は更なる、お願いをして角を触っていた

萃香も更なる思考の海に身を沈めていた

その間も桜はニコニコしながら角に触れていた



「ふふ、角も本物で格好いいですね!」



「そ、そうかい……

………………なぁ」



「はい?」



「何故、怖がらないんだ?」



「何を怖がるのですか?」



「何故、私を怖がらないかって聞いたんだ」



「どうして怖がる必要があるのですか?」



「普通の人間は鬼を見ると叫びながら逃げるんだぞ?

今は違うけど

私は人間も食べて来た

それなのに、何故、怖くない!?

何故、怯えない!?」



「確かに普通の方でしたら

叫ぶなり逃げるなりするでしょうね

人間を食べられた……ですか……

ですが、今は違うのですよね?

では、大丈夫じゃないですか♪」



「なら、何故だい?

それは……」



「それは……私が普通じゃないからです」



「桜は自分自身が普通じゃないと?」



「はい、私は死が襲う呪いを持ち

この身体、アルビノという特殊体質

この二つでも、十分に異常です

ですから、普通ではないんです」



「死の呪いだって……?

嘘じゃないだろうね?

鬼は嘘が大嫌いなのさ」



「嘘じゃないですよ

この頬の模様が証拠です

この模様が足の先まで到達したら

私は死にます

その証拠に私は母を亡くしました

父は私の小さい頃から行方不明です」



「そう……か……

もう1度、聞くが

私が怖くないの?」



「怖くないですよ

言いましたよね? 格好いいと

ですので、怖がったりしませんよ

私は平気です!」



「変わってるな……」



「はい、私は変わってますよ」



「あぁ、相当な変わり者だよ」



「ふふ、変わり者ですね」



「…………ふふふふふ」



「……? どうしました?」



萃香と桜は互いの思いを言葉に乗せ、ぶつけ合った

その結果が萃香にとって大きく変わっていった

萃香は来た時よりも瞳に光が宿っていた

何故か突然、萃香は笑い出した



「いや、可笑しくてね

今まで私達を見ると化物とか呼んだり

逃げる者達ばかり

でも、桜だけは違った……」



「……」



「だからさ……」



「はい」



「ちょっと私に連れ去られてくれない?」



「え……?」



萃香は核爆弾を投下した

行き成り連れ去られろと、お願いして来た

その言葉を言うと共に桜に手刀を落とし気絶させた

桜を抱き抱え笑いながら何処かへと消えていった

1時間で書いたので

表現が雑だったりします

また明日に見ながらも修正しときます(´・ω・`)


前回の後書き・・・桜が誘拐でした!


答えが当たった人には桜をプレゼント(笑)


でわ、また次回に><

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